カテゴリー「健康」の32件の記事

2009年12月13日 (日)

ようやくメタボリックシンドローム該当から外れた

昨年2008年の11月の人間ドックで、見事初年度のメタボリックシンドロームに該当すると判定され、特定保険指導の積極的支援を2月から半年受けたのだが、その期間はあまり目立った効果はなかったのは、何度か書いた通り。

しかし、先週の金曜日、人間ドックを受診したところ、昨年に比べて大幅な数値の改善が見られた。

体重は9.1kgの減少で、BMIは26.6から23.4まで下げることができた。

腹囲も自分で何度か巻尺で測ったときには85cmのメタボ基準を下回ることがなかったのだが、測定者の手馴れた測定では、昨年よりも何と6.9cmも細くなっており、めでたくメタボの第一関門をクリアできたことになった。

血圧も拡張期が85以下となり、中性脂肪も半減。

悪玉コレステロールも正常値内で、善玉コレステロールも正常値の範囲。

空腹時血糖値とHbA1c(糖化ヘモグロビン、ヘモグロビンA1c:過去2ヶ月の血糖値の状態を示す指標)も正常を示した。(これは昨年も異常値ではなかったのだが。)

肝機能を示すGPTやγGTPも昨年は少し正常値を上回っていたが、正常値に復帰した。これには、アルコール飲料を飲む量や回数を相当減らしたことも効果があったものと思われる。

ただ、尿酸値が思ったより下がらず、未だ6.9mg/dl以下の正常値に復帰できていないのが残念なところだ。

腹囲が大幅に下がったのには驚いた。朝から朝食、水分抜きで、用便後(というのは昨年と同じ条件)ということもあるようだが、数字としてここまで細くなっているというのは、予想外だった。ズボンの腹回りが相当ゆるくなったので、細くなった実感はあったのだが、どうも巻尺で自分で測る腹囲測定では85cmを切ることがなかったので、少し釈然としない。昨年も今年も、人間ドックの測り方が腹囲の測り方のガイドよりも甘いということも考えられるので、これには少し注意しておきたい。

昨日も外出して1万歩歩き、今日は少しはりきって1万5千歩ほど歩いたように、いわゆる食事の制限であるダイエットよりも、有酸素運動(正しい意味でのエアロビクス)を自覚的に生活習慣に取り入れたエクササイズの効果が大きいように思う。この2ヶ月間はほとんど毎日1万歩以上のウォーキングを続けていることになる。

最近、体重の減りが停滞し、腹囲の減少が少ないことで、停滞期かと気にして調べたところ、エクササイズによって体力が付いた体では、以前の面白いように体重が落ちたころの運動不足の身体と違い、同程度の運動では心拍数(脈拍)の上昇(運動強度)が上がらないため、体への負荷が軽くなってしまっていて、体重が減るまでの運動になっていないということを知り、少し運動強度を上げた(早足の度を上げた)ところ、また体重も減るようになってきた。

ただ、腹囲を意識して腹筋運動も少し始めたところ、非常に腹筋が弱っていて、自分ひとりでは上半身を起こすことができないほどだったのにはショックを受けた。

今回の検診結果では、確かに内蔵脂肪は大幅には減ったようだが、尿酸値が高いことや、未だ高い数値を示す体脂肪計の数値のように、まだまだ改善する余地があり、また、ウォーキングに面白さを感じていることもあるので、冬場とは言え、現在の生活習慣を保ちたいものだと思う。

追記:12/19(土)の記録

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体重計(両足測定)では、それほど高い体脂肪率ではないが。

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両腕式体脂肪計では、結構高く、「かくれ肥満」という判定!

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2009年11月11日 (水)

ブログを更新しなくなったこと

この数ヶ月、ブログ更新をめっきりやらなくなった。

一つには、Yahooの知恵袋というものを知り、そのクラシック音楽の質問に回答するのが面白くなり、6月から9月くらいにかけてすっかりハマったこともあったが、こちらも10月後半から飽きてしまって遠ざかっているので、ネットでのコミュニケーションに飽きてしまったということもある。

また、もう一つには、メタボリックシンドロームという少々基準があいまいながら、健康診断の各種指標を見るとやはり無視できない過剰な体重を食事と運動によって減らしていくのに「凝って」おり、そちらが面白く、また運動疲れで夜更かしも減ったため、パソコンに向かう時間が減ったこともある。

