カテゴリー「文学」の91件の記事

2015年9月25日 (金)

ジョージ・R・R・マーティン「氷と炎の歌」シリーズ

昨年末、家にあったジョージ・レイモンド・リチャード・マーティン著、岡部宏之訳の「七王国の玉座」のハードカバー上下を手にとってみた。妻が入手したものだが、表紙イラストはヤングアダルト的で少々おどろおどろしい派手なもので、まずはあまり食指が動かなかった。さらに一頁が上下二段に分割してあり、相当小さいポイントの活字がビッシリ埋まっており、遠視(老眼)にはとても読みにくいこともあった。

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或る日手にとってみて読み始めたが、イントロダクションも、掴みがパッとしない始まりだった。ジェイムズ・P・ホーガンの「星を継ぐもの」ほどちんぷんかんぷんではなかったが。ただ、その後しばらく読み続けようという気にはならなかった。

その後、この大河小説を読むようになったのだが、本格的に読み始める前に、一昨年のBSで米国テレビドラマの「ゲーム・オブ・スローンズ」の無料放送の第1、2話を見る機会があった。その頃はまったく知らないストーリーだったのだが、妻は以前からこのシリーズを読み進めていたので、録画を頼まれた。それを或る日何の気なしに見たところ、ヴァイオレンス&セックスが満載で、そうとうエグイ外国ファンタジーだが、多彩さな群像劇でもあり、その続きを見てみたいと思わせるものではあった。その意味では映像から入門したようなものだ。

それから家にあった上記のハードカバーを改めて読み始めたのだが、再読を開始した時には、この本が上記ドラマの原作だとは知らなかった。読み進めるにつれて、その関係に気づき、妻に尋ねたところ、まさにその通りだという。

未だ、シリーズが完成されていないが、現在日本語訳は米国で出版されたものは全部訳されて出版されており、第3部からは初めてデジタルブックを購入して、半年以上かけて、日本語訳を読み通した。

  1. A Game of Thrones 『七王国の玉座』
  2. A Clash of Kings 『王狼たちの戦旗』
  3. A Storm of Swords 『剣嵐の大地』
  4. A Feast for Crows 『乱鴉の饗宴』
  5. A Dance with Dragons 『竜との舞踏』
  6. The Winds of Winter 『冬の狂風』(未完)
  7. A Dream of Spring (未完)

欧州と中近東、アフリカ北部を舞台にした中世的な混沌の世界とは、ドラマ「大聖堂」でも描かれたが、洋の東西を問わずこのようなものだったのではないかと思わせる、残酷苛烈な描写も多く、また(ネタバレではあるが)勧善懲悪や復讐劇は完全に捨て去れれているため、感情移入できるような人物が、ストーリー(出来事、歴史)の進展により、あっさりと舞台を去ることも多い。逆に、反感を覚えるような登場人物が長々と居残り続けることもあるし、次第に人物観が読み進めるにしたがって変わってくるようなこともある。

イギリスらしき島が主要舞台ではあるが、設定上はグレートブリテンよりもよほど大きく、規模は西ヨーロッパほどの南北の規模を持つ巨大な島が七王国の舞台で、その西にそれより大きい大陸が広がっている(らしい)世界である。南にはアフリカ大陸的な大陸は想定されていない。

ドラゴンが存在した世界であり、また季節の廻りは現実の地球世界とは異なり、さらに北方からは人類以外と思われる何者かによる脅威が迫る。超自然的な現象は描かれるが、「ロード・オブ・ザ・リングズ」とは異なり、魔術の存在は相当不確かだが、何らかの超自然力による殺人や死者の復活などが描かれるし、巨人も存在する。

他の名作と呼ばれるファンタジーが持っていたいわゆる道徳的、倫理的な枠組みは敢えて捨て去られており、その意味で非常に「現実的」で、リアリスティックなファンタジーとなっている。弱者は滅び、強者が生き残る、まさに弱肉強食の世界が繰り広げられる。

その意味で、最初見たり読んだりしたときは、より強い刺激を求める現代社会がこのようなファンタジーを要請し生み出したのかとも思ったものだが、よりリアルな古代社会、中世社会を描こうとすると、ある程度はこのような混沌と非倫理的、猥雑なものであり、その意味で人間の強さ、弱さが非情に描かれているのかも知れないと思う。

作者は、特別な話法を用いて、膨大な登場人物と広大な世界のストーリーを紡いでいく。この話法に慣れないうちは違和感があるが、慣れてしまうと、神の視点ではないこの話法は、とても合理的で素晴らしいと思うようになってきた。

趣味に合わない向きも多いとは思うが、興味があればWIKIPEDIAなどで調べてみてはいかがだろうか?

