カテゴリー「テクノロジー」の55件の記事

2008年6月28日 (土)

生活防衛術的なディジタルテレビ放送受信

このニュースがきっかけになって、ディジタルテレビチューナーへの関心が高まっているようだ。

地上デジタル放送:支援、経済的弱者に配慮 「ばらまき」の批判も

情報通信審議会(総務相の諮問機関)の部会が11年7月の地上デジタル放送への移行をにらみ、生活保護世帯への地デジ対応チューナー給付を求める答申をまとめたのは、国主導で地デジ移行を進める以上、経済的弱者への政府の支援策も不可欠との声が高まったためだ。

 地上テレビ放送のデジタル化は、高画質・高音質の番組やデータ放送などを視聴できるようにすることや、情報を圧縮して送り、電波の利用枠に余裕を もたせるのが狙い。デジタル化で生まれた枠は、需要が急増している携帯電話や「高度道路交通システム(ITS)」などに充てられるという。

 問題はアナログ放送しか受信できないテレビを持っている人に経済的負担を強いることだ。

 総務省によると、海外ではオランダ、スウェーデン、フィンランドなどが既にアナログ放送を終了。08年から地デジ移行が進むフランス、英国では政 府が基金を創設して低所得世帯などにデジタル受信機の購入を補助する。米国はすべての地上波受信世帯に受信機購入のクーポンを支給する。

 無料配布には「デジタル受信機は本来、それぞれで用意するのが原則。予算のばらまきにつながる」との批判もあるが、総務省の部会は地デジを「国全 体の利便性向上につながる国策プロジェクト」と位置付け、生活保護世帯に限れば、異例の現物給付にも理解が得られると判断した。【川口雅浩、前川雅俊】

毎日新聞 2008年6月24日 東京朝刊

地上デジタル放送:生活保護世帯にチューナー給付 アンテナ改修も--総務省部会答申

総務省の情報通信審議会の情報通信政策部会は23日、2011年7月24日に地上アナログテレビ放送 が終了し地上デジタル放送に移行することに伴い、生活保護世帯(06年度末で約107万世帯)に地デジ対応の専用チューナー(約5000円)を現物給付す る答申をまとめた。必要があれば屋外アンテナの改修(約3万5000円)などを無償で行う。「貧困世帯でも災害情報などテレビの情報伝達機能を維持するた めには支援が必要」と判断した。総務省は09年度から3年間で対象世帯への配布や工事を行う方針だ。

 地上デジタル放送移行後は、専用チューナーがなければ現行のアナログテレビでは番組を見られない。家庭によってはアンテナの改修も必要になる。対 象となるのは、生活保護世帯のうちアナログ放送を視聴している世帯で、申請に応じて現物給付する。総務省が世帯数や必要額を精査する。予算は3年間で約 50億円から最大で約375億円となる見通し。【川口雅浩】

毎日新聞 2008年6月24日 東京朝刊

大メーカーも大手量販店ももちろん大々的な宣伝はしていないが、この記事がきっかけになって、今のアナログテレビを買い換えなくてもデジタル放送が「見られる」のだという認識が結構広まったらしい。知人の話では、近所の電気店にもそういうチューナーが普通に入手できるのかという問い合わせが増えたのだという。

そこで、大手の量販店のテレビ機器売り場をのぞいてみたところ、薄型大型画面テレビ、ブルーレイディスクレコーダーなどの最新鋭機器の華やかなディスプレーの片隅に、マスプロ、YAGI、AVOXなどのメーカーがチューナーを展示していたが、特に小売店としてもポップなどで積極的な宣伝もしておらず、マスプロのものなどカタログも置いてなかったほどだった。そこで各社のホームページを調べてみた。

専業的なメーカー
八木アンテナのチューナーのページ

マスプロのチューナーのページ

AVOX(C-MEX)のページ(チューナーはメンテ中)

しかし、価格com を見れば、多くの大手メーカーも専用チューナー(ディスクレコーダーに比べれば相当廉価)を何種類も市場に出しているようだ。

なお、パソコン用のディジタル放送チューナーも発売され始めたが、パソコン本体に相当の処理能力がないと使い物にならないらしい。これには要注意だ。

我が家ではアナログテレビの音声が接触不良か何かでテレビ本体から出なくなってしまったこともあり、この際薄型テレビに買い替えを検討しているが、実家などではまだ十分きれいに見られるブラウン管型テレビを買い換えるのももったいないので、このようなチューナーを奨めようかと考えている。(UHF放送が始まったときにもコンバーターというのがセットトップボックスとして各家庭に導入されたが、それと同じ感覚だろうか)。

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2008年6月25日 (水)

ココログのデザインを変更

これまでのデザインが少々目に辛くなってきたので、思い切って横幅を「可変」というモードに変えて、フォントも小主体から中主体に変更してみた。

まだ慣れないので読みづらいような気もするが、しばらくこれで続けてみたい。

自分が中学生の頃、本好きの両親が文庫本の活字が読めなくなってしまったと嘆いていたが、自分もその年代になってしまったのだと思うと、なかなか感慨深いものがある。それでも現代は、熟年層を対象に文庫本の活字が大きくなった新装版も出ているし、このようなディジタルメディアではフォントの変更はお手の物で、例の任天堂DSのDS文学全集もフォントの調整は可能になっている。そういう意味では、技術の進歩がユニバーサルデザイン的なものを助長しているとは言えるのだろうか?

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2008年6月18日 (水)

Firefox 3 が正式ダウンロード開始

Download Day 2008

追記: 2008/6/21 7:40AM

どうやらギネス記録認定作業中とのこと。24時間で800万件。開始からは1400万件。それにしても、アメリカのダウンロード数は群を抜いている。日本時間6/21現在ではアメリカ412万、ドイツ119万、日本77万の順のようだが、イラクが48万とヨーロッパ諸国に伍して上位なのは駐留軍のためだろうか? 