この間、母方の従姉の夫君が、10月25日(日曜日)の朝日新聞のオピニオン(耕論)日本農業を強くする で、記者の取材を受けて顔写真入りで大きく登場したというようなこともあり、実家に伝えたりもした。

さて、運動といっても、メタボ対策で少し流行になっているウォーキングというもので、通勤の往復に、一駅手前の駅で乗り降りして、片道約2kmずつ歩行時間を増やし、また仕事の昼休みに、近所の巨大スタジアムの周囲を往復を含めて約3km歩くようにして、以前に比べて一日約7kmは確実にエクササイズに相当する歩行を増やした。また、土曜、日曜日にも近所の堤防道路や森林公園をつとめて歩くようにしている。そのためにOMRONの Walking Styleという1週間のメモリ付きの歩数計、スーパーがシューズメーカーと共同開発したという廉価なウォーキングシューズ(黒の合成皮革なので通勤にも使える)を買い求めたりもした。

その効果もあり、臀部と脚部はスラックスがゆるくなるほどにスリムになった。だが、腹回りが思ったよりも減らない。少しきつくなっていたスーツの腹部がすんなりと前ボタンが留まるようになったことで、確実に腹囲も減ってはいるのだが、85cmを下回るまでにはいたっていない。体重は昨年の今の時期に比べて8kgは確実に減ったのだが。まだ、職場の人間ドックの呼び出しが来ないので、他の数値がどうなっているのかが気になるところだ。

ブログから遠ざかっている時期、あまり本も読めなかったが、故・加藤周一の「羊の歌」「続・羊の歌」を読み直し、ちくま文庫から出ている「日本文学史序説 上、下」に取り掛かったが、これが面白い。文学史とはいいながら、思想史、宗教史、文化史でもあり、虫食い状態で蓄えられている知識が、世界的な広い視野から整理し直されるような快感がある。

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2009年10月17日 (土)

ウォーキングで体脂肪率を落とそうとしている

レコーディングダイエットにもいろいろあるようだが、「いつまでもデブと思うなよ」(岡田斗司夫)の推奨するような食べた物の記録とカロリー計算までは出来ないので、体重、体脂肪、腹囲、歩数などを記録しているのは、9月末に書いた通り。

昨年の11月の人間ドックでのメタボリック症候群認定を受けてから、月に1kgの減量を目指していたが、記録をエクセルで整理して折れ線グラフにしてみると、若干の増減はあるが、この5月までは、ほぼ横ばい。6月に少し減り始め、7月中旬に風邪を引きそのときに食事量が減ったこと、7月下旬に下痢でやはり食事制限をしたことで急激に体重が落ち、その後はリバウンドせずに、順調に減ってきたが、大台を9月下旬に切ってから、少し気がゆるんだのか、ほぼ維持という状況になってしまっていた。

その頃、体脂肪率を以前買っておいた体脂肪率計で測り直し、腹囲を測ってみたところ、意外にも隠れ肥満で、腹囲はメタボ基準を下回っていないことが分かり、少なからず衝撃を受けた。

日々の加齢により、次第に基礎代謝量が減っているため、主に食事だけの減量ではやはりだめなようなので、先日の台風の日に朝の通勤でバスや別の交通機関を使って歩行距離が不足したこともあり、昼休みのウォーキングをその日の強風の吹き荒れる中始めてみたところ、これがなかなかよいようだ。次第に歩き方も様になり、分速100mは越えられるようになり、歩幅も伸びるようになってきた。

一週間ほどは、体重に変化はなかったが、大台の次のステップをようやく今朝下回ることができ、体脂肪率も腹囲も減少してきた。しばらくこの調子で続けてみたいものだ。問題は、土日、休日のグータラだ。

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2009年9月28日 (月)

体重、体脂肪率の計測値

昨年の11月の健康診断時は、メタボリックシンドローム検診も兼ねていて、見事メタボであるとの認定を受けたのは既に書いた。

そこから、できるだけ長続きして、生活習慣になるように、無理のない減量に心がけてきた。この5月ごろまでは大きな変化がなかったが、諦めずに続けていたところ、次第に体重が減少傾向になり、9月のこの数日には30歳以来の大台を切ることができ、約8kgの減量となった。