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2014年8月11日 (月)

天の梯(そらのかけはし) みをつくし料理帖⑩

8月9日(土)発売予定ということを知っていたが、台風の影響もあり書店には行けず、ようやく今日の昼休みに購入できた。

前巻で、この巻が最終回だということは予告されていたため、これまでの様々な出来事がどのように収拾が付けられるのか気になっていた。

帰宅後読み始めて一息に読んでしまった。10巻通して、心温まるよい時代小説だった。

P.S.

発売直後なので、詳しい感想は別の機会に。

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2014年7月18日 (金)

明日公開のジブリ映画「思い出のマーニー」の原作(新訳版)

「思い出のマーニー」  高見浩の新訳(新潮文庫書き下ろし)2014年初版を書店で見かけ購入。読了した。新潮は映画公開をターゲットに刊行したようだ。角川でも別の人の訳で出ているらしい。

ジブリ映画のマーニーでは、岩波少年文庫版をベースにしたらしい。

「アリエッティ」もそうだったが、多くの児童文学(ファンタジー)の「名作」を網羅的に調査しているのが分かる。「ゲド戦記」は、若いころから自分も知っているほどで、それなりにメジャーだったが、「ハウル」は、日本の大手では訳が出ていなかったと思う(後で調べたら 1997年頃、ジブリと関係のある出版社の徳間書店から初訳が出たのだという。その3部作は、長男が好んでおり、その中では、「チャーメインと魔法の家」 原題:House of Many Ways 2008はとても面白かった。)

「マーニー」を読み進めると、以前読んだ英国児童文学の「トムは真夜中の庭で」に、似たところのある設定だな、との考えが浮かんできた。(本文を読み終えた後に、高見浩のあとがきを読んだら、まさにこの作品のことが語られていた。自分の想像力も今回は的外れではなかったようだ。)

言ってみれば現実と過去の交錯のような設定。イギリスでは古い建物(シェークスピア時代の16世紀だったかの建物が、もちろん何度も改修はされているものの未だ住居として使われているものもあるという。以前訪れたことのあるアイルランドでも、古い土壁で作られたような大きな茅葺風の民家を見かけたことがあった。)に、何代もの人々が住んでいるというが、そのような国ならではの設定だろうか?

古い時代の遺跡を訪れてそこに佇んだりしていると、その時代を「感じる」ような幻想的な気持ちになるようなこともないではないが、それが特別な史跡ではなく、身近な民家だったりするのは、人々の精神風土にも影響を残すような気がする。

幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー なるテレビ番組(NHK)でも、イギリスやスコットランドの幽霊屋敷のことが「科学的」に取り上げられているが、後天的記憶の遺伝(あるいは、エピジェネティクスの範疇だろうか?)でも、精神的な風土というものは説明できるのかも知れない。

もちろんそのような幽霊譚として見なくても、とても上質な小説(物語)だった。私の場合、読み進むにつれて次第にこのミステリー小説とも読める物語の謎の答えが見えてきたので、劇的な展開ではなく、むしろ心温まる内容だった。

それと同時に、子育てというものが、いずれの時代、どのような環境であっても困難を宿しているのだということを認識させられたように思われる。

映画は、特に関係している日本テレビで、宣伝番組が連続して行われ、トレイラーも何度か流されたのを見た。場所の設定は、「アリエッティ」と同じく、原作のイギリスが日本に変更されているようだが、原作の雰囲気とはそれほど違和感が無いように思える。ただ、海岸の湿地と、内陸の湿地では砂と泥の違いは大きいように思えるのだが。

家族の動向を見ると、この夏もジブリ映画かも知れない。

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2013年10月21日 (月)

谷瑞穂『思い出のとき修理します』(集英社文庫書き下ろし)

いが栗を野分が落とす夕べかな

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新作でも図書館から借りてくることの多い妻が、珍しく文庫を購入して書棚に重ねてあったので、何気なく読み始めたところ、割と面白く読了した。

(元)美容師と、時計技術者が主人公。ミステリーではないが、ある意味では謎解きものに含まれるだろうか?少々文章が生硬な感じで読みにくさは感じられたが、連作短編でもあり、飽きずに読み通せた。昨今流行りの「専門家」(古書店だとか、バリスタ、鑑定士など)ものにも含まれるかも知れない。