なお、日本版のFirefox 3の灯という統計データとグローバル版では、ダウンロード数に大きな誤差があるようで、灯版は46万件となっている。ただ、このサイトも面白くて都道府県別の件数も分かるようになっており、東京約15.9万、神奈川5.7万、大阪3.6万、千葉2.1万、愛知2.1万、埼玉1.8万、兵庫1.6万、北海道1.3万、福岡1.1万などの順のようだ。宮城が5千件程度というのは、意外だ。

Firefox 3 の 製品情報の説明 は、こちら http://mozilla.jp/firefox/ 
いろいろ機能がついたようだが、安定性、安全性、高速性が優れていることが肝心なので、そんなにカスタマイズ機能が必要とは思えない。

なお、Internet Explorer も 8が 登場するらしいが、どうなることだろうか? XP SP2 でも何故か上手く動かなかった IE7については文句たらたらで、これが Firefoxへの乗り換えのきっかけだったので。

______________________

http://www.spreadfirefox.com/ja/worldrecord/

ついに Download Day が来ました!
ギネス世界記録への挑戦
より良い Web 体験を楽しもう                   

24 時間最多ダウンロードソフトとしての世界記録挑戦に、あなたも参加しませんか? その方法は、とっても簡単。Firefox 3 を今すぐダウンロードするだけです。剣を飲み込めとか、顔に 30 本スプーンを乗せてバランスを取れとか、そんな無茶なお願いはしていませんよ。            

UTC 時間 2008 年 6 月 18 日 17 時 までに Firefox 3 をダウンロードしてください。この時間は、アメリカのマウンテンビューでは午前 10 時、カナダのトロントでは午後 1 時、ブラジルのリオデジャネイロでは午後 2 時、ヨーロッパのパリ、マドリード、ローマ、ベルリン、ワルシャワでは午後 7 時、ロシアのモスクワでは午後 9 時、中国の北京では翌 19 日の午前 1 時、日本の東京では同午前 2 時にあたります。

本日、Firefox3が正式リリースされて、ダウンロードできるようになった。ギネス世界記録にどのような意味がるのか分からないが、早速、Firefox2に上書きインストール(といっても、3のsetup.exeをダウンロードしてインストールするだけ)してみたが、少し動作が素早くなったように感じる。インターフェースは、アイコンの色や形が少し変わった程度で、使い勝手は"2"と大差はないようだ。

知らなかったが、このFirefoxは、一時期はIEと覇を争ったNetscapeをベースにしているのだという。MSにしても、Googleにしても、一企業、一国家が独占、独裁的な地位を占めるのは好ましくないという意味からも、Firefoxのキャンペーンには意味があるのだろう。

P.S. 2008/06/21 追記

電網郊外散歩道のnarkejpさんもダウンロードされ使い始められたとのことで、コメント、トラックバックをいただいた。記事にTBさせていただいた

 

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2008年5月 3日 (土)

『物理が苦手になる前に』(竹内淳 岩波ジュニア新書)

高校になって習った物理の授業は、非常に無味乾燥だった。中学までは理科少年でもあり、また伝記が好きで科学者の伝記などをよく読んでおり、原子物理学などにも興味を持っていたのだが、そのような想像をしていた物理と高校物理はまったく違っており、むしろ化学の方が周期表などで元素を扱っており面白かった。『相対性理論』の一般向けの解説書などは、それなりの興味を持ってその後も読んだりはしたが、いわゆる「物理」からはすっかり離れてしまっていた。

これもたまたまブックオフで見つけたのだが、カバーの裏側に「物理という科目や数式へのアレルギーをとりのぞき、教科書だけでは絶対に味わえない物理学の魅力的な世界に誘います」とあり、この本の出版時は早稲田大学の理工学部の応用物理学科の助教授の著者が前書きで「高校二年でこの科目に出会ったときに大嫌いになりかけた。責任転嫁をするつもりではないが、ある程度努力しても分からないというのならそれは教科書や教育方法などのどこかにも相応の責任があるはずだ」と共感を覚える本音が書かれていて、読んでみようと思った。

力 F , 質量m, 加速度 a とすると F=ma の式が成り立つ などと言われてもチンプンカンプンで、複雑な現象をなぜそんな単純な式で一律に表現ができるのかという疑問が湧いてしまうのだが、それを超短詩型の俳句の背後に広がる深遠広大な世界や、野球のピッチャーの投げるボールのスピード、F1カーのスピードなどから速度、加速度と説明していき、微分、積分までうまく説明している。私には慣性の法則(惰性)は、躓きの石ではなかったが、加速度がなぜ重要視されるのかが、高校時代にはよく理解できていなかったようだ。自然落下運動の重力加速度 g についても 9.8m/秒の2乗 という数値について記憶が戻ってきた。 

ただ、慣性の法則が理解されるようになったのは、6世紀の疑問の提示から17世紀のガリレオまで約1000年かかったという記述は、科学史の結果だけを教育しようとしている現代の教育の欠陥をあぶりだしているように思えた。

同じことがp.81には、「慣性の法則、力=質量×加速度、作用反作用」をニュートンの運動の第一法則、第ニ法則、第三法則と言い、ニュートン力学の真髄はこれで終りだが、これを高校では2、3時間で学んでしまう。しかし、人類が最初に手がかりをつかんでからこの法則性を浮かび上がらせるまで優に十世紀以上を要したとされているのも面白い。

ただ、 F=ma については、力(物理力とされる)が、質量と加速度との両方に比例関係にあることはなんとなく分かるが、なぜその二つの要素を掛け合わせる式になるのかはよく分からない。どうもこの辺がごまかされたような気になってしまうのだ。そして、それらの数式を数学的に組み合わせて式を整理して結論を導き出すやり方には、さらに論理の飛躍があるような気がしてごまかされているような感覚がさらにする。

作用、反作用については、実感からは分かる。衝突の物理も、自動車事故から野球のボールをバットで打つときの衝突、ラグビーやサッカーのフィジカルコンタクトなど興味深い題材を使っている。

8のコペルニクス的転回については、以前小学生が地動説を理解していないということが大々的に報じられたときに自分でも記事にしたのとほぼ同じ趣旨のことがより分かりやすく整理された形で書かれており我が意を得たりという感じだった。

9ニュートンのりんご 10神のジグソーパズル についても要領よくまとめられており、この辺の宗教史、科学史の部分がより面白い部分だ。運動方程式を使えばあらゆる力学的な運動が予見できるという信念がその後の技術発展を支え、そして、電磁気学、相対性理論、量子力学についても触れられている。

私自身も、責任転嫁になってしまうが、先日の三角関数の余弦定理にしても、これらのニュートン力学の三つの法則にしても、文系的な人間には背景にある数学史、科学史の説明が授業のリードなどにあればもっと興味を持てただろうと思う。ともあれ、面白い本だった。三日坊主ではないが、すぐに忘れてしまってあいまいになってしまうのだが。

p.s. この本の著者は、現在早稲田大学の教授であり、講談社ブルーバックスの『高校数学で分かる』シリーズで評価の高い教育者でもあるようだ。教育者と言えば、哲学者ヴィトゲンシュタイン(ウィトゲンシュタイン)の小学校教師時代のエピソードは非常に示唆的だ。また、物理学、数学と言えば、半可通的な言い訳になるが、カール・ポパーの反証可能性のことを思い出してしまう。大学時代の友人がポパーを信奉していたのを思い出す。彼は数学教師の息子だった。


