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2013年12月の3件の記事

2013年12月29日 (日)

ソチオリンピック 代表選出 おめでとう 山中大地選手

約5年前に紹介した山中大地選手が、2014年のロシア、ソチで開催される冬季オリンピックのスピードスケート男子1000メートルの代表に選出された。

2009年1月31日 (土) スピードスケート 長野高専3年 山中大地選手

本日12/29 のレース結果 日本スケート連盟のホームページより
ソチオリンピックスピードスケート日本代表選手選考会
2013年12月27日~2013年12月29日
長野市オリンピック記念アリーナ
男子1000m結果

順位選手名所属名レーンタイム備考1備考2
1 山 中 大 地 (株)電算 IN 01:10.94  

SBC杯 第20回全日本スピードスケート距離別選手権大会 兼ワールドカップ/ユニバーシアード/ジュニアワールドカップ派遣選手選考競技会 2013年10月25日~2013年10月27日長野市オリンピック記念アリーナ(エムウェーブ) で行われた大会で、1000mで初の日本一となり、期待が高まっていたが、その後ワールドカップでの報道は、男女の500mが主で、一般紙には目立った報道がなかったので、気をもんでいた。

http://sankei.jp.msn.com/sports/news/131229/oth13122919130011-n1.htm

山中「うれしいのひと言」 男子1000メートル制し喜び爆発

2013.12.29 19:08
男子1000メートルで優勝した山中大地=29日、長野市エムウエーブ(大里直也撮影)

男子1000メートルで優勝した山中大地=29日、長野市エムウエーブ(大里直也撮影)

 男子1000メートルを制した山中は「うれしいのひと言です」と破顔一笑した。ただ1人、1分10秒台となる1分10秒94のタイムを出し、ゴール直後に記録を確認すると大きく右拳を握りしめた。

 女子の第一人者、小平とも練習に取り組んできた23歳。10月の全日本距離別選手権でも男子1000メートルで優勝したが、その後のW杯では結果を残せないでいただけに「日本で勝てるだけの選手ではなく、世界で戦えるようにしたい」とレベルアップを誓った。

http://sankei.jp.msn.com/sports/news/131229/oth13122919430014-n1.htm

加藤、長島ら五輪代表17人決定 田畑は5度目

2013.12.29 19:34
女子1000メートルの表彰式で手を振る1位の小平奈緒(中央)、2位の住吉都(右)、3位の辻麻希=29日、長野市エムウエーブ

女子1000メートルの表彰式で手を振る1位の小平奈緒(中央)、2位の住吉都(右)、3位の辻麻希=29日、長野市エムウエーブ

 日本スケート連盟は29日、スピードスケートのソチ冬季五輪代表として男子は500メートルで金メダルを期待される加藤条治、長島圭一郎(ともに 日本電産サンキョー)ら7人、女子は小平奈緒(相沢病院)ら10人を発表した。5度目の出場となる39歳の田畑真紀(ダイチ)は女子1500メートルと団 体追い抜きで選ばれた。

 代表は次の通り。

 【男子】500メートル 加藤、長島、及川佑(大和ハウス)上條有司(日本電産サンキョー)▽1000メートル 山中大地(電算)近藤太郎(専大)▽1500メートル 近藤▽5000メートル ウィリアムソン師円(山形中央高)

  【女子】500メートル 小平、辻麻希(開西病院)住吉都(ローソン)▽1000メートル 小平、住吉、辻▽1500メートル 田畑、菊池彩花、押切美沙 紀(ともに富士急)高木菜那(日本電産サンキョー)▽3000メートル 藤村祥子(宝来中央歯科)穂積雅子(ダイチ)石沢志穂(トランシス)▽5000 メートル 藤村、穂積、石沢▽団体追い抜き 田畑、菊池、押切、高木

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2013年12月28日 (土)

ゲヴァントハウス四重奏団のベートーヴェン弦楽四重奏曲全集

2013年も押し詰まってきた。今晩は、もう12月28日。今日を入れてあと4日が過ぎると、2014年だ。

さて、ズスケ四重奏団(ベルリン四重奏団)のベートーヴェンの第14番は、学生時代に上手くエアチェックできて、それ以来一種の心の友のような音楽になっていた。音楽之友社版のミニチュアスコアを買い求め、7楽章もあるこの曲をずいぶん聴いたものだ。そのほか、ベートーヴェンの四重奏曲では、スメタナ四重奏団の第7番(ラズモフスキー第1番)も何度も聴いた。

あるきっかけで、後期四重奏曲のことを思い出し、ズスケ四重奏団の録音が入手できるか、HMVのサイトを覗いてみた。入手は可能だったが、取り寄せになるとのことだった。HMVのユーザーレビューでは、このズスケ四重奏団の全集は非常に評価が高いようだった。さて、どうしようと迷っている内に、オススメCDとして、ゲヴァントハウス四重奏団のセットが目に留まった。

