ジブリ映画『思い出のマーニー』鑑賞
8月2日(土曜日)の午後、最寄りのショッピングセンター内のシネマコンプレックスに見に行ってきた。(少々ネタバレ気味なので、未見の方は飛ばしてください。
原作を完全に映像化しているわけでは無かったが、原作を一応読んだ者にとっても楽しめる映像と脚本だったように感じた。
原作の舞台は、1960年代のイギリスの東海岸だが、映画はそれを現代日本の北海道に変更、登場人物たちも日本人で、どのようにその設定を回収するのかと初めの内は懸念があったが、原作の肝の部分は外さずに、落ち着いて楽しめた。傑作とまでは言えないかも知れないが、佳品ではあった。児童文学に関心のある人には是非見て欲しいものだと思う。
(以下多少ネタバレ)
敢えて難点を言うならば、原作では納得できたのだが、現代日本が舞台であるのとは違和感があり過ぎるマーニーの設定だろうか? もし現代で生きているとすると70歳ほどの老婦人が中学生頃だとするとマーニーの時代は1960年代だろう。さらに、養子の養育手当という制度が現代日本にあるのかどうか?(*) さらに、アンナと屋敷を購入した家族との関係が、原作では次第に密になっていく設定なのだが、映画では唐突に始まってしまうこと。
観客の吸収力はあまりよくないようで、150人ほど収容のシネコンのスクリーンの入りは、我が家を含めても30人ほどだった。「アナ雪」の方は、同じシネコンでも吹き替え版がいまだに上映が続いているくらいなので、少々寂しさを感じた。
追記:(*)
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