 

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2008年3月15日 (土)

amazonのウィッシュリスト(ほしい物リスト)からの個人情報「流出」

私もアフィリエイトに参加し、レビューをしたり、問題のwishlistに参加したり、また書籍を買ったりしていたネット販売の大手amazon の wishlist (欲しい物リスト)が、「非公開設定」をしていない場合、ネット内で誰でも検索できるようになっており、騒動になっていると、朝日新聞の報道で知った。(ネットの記事を探したらこれがあった。)

検索をしてみると、笑い事では済まないケースもあるらしい。現在、アマゾンのサイトからは検索はできなくなっているようだが、3/8の「欲しい物リスト」への名称変更から昨日あたりまで、特に2chあたりでは「祭り」状態だったとのことだ。

自分のwishlistを調べてみたところ、非公開設定だったし、家族や親戚、知人などにはこの被害を蒙った人はどうやらいないようで一安心だが、amazonのサイトは、どうもそのあたりの情報公開に対策が講じられていなかったらしく、レビューからのリンクなどでも問題があるらしい。元々wishlistの登録からして、非公開、公開についての説明が分かりやすくなく、単なるブックマーク(備忘録)として使っていた人が多かったところに今回のだまし討ち的な不愉快さを感じる。また、cookieを削除するログオフの方法も明確になっていないのも、情報管理にわざと手を抜いているかの印象も抱かせる。

ログオフしないと、次回アマゾンを開いたときにcookieにより自分の情報が表示されれるが、これはサインイン/ログオンしたままの状態が続いていることと同じであり、ネットセキュリティ上大問題だ。ほとんどの銀行はこのような不誠実なことはしていない。

サインオフ/ログオフのためには、「もしあなたが***さんではない場合、サインインしてください。」というおかしなメッセージで、サインインのリンクを開き、その状態で何も入力せずにブラウザを閉じるという動作が必要だ。私もこれまでこのログオフ方法を知らずにいたが、ブラウザのcookieを消す方法で対処していた。

ネットのブログで自分の思想信条的なことをあれこれ書き連ねているので、偉そうなことは言えないが、ネットの情報の公開の盲点を衝かれた感じだ。アマゾンという大手ゆえの根拠のない信頼感があったことも否定できない。

ただ、そうは言っても不愉快なので、自分の「ほしい物リスト」「レビュー」「持っているものリスト」「リストマニア」などの情報を削除した。また、このblogの記事に張ったamazonへのリンクも消そうと思う。

それに、2005年にもアメリカで個人特定ができる恐れがあるとして問題化し、指摘されていたことがあったのを思い出した(Amazon.com の「Wish List」機能、プライバシー保護上問題あり?)。だから、日米のウィッシュリストや個人情報の公開に対する較差をアメリカ企業が思い違ったというものではないのだと思う。個人情報を資源と見る企業の姿勢が、単にウィッシュリストを欲しい物リストに変更したとたんに噴き出たのだろう。

そんなわけで、このblogでも便利かと思ってアフィリエイトに参加してみたりしたが、記事を編集してリンクを消していこうと思っている。(2008/03/16までに リンクは削除した。)

ネットの専門家の日記は、結構参考になった。 高木浩光@自宅の日記

追記:この機能は恐ろしい。既に停止したらしいが。Amazonのすごいアクセス解析サービス

追記:2008/03/16 朝日新聞の記事に触れたが、現在はasahi.comで読めるようになっている。それによると

サイトを運営するアマゾンジャパンの広報担当者は「公開になるという説明は、必ず目につくような場所につけている。設定の変更もできるようになってい る」と説明。「そもそも、ほしい物リストは、アメリカの文化で、友人や家族にプレゼントして欲しいものをあらかじめリスト化する習慣に合わせてできた機 能。公開して使うことが前提になっている」としている。

という虚言を弄している。公開になるという説明は目につくような場所にはなかった。また現在アメリカサイトでは公開が前提になっていない。まったく不誠実である。

よくコメントをいただく"Wein, Weib und Gesang"にこの記事のことを取り上げていただき、トラックバックを送りコメントを書かせていただいた。

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2008年3月 7日 (金)

8ミリビデオ、MiniDVテープビデオ

先日の東芝によるHD-DVDの撤退に関連して、過去の録音、録画メディアの規格競争のことに触れた記事に、撮り貯めた8ミリビデオを再生しようとして、ビデオカメラの内部のベルトの劣化などで見られなくなって愕然としている人も多いのではないかと書かれていて、自分もそれにあてはまるなと思い、少し調べてみた。

8ミリビデオ、Hi8(ハイエイト)、MiniDVどれも据え置き型デッキは、(ほとんど)売られていない。

既にビデオカメラ自体の新品が売られていない8ミリビデオやHi8(8ミリビデオの画質改善版)の再生には、受注生産のビデオウォークマンを購入する必要があるようだ。およそ6万円。

また、MiniDV(普通のデジタルビデオカメラテープ)用でも、ディスプレーがついた高価なビデオウォークマン約12万円が出ている(ビクターのものは20万円程度するらしい)のみ。再生もビデオカメラというのが普通だからなのだろうか?カメラでの再生は据え置き型に比べると使い勝手が大変悪い。現在のビデオカメラユーザーの約半数がこのMiniDVを使っているという調査結果が出ているが、据え置き型の需要はあまりないのだろうか?まだMiniDVカメラは比較的廉価で購入できるので、今のうちに購入しておく方がいいだろうか?(ダビングサービスはまだ8ミリでもMiniDVテープでもあるようだが。)

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/news/20080229/1007525/

ビデオカメラの記録メディア、現在も5割が「miniDV」を利用2008年2月29日 カカクコムが価格比較サイト「価格.com」で行ったアンケート調査の結果によると、ビデオカメラ所有者のうち約49.1%は記録媒体として「miniDVテープ」を利用している。C-VHS、Hi-8といった「ビデオテープ」が18.0%とこれに次ぎ、以下フラッシュメモリーを採用した「メモリタイプ」の11.5%、「ハードディスク装置(HDD)」の10.9%と続いた。また「DVD」は7.3%、「ハイブリッドタイプ」は1.1%、「ブルーレイディスク」は0.4%だった。

■関連情報・カカクコムのWebサイト
http://kakaku.com/ http://kakaku.com/research/backnumber015.html

ちょうど、昨日書いたSP,LPという過去の膨大な資産がほとんど再生不能になっているのと同様、新たな技術が貴重な資産を過去に追いやることになっているようだ。

現在では、SP,LPを駆逐したCDそのものが、ネットからのダウンロードデータを収録する固体メモリプレーヤー(iPod)などによって駆逐されつつあるのだから、どこまでこのようなことが続くのだろうか、などと思ってしまう。