こちらは、比較的新しい録音らしく、1990年代と2000年代のもので、こちらのユーザーレビューもズスケ四重奏団に勝るとも劣らぬ絶賛が多い。価格も、10枚組(10枚目は過去のゲヴァントハウス四重奏団の録音とそれに関するメンバーのコメント。11枚目はCD-ROMの解説書)で、割引適用だと、過去のLPのレギュラー盤一枚の廉さ。配送料も無料だという。

12/21にポチっと発注したところ、12/28に到着した。

早速、HDDに取り込んで聴き始めたが、過去のどの録音よりも、スーッと耳に浸み込むような感触を持った演奏、音色、録音のように思える。

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追記:2013/1/6(月) 仕事初め。年末にリッピングした際にCD7枚目の第11トラック(最終トラック。昔から愛好している第14番の終楽章のAllegro)の最後の30秒ほど(CDの最外周部)が、iTunesのリッピング時でエラーが出てしまい取り込めなかった。エラー補正リッピングなどいろいろ試したが、ダメだ。折角の好演奏、好録音なのに、ほんの少しの瑕瑾でとても落ち込んだ。CDを丁寧に磨いて、単なる再生にしてもその部分になると満足な再生もできなかった。

それが、今日ふと思いついて、CDプレーヤーで再生して聴いてみたところ、ほとんどエラーらしい音飛びは聴かれなかった。数度試してみたが、大丈夫のようだ。それならばと、もう一台の新しい方のPCでiTunesで再生してみた。これは同じ個所で別のPC同様CDドライブがガシャガシャと不規則に動き、ダメ。

ネットで解決策を探してみている内に、このPCのバンドルソフトであるNEROというソフトにリッピング機能があるのを思い出した。ハードとのチューニングが巧くいっているのか、あっけないほど簡単に問題トラックがリッピングでき、再生してみたところ全く支障が無いではないか!

これで全曲支障なく楽しめるようになった。

(ところで、CDプレーヤーで聴いた方が音の鮮度はずっと高いのだが、楽器の定位の点では、mp3の方がいいようだ。この辺りが再生の不可思議さだ。)

◆Naxos Music Library の試聴サイト

http://ml.naxos.jp/album/NCA60139-320

HMV の購入ページ

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特筆すべきは、難曲「大フーガ」の聴きやすさだろう。アルバン・ベルク四重奏団よりもなぜ聴きやすいのか?各パートが明瞭であり、大変独立性を持っていること。ヴァイオリン、ヴィオラ、 チェロそれぞれの楽器の音色の違いが明確であること。フルトヴェングラーやクレンペラーの指揮による弦楽オーケストラの演奏が四重奏団のものよりも「聴き やすい」のも、この辺りに秘密があるのかも知れない。

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2013年12月 4日 (水)

遺伝にとって画期的な研究のように感じた

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/medical_issues/?1386144944

恐怖の記憶、精子で子孫に「継承」 米研究チーム発表

朝日新聞デジタル 12月4日(水)14時51分配信    

 【吉田晋】身の危険を感じると、その「記憶」は精子を介して子孫に伝えられる――。マウスを使った実験で、個体の経験が遺伝的に後の世代に引き継がれる現象が明らかになった。米国の研究チームが科学誌ネイチャー・ニューロサイエンス電子版に発表した。

 実験は、オスのマウスの脚に電気ショックを与えながらサクラの花に似た匂いをかがせ、この匂いを恐れるように訓練。その後、メスとつがいにして、生まれてきた子どもに様々な匂いをかがせた。

 すると、父親が恐怖を感じたサクラの匂いのときだけ、強くおびえるしぐさをみせた。孫の世代でも、同様の反応が得られた。

 父マウスと子孫の精子のDNAを調べると、嗅覚(きゅうかく)を制御する遺伝子に変化の跡があり、脳の嗅覚神経細胞の集まりが大きく発達していた。これ らの変化が親の「教育」によるものでないことを確かめるため、父マウスから精子を採り、人工授精で子を育ててその脳を調べると、同様の変化が見られた。

 生物の遺伝情報はDNAに刻まれて親から子へ引き継がれるが、生活習慣やストレスなど、後天的な要因で遺伝子のスイッチの入り方が変わることが知られている。研究チームは「今回の成果は、ある種の精神神経疾患の解明につながる可能性がある」としている。

朝日新聞社 最終更新:12月4日(水)14時51分

これが事実ならば、ニホンザルをはじめとする類人猿が、ヘビを先天的に怖がるという本能的な反応も説明できるように思える。

人間でも、臆病な性質を持つ男性の子どもは、やはり臆病な性質を受け継いでいるように思うのだが、これは自らを省みても思いいたるので、やはり後天的な獲得形質の遺伝というものも、これまでの通説とは異なり、遺伝するように考えられるようになる。

それでこそ、江戸時代の日本人の頭骨と、現代日本人の頭骨が、数世代しか離れていなくても大きく異なるというような「事実」が生じるのではなかろうか?

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