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「本屋大賞」以外にも「売れている本」に結構影響されていることが分かった。

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2013年10月19日 (土)

村上龍「歌うくじら」 (講談社文庫の新聞広告を見て)

花の香も野分とともに消え去りぬ

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村上龍の「歌うくじら」と宮部みゆき「小暮写真館」が大きく宣伝されていた。白黒ながら、表紙の図案も見覚えのあるもので、記憶がよびさまされた。(それに対して、電子ブックの記憶の喚起力というものの弱さを意識してしまう。音楽も実演よりもLP、LPよりCD、CDよりもジャケットの無いmp3の順で記憶が弱まるように思う。)

「小暮」の方を読んだ後に、このブログに感想を書いたが、その後NHKでドラマ化もされ、それも見た。子役時代から活躍している演技派の若手俳優 神木竜之介が主演だった。それなりに面白かった。

結構印象に残っていたのだが、「歌うくじら」のことは感想文にしていなかったようだ。妻が図書館から借りてきたもの。いつ頃読んだのだったか。村上龍の比較的最近の作品では、わざわざ単行本で書店買いした「希望の国のエクソダス」は直近の未来を扱ったSF的設定でそれなりに面白かったが、この「歌うくじら」もそれとは設定が全くことなるが、近未来を舞台にしているアンチ・ユートピア的な小説だった。メタファー的に「歌うくじら」が用いられていたように記憶しているが、冒険小説的なストーリーが「それなり」に面白かったのを思い出した。

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2013年10月16日 (水)

『ハルさん』 (創元推理文庫): 藤野 恵美

あした野分け雨風強まる夜更けかな

2009年10月8日、本州に上陸した台風18号がちょうど朝の時間帯に上陸したという。2009年10月のブログにはその片鱗が書かれているが、その日の記録はアップしなかったようだ。JRが止まったので地下鉄でぐるっと大回りして出勤した記憶がある。靴と靴下がびしょ濡れになったため、確か近所の100円ショップでサンダルと靴下を買ったことがあったが、あの時のことだったろうか?

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先週の日曜日10月6日の新聞の読書欄(「売れてる本」)で紹介されていた文庫。体育の日、夏前に1000円床屋で整髪して伸ばしっぱなしになっていた頭髪を整髪に行ったついでに、隣の書店で購入。平積みになっていたので、うろ覚えの題名だったのだがすぐに見つけられた。

児童文学者らしい平明で、描写力のある文章がとても読みやすい。老舗創元推理文庫所収らしく、家族ものだが、しゃれたミステリー。謎解きがスマートだ。本屋大賞の某作に比べるのはあまり品がないけれど、格段に上質だと感じた。

なお、とてつもないどんでん返しが「隠されている」ので、読まれる向きにはご注意あれ。

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2013年10月13日 (日)

映画『アラバマ物語』

秋ゆえに陽射しは長し炎熱の部屋

DVD を見終えた。白黒映画ながら、リマスタリングがうまくいったのか、とても見やすい映像で、音声も良好だった。

まずは、少々辛口の批判から。法廷映画としての評価が高いと聞いていたのだが、構成の緊密さや迫真性の点では『12人の怒れる男』の方が優れていると感じた。世界大恐慌時代の合衆国南部のアラバマ州という背景を意識しない場合、つまり予備知識としていない、ストレートの見方では、法廷劇としては緊張感がそれほど感じられなかった。

ただ、しかし、当時の黒人差別を背景に考えると、プアホワイトの問題や彼らによる黒人のリンチ、白人が黒人の肩を持つことにより差別主義者たちからの村八分的な扱い(「黒人びいき」)や暴力までもがきちんと描かれ、それらの不正に、躊躇いも見せながら勇気をもって毅然と対決する誠実な弁護士一家の姿がくっきりと描かれていた。

今の日本からはあまりにも遠い世界の出来事にも思えるが、実際にはこの日本でも貧困問題、民族問題等、不正義が横行しているという現実がある。そういうことを考えさせる作品ではあった。

一方、法廷映画という視点を離れると、「スカウト」というニックネームのお転婆な少女(原作者自身がそのモデル)の目を通した、アラバマという田舎州の田舎町のある時代が、父親である弁護士(その妻であり少女とその兄の母親は死別)、家政婦の黒人女性、少女の4歳年上の兄や、カポーティがモデルの夏にだけ遊びに来る近所の同い年の少年、そして近隣に住む変わり者とのかかわり合いを通じて、一種の郷愁を伴った回顧編という側面も持つ。その変わり者との関係が、ある種サザン・ゴシック的な風味も加える。