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2008年3月 6日 (木)

レーザーターンテーブルというものについて

消え行くアナログレコードに新しい技術で再度光を当てる - ビジネススタイル - nikkei BPnet

このレーザーピックアップによるアナログレコードプレーヤーについては、相当以前何かで読んだ記憶があるのだが、改めて日経bpのサイトで連載されたものを読んでみると、相当興味を掻きたてられる。 ここに書かれたアナログレコードに刻まれた情報量の凄さについての記事は、以前自分が書いたLPレコードと昨今のディジタル音源から得られる音楽鑑賞の感激度の差に通じるものがあるように思われるからだ。

周波数特性上の問題だけなのか分からないが、ディジタル録音は、何か大切なものを削ぎ落としているのではないかと感じることがたまにある。ブラインドテストをしてみれば、そんなものは幻想だということにもなりかねないのだが。

検索すると、エルプ社のサイトが見つかった。本社(埼玉県)で試聴が可能とのこと。また、針再生とレーザー再生のデモCDも無料で入手できるというので、早速申し込んでみた。

また、ジェトロのページでもこんな紹介がされているところが面白い。

針を使わない完全非接触方式のレコード・プレーヤー<< 内容 >>究極:夢と情熱とテクノロジーの粋。レコードの音溝を全く痛めないプレーヤー。それは、世界中のオーディオファン、レコード音楽愛好家、文化財保存関係者、そして技術者達が夢にも見、切望したものでした(完全非接触方式)。その夢を日本では弊社が情熱と最先端技術で実現。音情報はアナログ信号処理により、空気感から余韻に至るまで限りなく原音に近いリアルな音質で再生可能にした光学式アナログ・レコード・プレーヤー“レーザー・ターンテーブル”。息吹:全世界で保存されているアナログ・レコードは300億枚とも400億枚ともいわれています。“レーザー・ターンテーブル”はこの貴重な文化遺産1枚1枚を後世に残し、なおかつ活用する事です。音溝に刻まれた芸術と文化を余すところなく半永久的に再生できる夢を実現し、人類の文化遺産に新しい息吹を吹きこみます。実証:ご愛用者から、絶賛の声が数多く寄せられています。そして、利用される施設や人々もいろいらな分野に広げっています。● 業務用としてジャズ喫茶、中古レコード店、録音会社、PCM放送局● 盤を痛めずに音楽を楽しみたいレコード音楽愛好家● 世界的に貴重な盤、針では再生出来ない盤を再生させたいレコード収集家● レコードを研究資料として半永久的に活用したり、レコード音楽を存続させ るための公共機関自在:トレーにレコードを乗せて、ボタンを押して下さい。あとはレーザー・ピックアップ方式とマイクロコンピュウター制御により、CDプレーヤーなみの使い易さです。頭だし、リピート再生、スキップ機能なども自由自在。全て液晶パネルに表示されますから、だれにでも簡単に使いこなせます。<< 参考価格 >>US$8000

エルプ社のサイト

英語版wikipedia にも記事があった。

相当高価なものだが、是非聴いてみたい。また、入手できる機会があるかは分からないが、運がよければ購入したいものの一つだ。

なお、レーザーターンテーブルで検索すると、このプレーヤーを使ってLP,SPなどを再生し、それをCD化するという商売をしている会社もあるようだ。そういうのを利用するのもいいかも知れない。

追記:2008/03/06 

帰宅したら、クロネコメール便で、ELP社のパンフレットと試聴CDが届いていた。CDケースがA4の封筒にそのまま入れられていたので、荷扱いの荒さのためか、ケースの一部が割れていたが、中のCDは無傷だった。全部で60分ほど収録されていて、状態のよいLPのフルオーケストラのデモの後、傷ついたLPや反ったEP,割れたSP,磨耗したLPを針再生とレーザー再生したものがまず収録されていた。また、後半45分はいろいろなジャンルの音楽をレーザーターンテーブルで再生したものを収録していた。

特にSPの再生も見事に実在感のある音で鳴っているのは驚いた。針音がしない(おそらくELPで発売しているノイズリダクションを使っているのだろうが)のでまったく最近録音されたかのような生々しさだ。また、かつてLPでよく聴いた曲も収録されており、しばし懐かしさにひたれた。

ただ、不満のある再生の現行のCDプレーヤーとアンプ、スピーカーで聴くのだからあまり当てにはならないが、CDとして制作されたものより全体に元気がいい音になっているように感じた。

いつも使っているポータブルCDプレーヤーでヘッドフォンで聴いてみるとと、LPの再生時には微細な雑音(プチプチ)が残るようだが、チェロなどは指がネックに当たるような音まで聞こえ(たまたま同じ音源のCDを持っているがそこまでは聞こえない)びっくりした。また弦楽合奏では音場の広がり感やホールトーンもよく聞き取れる。ただ、この弦楽合奏のサンプルでは原盤に収録されている(と思われる)歪もそのまま色づけなく再生されるので、そのような録音では歪感のある音が少々聴きづらかったりもした。クラリネットと弦楽合奏の曲では、楽器の音色がCD再生よりもくっきり個性的に聞こえた。分解能も相当いいようだ。

元々LPは、それ自体癖のある様々なカートリッジの帯域特性を補うように調整されていると読んだことがあるので、ジャズのトリオなどでは、比較的低音が強めに再生されるようだ。女性ヴォーカルは、ヘッドフォンで聴くとと耳元でささやかれるような実在感があり、CD用にリマスタリングされたものの存在の希薄さとは一味違う。ロックグループのヴォーカルのハーモニーなどは、二人の声質の個性がよく聞き分けられ上のパートと下のパートがくっきり分かれながらハモッテいるのが聞き取れる。

なお、不要になったCDは返却くださいと書かれていたのには別の意味で驚いた。

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2008年2月11日 (月)

最近の新聞記事から 「コーヒーの香り」とDVDの寿命

ひとつは、2月3日付けの朝日新聞のbe on Sunday の「日曜ナント カ学(NANTO-KAGAKU)」 の「豊かな香りで脳リラックス」の特集記事。昨年秋のカンボジアコーヒー以来毎日のように自分で挽いたコーヒーを楽しんでいて、比較的精神的な調子もいいので、結構興味深く読ませてもらった。

以前、コーヒーを飲むと便通がよくなるので、大腸ガンの予防になるとかいう話が広まり、知人にも「コーヒーを飲んでいたときにはポリープの指摘がなかったが、やめたら定期健診で指摘され、またコーヒーを復活したら良いようだ」という体験談を語ってくれた人もいた。その一方で、相当焙煎によって豆のたんぱく質や糖分、油脂分を炭化させるので、発がん性云々という話はまだ消えないし、カフェイン中毒や不眠の害もまだ絶えない。

