デジタルオーディオプレーヤーHMP-X904 (日立リビングサプライ)
携帯電話のオーディオプレーヤー機能は別として、我が家としては初のデジタル音楽プレーヤーが長男が最近まで所属していた会からの記念品としてプレゼントされて入り込んできた。
このような携帯デジタル音楽プレーヤーとしては、アップルのアイポッドがあまりにもポピュラーで、その他ソニーも対抗機種を発売している程度の認識しかなかったが、日立でもこの系列の製品を作っているのを初めて知った。
公式サイト によれば、X934という機種が現役で、このX904は既に生産終了品とのことだ。
価格.com情報 によれば、非常に廉価なデジタルプレーヤーの仲間らしい。
包装箱をためつすがめつしてみたが、生産国の表示がないようだが、さすがの日立グループで、内部の梱包や説明書などは整然としている。(ネットで検索すると、生産国はどうやら中国のようだ。)
さて、肝心要の音質や操作性だが、オープン価格の廉価品ということもあるのだろうが、付属の(ステレオ)イヤホンで聴く限りは非常にチープで貧相な音しかしない。弦楽器の音は特別なイコライジングをかけたような金属的な音がするほどだ。イヤホン自体外観は丁寧に製造されているのだが、廉価なプレーヤーの付属品なので恐らく非常に廉いものなのだろう。
これを廉価とは言え音質的には悪くないソニーのMDR-E10LP に交換して聴いてみると、弦楽器の音の変質は無くなり、フルオーケストラでもそれなりに聴ける音質になった。
マニュアルによるとWindows Media Player (WMP)との同期が第一推奨だが、iTunesで取り込んだmp3をフォルダごとUSB接続したプレーヤーにコピーアンドペーストしてやることもできる。WMPは使っていないので、後者の方法で、長男のリクエストでチャイコフスキーの交響曲、協奏曲、管弦楽曲、室内楽曲、ピアノ独奏曲などを聴けるようにした。
価格.comのレビューやクチコミなどで指摘されているバックグラウンドノイズ(ジーという音)は気にならない。
比較的録音の新しいアシュケナージの「四季」に収録の「瞑想」Op.72-5のフォルテでも音割れはなく微妙な残響やペダルでのピアノの響きも聞き取れる。結構相性がいいかも知れない。
レヴァインとヴィーンフィルによる三大バレエでも、弦のトレモロの粒立ちもしっかりしているし、フォルテッシモでも混濁は少ないようだ。
私がPCでiTunesで聴く音よりは良いようだ^^; (こう書くとどんな貧相な音質で聴いているのかとからかわれそうだが、ソリッドステートプレーヤーはファンの風切り音やディスクの回転音が無く、DC電源であることも結構アドバンテージがあるようだ)
操作性的には、iTunes用の曲名、演奏者情報がID3タグに書き込まれているのだが、英語表記で詳細に入力しているので、小さいディスプレーでは読み取りにくいのが玉に瑕だ。それでも情報はこんなふうにきちんと表示してくれる。
Tchaikovsky: Symphony No.5 in E minor, Op.64 - 1. Andante - Allegro con anima
4GBものフラッシュメモリー搭載なので、192kbpsのビットレートで、約720曲(3分/曲として36時間)もの曲の取り込みが可能だが、少々小ディスプレーのため曲の検索がまだるっこしいのも気になるところだ。しかし、PCのフォルダの階層構造と考えて慣れればそう分かりにくくも無い。
この程度の廉価プレーヤーでも、結構聴けると分かったのは収穫だった。長男は結構楽しんでくれることだろう。
ただ、思えば 2005年2月24日 (木) バルトークとiPodとSACD のとんがっていたスタンスからは遠くへ来てしまったものだ。













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