先日の記事で書いたが、原作の "To kill a mockingbird" は、大ベストセラーであり、現在も20世紀を代表する小説の一つとしてみなされているそうだ。平易な英語らしいので、原書を読んでみたいものだ。

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2013年10月12日 (土)

「たんぽぽ娘」と「亜麻色の髪の乙女」のエコー

小夏日和と言うほど暑き寒露かな

ビブリア古書堂の事件手帖』で知った『たんぽぽ娘』(The Dandelion Girl)というアメリカの少々古い短編SF小説。

その印象的なリフレイン:

"Day before yesterday I saw a rabbit, and yesterday a deer, and today, you."

(拙訳:一昨日はウサギを見ました。昨日は鹿。そして今日は、あなた)

を眺めていたら、

以前「亜麻色の探究」 で、英語から稚拙な重訳を試みたルコント・ド・リールの詩『亜麻色の髪の乙女』( La Fille aux cheveux de lin 英名The girl with flaxen hair)の一節を思い出した:

"Adieu les daims, adieu les lievres"

(英訳 Farewell to the deer, farewell to the hares 

拙訳:鹿たちよ、さようなら、野うさぎたちよ、さようなら)

「亜麻色」には、ヤマウズラも登場するので、単なる偶然の符合かも知れないが、「金髪の少女」とウサギとシカのイメージが谺し合っているような気がした。

ちなみに、小説の方でのは、「タンポポ色の髪の少女」のイメージは、主人公が愛読するエドナ・セント=ヴィンセント=ミレイの "Afternoon on a Hill"という詩と結合している。

Afternoon on a Hill

I WILL be the gladdest thing
Under the sun!

I will touch a hundred flowers
And not pick one.

I will look at cliffs and clouds
With quiet eyes,

Watch the wind bow down the grass,
And the grass rise.

And when lights begin to show
Up from the town,

I will mark which must be mine,
And then start down! 

拙訳:

丘の上の午後

一番喜ばしいものに、私は成ろう、
太陽に照らされるものの中で。

何百もの花々に、私は触れよう、
一本も摘まないようにして。

断崖やむら雲を、私は見つめよう、
落ち着いたまなざしで。

見てごらん。風が草におじぎをさせている。
そして草は起き上がる。

灯りが、眼下の町の方から
光を放ち始めたら、

我が家の明かりを、見つけ出そう。
それから、丘を降り始めよう。

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2013年10月11日 (金)

To Kill a Mockingbird 

蝉吟も絶えて神の祭月

今年も、村上春樹は、ノーベル文学賞を逃した。候補に擬せられるようになってから、これで5回か6回連続の落選と聞く。今年、彼の作品をまとめて読んでみたが、どのように評価すればよいか迷う。ストーリーテラーとしては力があるが、清新なイメージの喚起を受けることがあまりない。無理に未解決問題を投げかけて、そのまま放っておくような印象が残る。

とはいえ、ノーベル文学賞に選出される作家の作品が必ずしも現代文学界の最先端と言えるのかどうかは分からないし、どういう基準で選出されるのかも知らないが、日本の受賞者川端康成にしても、大江健三郎にしても、個人的にはあまり好きではない。むしろ川端よりも谷崎純一郎、大江健三郎よりも安部公房の方が好みだ。むろん私の好みと評価の間には何の関係もない。

今回受賞したカナダ人の女流作家アリス・マンローにしても全く読んだことが無い。

大体が、ノーベル文学賞受賞者と言っても、知っている人は知っているが、全く知らない人も多い。

ところで、この夏休みに帰省したときに古い書棚で目に付いたトルーマン・カポーティ『遠い声 遠い部屋』(Other voices other rooms) 河野一郎訳 を再読し始めた。1984年に購入したと記録のある古い新潮文庫だ。活字が小さく、さらに当時使われていた酸性紙のためか紙面が茶色になり、とても読みにくい。

カポーティをWikipedia で調べたら、ハーパー・リーという小説家と幼馴染であり、その小説 "To Kill a Mockingbird"(邦訳は映画の邦題にちなんで『アラバマ物語』)に、モデルとして脇役で登場すると書かれていた。映画「アラバマ物語」、To Kill a Mockingbird、 そういえば耳にしたことがあるなと、調べてみたところ、とても興味深そうな内容だった。『12人の怒れる男』は、ビデオ時代に購入して、何度も鑑賞した映画だが、『アラバマ物語』には触れる機会がなかった。あまりにも直球で、野暮な題名が、想像力を誘わないためかも知れないと思った。

最寄りのソフトショップを探したら、すでにパブリックドメインだが、DVD 990円で購入できた。じっくり見ようと思う。

不思議な原題、"To kill a mockingbird" は、原作、映画の台詞、"It is a sin to kill a mockingbird." マネツグミを殺すことは罪だ。 に由来するという。

この文を調べたら、引用集が見つかった。

http://www.sparknotes.com/lit/mocking/quotes.html

mockingbird 
〔鳥〕マネシツグミ属数種の総称:他の鳥の嗚き声を巧みにまねる,(特に)マネシツグミ.