この新聞記事では、コーヒーの香りが脳をリラックスさせるということ、豆の種類によって効果が違いブルーマンテンやグアテマラで特に効果が高いという実験結果などが紹介されていた。ただ、その香りの成分が多すぎて分析はまだまだ途上のようだ。また、上記の「大腸ポリープ」ではなく、肝臓がんの減少効果が日本の厚生労働省による10年9万人に渡る追跡調査で裏付けられているらしい。また、糖尿病にかかっていない人に対しては予防効果があるのだという。

別に健康のためにコーヒーを飲むということはないし、単なる嗜好品として飲んでいるだけだが、このような記事を読むと、なお一層飲んでしまいそうだ。これまで、味わったのは、例のカンボジアコーヒー以降、普通のブラジルのストレート、ドミニカントリプルA、UCCのモカブレンド、スターバックスのクリスマスブレンド(妻購入)、キリマンジャロのストレート、トラジャのストレート、南蛮屋の炭火焼きスペシャルブレンドとうまかブレンド、それに最近生豆からその場で焙煎してくれる店のマンデリン。

豆の種類もさることながら、挽きの細かさ・粗さ、粉の量、カリタ・メリタ、蒸らし方、ドリップ時のお湯の注ぎ方(一息に、また、数回に分けて)などといろいろ試みているので、これは美味いhappy01というときと、少しビミョーdespairというというときが交錯するが、総じて挽いているときの香り、ドリップしているときの香りには確かにリラックスさせてもらっている。

2月9日(土)の夕刊のトップは、DVDディスクに寿命格差があり、メーカーによって「数年から永遠まで」の差があるのだという。これは、日本のディジタルコンテンツ協会による実験結果で、2003年から4年かけて日本国内で市販されている18ブランドを対象にしたものだという。DVD-R8件、DVD-RW5件、DVD-RAM5件。日本ブランドと台湾ブランドのもののみ。 調査の原文は、この「長期保存のための光ディスク媒体の開発に関するフィージビリティスタディ」 http://www.dcaj.org/h17opt/17optstudy.html 内の126ページにも渡るpdfで読むことができる。

愛用のhpのノートPCは、購入直後にライティングソフトで苦労したのでいろいろ試した結果、現在はお気に入りのブランドは確立しているのだが、そのブランドの良否はどうか気になるところだけれど、一応新聞記事と上記報告書を照合すると、どのブランドがどの結果なのかは分かるようには思える。

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2008年1月15日 (火)

JR 大回りというレジャー

大回り乗車とはなんぞや? というページに詳しくあるように、最近の鉄道ブームで、大回りという「レジャー」が知られるようになってきた。私もその理屈を知らない前も、数回実行したことはあるが、今回は子ども達が段々「鉄」化してきたこともあり、猛烈に寒い寒の入りの三連休の最終日、華麗な振袖姿の妙齢の女性の姿を横目に、近郊区間をミニ大回りしてきた。

最寄駅-(横浜線)--東神奈川-(京浜東北線)--川崎--(南武線)--府中本町--(武蔵野線)--西国分寺--(中央線)--八王子--(横浜線)--最寄り駅の隣駅 という一筆書き路線を乗ってみた。

隣駅までは大人130円、子ども60円。乗車時間は、約3時間程度。食事は、最寄駅のコンビニに飲み物とサンドイッチ、おにぎりを買い込み、空いている座席でひっそりと食べた。 (追記:「駅すぱあと」という路線探索ソフトを使って調べてみたところ、この大回りの料金は大人130円と見事に表示された)

P1140098_3
これまで南武線には乗ったことがないというのと、特に中央線では、E233系という新型車両が昨年から投入されたといい、昨年の秋にも乗ったのだが、駅のメロディーの確認のためにも本格的に乗ってみたいということで一両目に乗り込んでみると、何とまだ14日しかたっていないのに、平成20年製造のピカピカのまだ新車の香りがする車両に乗れて、子ども達は大満足だった。

ところで、長男はJR各駅の発車時のメロディーに関心があるということで、昨年のクリスマスプレゼントは、中央線のメロディー入りの目覚まし時計をリクエストされ、購入した。Pc290030 今回の乗車で、いろいろな駅の実際のメロディーを聴けたのだが、子ども達によるとこの時計に収録されているメロディー(たとえば、八王子では「夕焼け小焼け」)と実際の駅のメロディーは微妙に音程が違っているのだという。


今日は、本州の岩手県の盛岡近くで、 http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/mdrr/rank_daily/data00.html

日最低気温の低い方から
順位都道府県観測所観測値昨日までの
観測史上1位の値
昨日までの
1月の1位の値
統計開始年
時分年月日年月日
1 岩手県 藪川 -22.8 ] 07:00 -27.6 1988/02/17 -26.6 1985/01/07 1976年
2 北海道 十勝支庁 本別 -22.0 ] 05:50 -28.1 1978/01/29 -28.1 1978/01/29 1976年

という低い気温を記録したということが、最新型E233系のドア上部のディスプレーのニュースで映し出されていたが、関東地方もまるで信州の寒さのように寒風が耳や頬に冷たく、せっかくの美しい晴れ着のお嬢さん達は寒さで顔がこわばっているようで、同情した。首回りのショールだけでは、パンツ(ジーンズ)とブーツに慣れた彼女達には足元がひどく寒かっただろうと思う。

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2007年11月 8日 (木)

かぐや姫からの便りが届く

かぐや姫月へ旅立つという記事を以前書いたが、そのかぐや姫から素晴らしい便りが届いたとの知らせがあった。

JAXA の 「月周回衛星「かぐや(SELENE)」のハイビジョンカメラ(HDTV)による世界初の月面撮影の成功について」という記事とそのURL

http://www.jaxa.jp/press/2007/11/20071107_kaguya_j.html

このページからハイビジョン映像で月の世界をみることができる。

アポロの月着陸の時代をリアルタイムで経験した世代として、日本の技術でここまでのことができたというのはまことに喜ばしい。

月はなんと白く輝き、また漆黒の闇につつまれていることか。

P.S. 2007/11/14(水)夜8時からNHK総合で、「探査機"かぐや"月の謎に迫る」という特集番組が放送され、月から見た地球の「出」「入り」の美しい映像が放送された。「2001年宇宙の旅」の世界がそのまま現実化したような感じだった。アポロ12号のビーン飛行士がアメリカからゲスト出演したが、彼は人類で初めて月面から地球(の出と入り)を見た人物だという。まだ衛星の衛星であるかぐやは、観測機器等の調整をこれからまだ1ヶ月かけて行い本格的な観測は12月中ごろからだという。これにより、月の誕生(地球から分離したのかどうか)、月がいつも同じ面だけを地球に向けている理由(仮説では、月の現在の表の面の方に裏の面よりも重い物質が偏っており、そのため地球の重力で重い方が引っ張られるため同じ面だけを向けているのではないかと言われているようだ)などが確かめられるかも知れないという。