実際、ハタチの成人記念に両親に買ってもらったスーツは、仕立てのよいもので、今でもタンスに仕舞ってあるのだが、上着もズボンも30歳ごろまでは着ることは着れたが、40歳代になってからはまったく着ることができなくなっていたのが、容易に着ることができるようになったし、当時の古びたジーンズも楽々はけるほど腹回りが細くなったし、首回りもシャツのボタンが簡単に留められるので相当細くなった。これはやはり余分な脂肪が消費されたことによって細くなったものだとは思う。

しかし、久しぶりに5年ほど前に買った体脂肪計を取り出してきて計測したところ、それほど体脂肪が落ちていないような数値が出たので、少々ショックを受けた。

古い体重計がどうも1kgほど少なく計測されるのが分かったので、体脂肪計付きの新しい体重計を8月に買い、それで測ると、それほど体脂肪率は高くなく、標準とやや高いの境界よりも少し高い程度になっていたのだが、両手で測るものでは、体脂肪率が肥満レベルの数値で出るのだ。

BMIは、普通レベルになったので、「かくれ肥満」のタイプに該当するようになっている。

今回の減量は、ウォーキングには心がけたが、上半身の運動が不足しているので、恐らくそれが体脂肪率の高さに効いているのだろうとは想像される。

かくれ肥満は、「運動不足や、減量食で極端なダイエットをくりかえしたりすると、食べる量は多くなくても、カロリーが脂肪に変わりやすくなってしまいます。バランスの良い食事をしっかり食べ、運動の習慣を付けましょう。」との体脂肪計のアドバイスがあるので、体重はこのあたりで維持できるようにして、特に上半身の運動(ダンベル体操)などを心がけるべきだろう。

現在、3種類の体脂肪計があるが、一番低いのが体重計のもので、2番目が両手式の本格的なもの、約4%多く出る。両指式の簡易式ものは5%多く計測値が表示される。信頼度の高そうなのは両手式なので、これを基準にしよう。

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2009年9月18日 (金)

NHK ためしてガッテン 肝臓病特集 の衝撃

2009年9月16日(水)夜8時からのNHK「ためしてガッテン」という啓蒙番組をたまたま見た。料理や、健康などをテーマにすることの多い番組だが、今回は、力を入れた番組というか、こちらが無知蒙昧だったというか、相当の衝撃を受けた。

隠れた肝炎患者数の多さとその感染の原因の歴史的な背景の解説には、3人のゲスト、レギュラーも顔が本気で強張っていたのがよく分かった。レギュラーの山瀬まみはほとんど涙目だったほどだ。

ホームページ http://cgi2.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20090916

お住まいの都道府県などの保健所か、委託を受けている医療機関で、肝炎ウイルス検査が、原則、無料で受けられます。(ただし一部では年齢などの制限を設けていることもあります。)どこで受けられるか、年齢制限などは、お住まいの自治体により異なりますので、お近くの保健所か、都道府県におたずねください。(市町村などの保健センターでも行っていることもありますが、有料の場合もあります。)

ということがポイントで、この番組の反響は相当大きいことが予想される。

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2009年6月10日 (水)

太り気味の方が長生き?

この記事、2009年3月 2日 (月) メタボリックシンドロームの基準は適正なのだろうか?も読売新聞のものだったが、YAHOOニュースを見ていたら、今度も同じ読売新聞記事で、『やっぱり「ちょい太」、やせ形より7年長生き…厚労省調査 6月10日14時32分配信 読売新聞』という、世間の常識を覆すようなニュースが出ていた。

「やっぱり」という副詞は記者の実感なのだろうか、おそらくちょい太体型の記者なのだろうと思わず想像してしまった。  

最も短命なのはやせた人で、太り気味の人より6~7歳早く死ぬという、衝撃的な結果になった。「メタボ」対策が世の中を席巻する中、行きすぎたダイエットにも警鐘を鳴らすものといえそうだ。

とあり、この調査結果は多いに議論されるべきものだろうと思う。ちなみに太り気味は、BMIが25以上、30未満で、身長170cmの場合には72kg以上86.7kg未満が相当するという。

ただ、

体格と寿命の因果関係は、はっきり分かっていない。このため、太り気味の人が長命という今回の結果について、研究を担当した東北大の栗山進一准教授は「無理に太れば寿命が延びるというものではない」とくぎを刺す。

とのことで、因果関係が分からないということに逆に驚く。恐らく、痩せ型、太り型は生活習慣も要因の一つだが、同じ食事をしても太らない人、太る人が分かれるように遺伝的な要因が大きいものだと思う。私の知り合いの食べても太らない人には、体温が非常に高く、活動的だが、疲れやすいという体質を持っている人もいる。