Progressive English-Japanese Dictionary, Third edition ゥ Shogakukan 1980,1987,1998/プログレッシブ英和中辞典  第3版  ゥ小学館 1980,1987,1998

mockingbird  noun
Any of several species of New World birds of the family Mimidae, especially Mimus polyglottos, a gray and white bird of the southern and eastern United States, noted for the ability to mimic the sounds of other birds.

[From its skill in mimicking other birdsongs.]

The American Heritageョ Dictionary of the English Language, Third Edition (アメリカン・ヘリテイジ英英辞典 第3版) copyright ゥ 1992 by Houghton Mifflin Company. Electronic version licensed from INSO Corporation. All rights reserved.

mock
1 …をあざける,あざ笑う,ばかにする.
2 〈人・動作などを〉まねてからかう
~ a person's way of speaking  人の話しぶりを(ばかにして)まねる.
3 …をまねる,模倣する(imitate).
4 〈人の(努)力・攻撃・きまりを〉無視[軽視]する,物ともしない.
5 〈人を〉欺く,失望させる;〈希望などを〉くじく
~ one's hopes  人の希望をうちくだく.

Progressive English-Japanese Dictionary, Third edition ゥ Shogakukan 1980,1987,1998/プログレッシブ英和中辞典  第3版  ゥ小学館 1980,1987,1998

mimic
(-icked, -ick・ing)
1 〈人・人の言葉・しぐさなどを〉(からかったり,ふざけて)まねる.⇒IMITATE類語   
~ his voice  彼の声をまねる.
2 〈物が〉〈他の物に〉よく似る
a peak that ~s Mt. Fuji  富士山によく似た山頂
The plastic models were made to ~ real fruit.  そのプラスチック模型は本ものの果物の見本として作ったものだ.
3 〈動物などが〉〈木の葉などの〉(色・形を)まねる,擬態する.

Progressive English-Japanese Dictionary, Third edition ゥ Shogakukan 1980,1987,1998/プログレッシブ英和中辞典  第3版  ゥ小学館 1980,1987,1998

 

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2013年10月 6日 (日)

森見登美彦の小説をまとめ読み

道すがら金木犀の咲くを知る

 先週末、その前日まで全く香りがしなかったのに、その朝いきなり通勤路が香り始めた。それも方方から。一斉に香りに包まれるのは、とてもうれいしものだ。

さて、先日終了した「有頂天家族」という深夜アニメーションだが、次男が中学校時代に原作を読んだことがあると言っていて、高校の図書館から一挙に数冊借りてきた。

「有頂天家族」 2007年発行(幻冬舎)
京都を舞台としたファンタジー(?)。タヌキ、天狗が主人公。

「新釈 走れメロス 他四篇」 2007年発行(祥伝社)
  山月記、藪の中、桜の森の満開の下、百物語

「きつねのはなし」 2006年発行(新潮社)
少しずつ位相がずれたパラレルワールド的怪異譚の短編が数編。

「四畳半神話大系」2005年発行(太田出版)

と、読んでみた。

数年前の新聞小説(朝日新聞)の「聖なる怠け者の冒険」も読もうとしたが、そのノリに付いていけずに途中で読了を放棄したが、これら一連の単行本を読んでみると、京都という舞台設定の中で、複数の作品にまたがるような共通登場人物が出てくるような特徴があり、その大枠の中でとらえれば、新聞小説もそれなりに面白かったのかも知れない。

森見登美彦は京都大学(および大学院)の卒業生という。

少し前に流行った「鴨川ホルモー」の万城目学や、最近ベストセラーの「珈琲店タレーランの事件簿」の岡崎琢磨なども最近の京大の卒業生であるようだし、貴志祐介、 綾辻行人、法月綸太郎や、さらに平野啓一郎あたりとは世代が違うが、連続して登場した作家群のようなイメージがある。

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