P.S. 2007/11/16(金) 月面から地球の出や入りが普通に見られるかどうかだが、月面定住生活をしている限りそれは不可能ではないかということだ。というのも、月はいつも同じ面を地球に向けているため、地球が自転により太陽や月など他の天体が地平線、水平線を出たり入ったりするように見えるのとは違い、地球が月の地平線を出入りすることはないからだ、という。かぐやの映像は、かぐやが月の北極と南極を結ぶ子午線上を表と裏を通過しながら飛行しているので、地球が出たり入ったりが見られたのだという。この辺の説明があったのか、なかったのか記憶が定かではないが、科学番組でより詳しく放送してもらいたいものだ。

JAXA ヴィデオ アーカイブズから 地球の入り

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2007年11月 6日 (火)

DS文学全集で『草枕』読了

先日購入したDS文学全集を通勤の往復などに持っていき、夏目漱石の『草枕』を読了した。(芥川の短編や、ダウンロードした岡本綺堂『半七捕物帖』1など合間合間に読んだものもあるけれど)

そして2年ほど前に読み直した川端康成『雪国』のことを思い出した。『雪国』も高校時代には読んでいたのだが、「当時はほとんど内容は把握できていなかっただろうな」と中年になりいろいろな経験を積んだ後に読み直し、それなりにこの小説を味わえたような気がしたときに思った。今回の『草枕』もさすがに漢文を幼少から得意としていた漱石の美文は難解な部分もあったが、若い頃読んだのとは違って、結構すっきりと頭に入ってきたし、細部の趣向も味わえたような気がする。漱石自ら古今東西の新趣向だと言うようなことを言っただけのことはあり、筋だけ追えば単純過ぎるものだが、画工の芸術観や、一風変わった温泉の出戻り娘との交流など、なかなかに味わい深かった。また、英訳のこの作品をあのグレン・グールドが愛読したというが、英訳ではこの漢詩や俳句や漢文調のフレーズはどう訳され、それをグールドがどう受け止めたのだろうかと想像しながら読むのも面白かった。

読書には適した時期があるという。ドストエーフスキーの『罪と罰』や『カラマーゾフの兄弟』な難解な部分があると言っても青春のある時期に読んでおくべきだとは、誰の言だったか?

この『草枕』のような脱俗的な「非人情」の世界を描いたものは、漱石の初期作の一つとは言え、それこそ則天去私の境地ではないが、ある程度世知辛い世の中を経験してきたものでないと理解できないのかも知れない。

また、DSの文字はバックライト付きというのが、逆に目に優しいのか、細かい文字の文庫本を読むよりもいいかも知れない。ネット量販サイトのレビューに年配の人に結構受けているというものがあったが、これなら大きい文字の特別文庫を求めなくても老眼の進んだ人でも読めるので、そういう意味でテクノロジーの進歩がユニバーサルデザイン的な書籍を生んだとも言えるように思う。

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2007年10月19日 (金)

任天堂DS用 『文学全集』

しばらく、任天堂DSのゲームからは離れていたが、先日Wiiのリモコンのジャケットの無料配布の注文の際に任天堂のホームページを眺めていたら、DS用のソフトで、青空文庫に収納されている著作権切れ(パブリックドメイン)の日本文学の名作100冊が収録されたものが発売予定となっていた。

昨日電気店に立ち寄ってみたら「任天堂 DS文学全集」が平積みになっていた。値段は店頭販売で約2500円。パッケージには収録作品一覧はないが、ホームページで確認できるので要らないのだろう。既に読んだことのあるものも多いが、文学史で名前だけ知っていて実際に読んだことのないものが結構ある。田山花袋の『蒲団』、有島武郎、岡本かの子、尾崎紅葉の『金色夜叉』、織田作之助の『夫婦善哉』、折口信夫『死者の書』、菊池寛、国木田独歩、幸田露伴、小林多喜二、坂口安吾、高山樗牛、武田麟太郎、徳田秋声、徳富蘆花、二葉亭四迷『浮雲』、宮本百合子、横光利一など。もちろん、芥川、漱石、藤村、鴎外、賢治、太宰などの人気作品も多く入っている。(任天堂 公式サイト 収録作品一覧

DS自体、厚手の文庫本よりも少し重いが、持ちやすく、バックライトのおかげで少し薄暗い場所でも読めるので、実用に耐えそうだ。また、老眼用に大きい文字サイズも選べたりする。その他Wi-Fi経由でのダウンロードや通信機能もあったり、BGMなどの瑣末な設定もある。

これまでいろいろ電子ブックが発売されてきたようだが、この普及したゲーム機で容易に読書ができるのは画期的かも知れない。100冊そろっても大きさは変らないのが電子媒体の凄さだ。これで様々なソフトが発売されれば、なかなかだと思う。希望は、賢治全集、漱石全集、シャーロックホームズ全集、シェークスピア全集など、かつて相当大きい版型の全一冊シリーズで出たものがソフト化されれば、すぐにでも買うだろう。

なお、いろいろパラパラ(という擬音が本当にスピーカーから出る!)とめくってみたが、現在、漱石の『草枕』を再読している。あのグレン・グールドの座右の書(ベッドサイドの書?)として音楽ファンにはつとに知られるようになった随筆風小説で、初読のときは退屈だったが、東洋人にして西洋文化を知悉した知識人による東洋的な芸術論として読むときグールドの興味関心に少しでも触れられたような気がして感興が高まるように思う。

P.S. 自分の過去記事で、パブリック・ドメインについての違和感 などと少し偉そうなことを書いてはあるが、最近、パブリック・ドメインの商品を経済的な理由もあり、購入したり、利用したりすることが増えているのは、内心忸怩たる思いだ(^_^;)

(追記:2008/03/14 amazon 個人情報問題で、「Amazonレビューに初投稿してみた。折角だから、Amazon アソシエイトに参加してみた。」については削除、参加保留としている。)

追記:DS Wi-Fiコネクションのトライ

2007/10/28 追加ダウンロードできる作品をみてみたところ、漱石の『夢十夜』や岡本綺堂の『半七捕物帳一』などが含まれていた。このDSをWi-Fiによって無線アクセスポイントにつなぐのは、http://ja.wikipedia.org/wiki/ニンテンドーWi-Fiコネクション のセキュリティの問題の解説によって、使用暗号が旧式(これはDS本体の仕様上の問題でファームウェアの更新で解決できないらしい)だということを知っていたので、躊躇っていたのだが、いったん接続してダウンロードした後、すぐに設定をもどせばいいと考えて実行してみた。

簡単に設定できるアクセスポイントなので、『文学全集』に入っているコネクションガイドブックを参照しながらトライすると、ものの数分で接続でき、早速現在ダウンロード可能なブックをこれも数分でDSに収めることができ、また感想をアップロードし、ランキングもダウンロードできた。総合ランキング1位は『銀河鉄道の夜』、2位『我が輩は猫である』、3位『ごん狐』。その他感想別ランキングでは 痛快部門 1位『蝿男』。感慨深い部門は、『トロッコ』などと参照ができるようになった。

その後、PCで暗号設定を確認すると 確かに WEPに変更されていた。すぐにPCの設定をより強力な暗号に変更し、接続し直し、またWiiも一応接続し直したが、それに30分ほどかかった。

もっともこんな面倒なことをせずとも、DSステーションが設置してある電器や玩具の量販店に持って行けば設定なしにネット接続できるそうなので、今後必要があれば、これを使ってみようと思う。

追記:2007/10/30 Wii リモコンジャケットが1週間ほど前に届いた。早速装着して使ってみたが、これまでのリモコンの太さ・重さに馴れていたので、少々使い勝手が違う。うっかり落としたり、ぶつけたりしたときの保護としては有用だろうが、小学生の手には少し太く重くなりすぎたのではないかと思う。評判はどうなのだろうか?

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2007年9月14日 (金)

かぐや姫月へ旅立つ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070914-00000038-mai-soci

<H2Aロケット>「かぐや」搭載し打ち上げ成功 種子島 9月14日11時37分配信

とうとう「かぐや」が月へ旅立った。先日日経BPのメール配信で、日本の月探査機打ち上げ迫る、独走の目論見崩れる (2007/09/07) という記事を読んでいたので、少し水を注された感じだったが、とにかく打ち上げは成功した。おめでとう。

あとはうまく月を周回する軌道に乗って、鮮明な映像を見せてもらいたいものだ。

なお、今夕放送のテレビアニメ『ドラえもん』は、ちょうど「かぐや姫」を題材にしたものをやっていた。偶然だろうか?

それにも刺激されて、DVDでキューブリックの『2001年宇宙の旅』の最初の20分ほどを家族で鑑賞したが、長男は結構面白いといい、次男はわけが分からないと不評だった。リゲティで始まり、R.シュトラウスでの月から眺めた地球からの日の出の映像は相変わらず見事だった。J.シュトラウス2世の音楽に乗っての宇宙ステーションへの旅も、素晴らしかった。1968年ごろには、2001年にはこのような宇宙への旅が実現すると考えられていたのだろうかと子ども達から少しクレーム(?)が出た。

H2A(HⅡA)に関する自己記事
かぐや姫に関する自己記事

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2007年9月 6日 (木)

台風9号接近中

本州の東海上で発生した台風9号が太平洋高気圧の周囲を回って、小笠原、伊豆諸島を経由し、伊豆半島から湘南にかけて上陸しようとしている。

横浜でもさきほど暴風域に入り外では風雨が荒れ狂っている。

今回の台風は、高気圧に行く手を阻まれたため動きが遅いということで、対策には比較的時間が取れたため、昨日からベランダや玄関などの風に飛ばされやすいものを片付けたりし、停電に備えて炊き出しと鍋に水をくみおき、風呂の水を一杯にしておいた。とにかく、いつ停電になるか分からない(電線が切れたり、電柱が倒れたりはいつ起こるかわからないため)ので、懐中電灯、ランタン、携帯ラジオを用意し、アウトドア用の携帯コンロも用意した。

今はテレビを見ながら、警戒をしているところだ。

200709062140_2 これは、http://www.bosaijoho.go.jp/ 国土交通省の防災情報提供センターで見られるレーダーの21時40分現在の様子だが、静岡県(伊豆半島)、神奈川県(箱根付近)埼玉県、群馬県、山梨県では、相当の雨量を記録したようだ。

大自然の威力は猛烈だ。

子ども達は、今日は早期の下校はなかったが、私の勤務先では、定時前の退社が勧告された。また、明日は7時現在で暴風警報が発令されていれば学校は休校。私は、公共交通機関が運転再開するまで自宅待機ということになっている。これから深夜にかけて上陸なのだが、被害が少ないことを望みたい。

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2007/09/07 7:35AM追記
 夜中の2時ごろから猛烈な風が吹き荒れ、「風の音にぞ驚かれぬる」と目が覚めてしまった。ちょうどその頃小田原付近に中心が上陸して、その後相模平野から多摩、埼玉、群馬と北上して今は栃木県付近に中心がいるようだ。幸い風による被害はなかったようで、停電も免れた。しかし、大雨、洪水、暴風警報は継続中で、小学校は休校になった。私は、交通機関が通常の運転本数の半分は動いているので、雨が小康状態になったら出勤だ。

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2007年9月 5日 (水)

航空機によるCO2の発生

NASA、飛行機雲と地球温暖化の関連を指摘

先日の那覇空港での中華航空機のエンジン爆発を見て、今更ながら航空機が膨大な燃料を燃焼させて飛んでいることに気がついた。

それで、飛行機燃料 地球温暖化 で検索してみたところ、上記のような記事が目に留まった。

CO2の発生源としては、身近な自動車、火力発電所などが頭に浮かぶが、現在世界中を所狭しと飛び交っている飛行機は、この数十年の間に膨大に増加したのではなかろうか?北米や欧州では日常の足としてバス感覚で飛行機が飛んでいるし、日本でもそれは変らない。

日本航空が、そのサイトで、地球温暖化を食い止めるために私たちができること というQ&Aを掲載しているが、過去に比べて現在の航空機の伸びについては触れられていない。

CO2が温室効果ガスとして、地球温暖化の元凶であるという説が有力だが、そうならばその排出源としての飛行機にもっと注目してもよいのではないか?

HATENA でも、同じような疑問を持っている人がいて、

「航空機の燃料についていろいろなデータのあるsiteを教えていただきたい。具体的にはジェット戦闘機、ジャンボ旅客機、セスナ軽飛行機、中型ヘリコプターといった機種別で、搭載できる燃料量、種類、燃費、また航空機から排出のガスは、いわゆる地球温暖化問題での排ガス規制からは除外されているといると聞くが、その根拠などを。」という問いかけをしていた。

さらに、探すと 航空機の環境負荷  (ジェット航空機の騒音とエンジン排気ガス)という まとまったページを発見できた。 この中でも  飛行機雲と巻雲 というページでトップのNASAの研究に触れている。

どうも環境問題では、飛行機は特別扱いされているようだということがおぼろげながら分かった。

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2007年9月 4日 (火)

今日の新聞のWIKIPEDIA記事

以前 2006年7月27日 (木)の記事 WIKIPEDIAを読むだけでなく などという記事を書き、その頃からWIKIPEDIAの編集に参加して、結構長続きしている。主に、クラシック音楽関係、郷土関係についての項目を編集している。

今日の朝日新聞の社会面に、WIKIPEDIAに関する特集記事が出ており、中で某新聞社がWIKIPEDIAの記事をマルマル無断引用したとか、米国ではWIKIPEDIAの信頼性に問題があるため新聞社が記者にその記事への引用を禁止したりするなど、洋の東西でマスコミもいろいろな意味でWIKIPEDIAの存在を無視できなくなっているようだ(asahi.comではこの記事はみつからなかった)。

確かにウィキペディアの記事は玉石混淆で、ムラも多く、いわゆる権威ある書籍の百科事典や各種事典と比べるとまだまだだと思う。例えば、遺跡の解説記事など、自分がオリジナル(といっても様々な典拠を読んで自分の知識となったものを書いたものなので、どこからが引用でどこからがオリジナルか分からないのだが丸写しは盗作として削除される)に作成したものでも、例えば平凡社の地名事典や市町村誌などを参照してみると、そのレベルの違いに愕然とすることがある。また、編集合戦による記事の流動や、価値観や思想的に対立のある項目での編集保護、荒らしに見られるように匿名性(半分以上が未登録編集者だという)に基づくあまり良心的でない書き込みも散見される。また、官公庁や企業が自分が関係する項目に関してウォッチしており、その意向にそぐわないような解説や項目などを削除するという行為が、実際にWIKIPEDIAがどのドメインから編集されたのかを追跡するアプリケーションによっても確認されるなど、「中立的な観点」を逸脱するような事例も報告されている。

しかし、インターネット上の百科事典の利点も数多く、世界的な事項などは、日本語の記述内容では不足だったりする場合には、自分でも少しは読み書きできる英語版(さすがにもっとも充実している)をすぐに参照できたり、内部リンクにより、次から次へと連想と同じように項目をたどれたり、最新項目がすぐにフォローアップされていたりするのは便利この上ない。また、いわゆるオーセンティックな百科事典には取り上げられないサブカルチャー分野の項目が充実しているのもネットの住人の興味関心ゆえだろう。

衆愚の記念碑になるのか、人類の叡智の金字塔になるのかは分からないが、これからも見守っていきたいと思う。

なお、COCOLOGのエンコードUTF-8とWikipediaの相性が原因なのか、相当前からWIKIPEDIAの日本語の項目名をこの本文でリンク作成しようとすると、いわゆる文字化けでリンクができなくなる現象が発生し解決できなかったが、同様の悩みを持っていた人がいたようで、思い立って「WIKIPEDIA ココログ リンク 文字化け」で検索したら trendleader ウィキペディアの和文キーワードのリンク方法 という記事が見つかりおかげさまで何とか解決できた。

実例: http://ja.wikipedia.org/wiki/ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン

このリンクの中にhttp://ja.wikipedia.org/wiki/交響曲第5番 (ベートーヴェン) があり、その中にNASAの木星及び深宇宙探査機ヴォイジャーが宇宙人へのメッセージとして搭載していったゴールデンレコード(Golden Record)の記事があったが、内部リンクがWikipedia内の該当記事とリンクされていなかったのを編集してみた。以前からどんな録音が積まれていったのか興味があり、FCLAで話題になったこともあったが当時は参加者のほとんどが分からずじまいだった。しかしいまやWIKIPEDIAでも、そこからつながるNASAのサイトでも容易に調べることができるようになっている。これは有用な知識の蓄積の例だろう。

追記:2007/9/9

9/8(土)朝日新聞朝刊の一面の左側、特集記事などが載るところに、上で書いた官庁によるWikipediaの記事の書き換えについて書かれていた。朝日新聞お得意の官庁批判が主で、企業によるものは特に触れられていなかったようだ。一応独自に取材したようで、厚生労働省、社会保険庁による某代議士批判を、社会保険庁の年金隠し、横領問題と絡めて批判していた。

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2007年8月 4日 (土)

エッシェンバッハの『インヴェンションとシンフォニア』(カセットテープ)

Eschenbac_inventionsinfonia J.S.バッハ

15曲のインヴェンションと15曲のシンフォニア 全曲

クリストフ・エッシェンバッハ(ピアノ)

〔1974年6月-9月、ラス・パルマス (スペイン領カナリア諸島?)〕

プロデューサー:フランツ=クリスティアンヴルフ
ディレクター、レコーディングエンジニア:カール=アウグスト・ネーグラー
ドイツ・グラモフォン Educational (ピアノ・レッスン・シリーズ) CEV-1010


梅雨も明けて暑くなると、長かった学生時代の夏休みに、実家でおぼつかない手つきでバッハのインヴェンションを少しずつかじって楽しんだ頃のことを思い出す。お手本にするほどピアノのメカニック的な技術があったわけではないが、参考にと先日のグールドのと並んでこのエッシェンバッハのものもよく聞いた。

現在は、パリ管やフィラデルフィア管などとのロマンチックな(主観的な要素の強い)音楽作りで指揮者としての著名度の方が圧倒的に強いエッシェンバッハ(ちょうどバレンボイム、アシュケナージと同じ音楽航路のようだ)だが、ドイツの戦災孤児として幼児を送りながら、その後の戦後のドイツのピアノ界を背負う皇太子的な位置につくほどピアニストとしての活躍は目覚しかった(小澤ボストンとの共演による『皇帝』は『皇太子』と評されたこともあった)。彼のモーツァルトのピアノ曲集はとても好意をもって迎えられ、ドイツ系の音楽への期待は高かった。

そのエッシェンバッハの全盛期に、どのような意図で企画されたのか、いわゆるドイツ系のピアノ教則本の曲集を彼に実際にお手本用に録音させて発売するという企画があったようで、このバッハの曲集を含め、ツェルニーの30番、40番や、ソナチネアルバム、ソナタアルバムなどに含まれた相当の枚数のLPが発売されたものだった。ただ、これらは、「教則用」という範疇にとらわれたためか、一般的な音楽評論の対象にならなかったように記憶している。このカセットは、先