同じ研究で、医療費の負担は太っているほど重くなることも分かった。肥満の人が40歳以降にかかる医療費の総額は男性が平均1521万円、女性が同 1860万円。どちらもやせた人の1・3倍かかっていたという。太っていると、生活習慣病などで治療が長期にわたる例が多く、高額な医療費がかかる脳卒中 などを発症する頻度も高い可能性があるという。

とあるのは、注目すべきで、本来健康的な余命がどのくらいあるかが重要であり、単なる寿命としか書かれていないのがもったいないところだと思う。(健康的か否かの尺度の問題かも知れないが)

ただ、これも厚生労働省の研究だという。以前の記事の通り、まだ厚生労働省の指導によるメタボリックシンドロームの抑制のための体重、腹囲の調整指導を健康保険組合から受けており、半年前よりも2kgほど減量できたが、まだ「太り気味」の範疇に入っている。

メタボリックシンドローム抑制が、結局は、医療費の削減を目的としており、決して健康余命を長くしようなどということを謳っていないのだから、この研究結果もその期待を裏切っていないとも言える。

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2009年6月 2日 (火)

新型インフルエンザの水際防疫と小正月の道祖神・塞の神の祭り

小正月に全国各地で行われる道祖神祭りだが、小学校6年間、その行事に参加したのはいい思い出になっている。

道祖神といえば、信州の松本平の北方の安曇野の男女双体の石造の道祖神がよく知られてはいるが、道祖神を別名、塞の神(さいのかみ、さえのかみ)、つまり遮る神、ふさぐ神とも呼ばれ、災いや疫病が村境から村内に入って来ないように防御して欲しいという願いを受け止める神でもあったようだ。

その道祖神を祭る祭礼が、なぜ厳寒の小正月(太陽暦ならば大寒の直前、太陰暦の1月15日でも立春の直後で厳寒には変わりない)に行われるのか、謎だった(といっても文献に当たったわけではない)が、今回の空港や航空機内での水際防疫に勤しむ厚生労働省主導の活動を見ながら、まさに村境を守る道祖神的な発想がまだ残っているのかも知れないと連想が働いた。

元々小正月の火祭りは左義長という小正月に行われた宮中行事が起源だとされているが、その起源である祭りにも病気払いの意味があったという。

私が子どもの頃にその先輩達から伝承した道祖神の祭りが、いつごろからその村に伝わったものかは知らないが、ご神体を納める小さな祠は、相当古いものだった。(崩壊しそうだったので、村の鉄工所のおじさんが、鉄製の立派な祠を奉納したほどだった。)

季節的に考えると、小正月の厳寒期は、今ほど人の往来が激しくなかった明治や江戸の頃でさえ、感冒が流行ったもので、おそらく当時の人も、感冒は外部の人やものと一緒にやってくるものだと想像したように思われる。そこで、その災いを招かないように、塞の神の祭りを、小正月に行ったものではあるまいか?

全国各地に小正月行事としての火祭りは様々な名前で伝えられているようだが、疫病は外部から来るもの、特に江戸時代末に流行したコレラ(コロリ)は、その思いを浸透させていき、その記憶がいまだに日本人には強く「遺伝」しているのかも知れない。

日本政府と国民の反応が世界的にも奇異に見られているが、、国外で発生した伝染病が国内に入るのを非常に神経質になる一つの要因なのかも知れない。

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2009年5月21日 (木)

新型インフルエンザ感染者が関東でも

あらたにすでも比べることができるが、日経も読売も朝日も(東京本社版ということもあるのかも知れないが)新型インフルエンザ感染者が二名関東地方でも確認されたことが、一面の大ニュースとして報じられていた。報道によれば、二人ともこの時期にニューヨークに「模擬国連」という学生の一種の研修に出かけた高校生で、ニューヨークで感染したものらしく、国内での人から人への感染ではないということだ。

既に神戸、大阪、滋賀と感染者が拡大しているので、新幹線でほんのわずかな時間で往来できる沿線や関東地方でも人から人への感染も時間の問題かと心配していたところ、意外な知らせではあった。

手洗い、うがいは励行しているが、まだマスク(この土日にあっという間に売り切れが続出すたらしいが、この冬の季節性インフルエンザ対策で購入してあった使い捨てマスク)は着用していなかったが、今回比較的身近で感染者が発生したことで、今日の帰宅時には電車内で着用した。今日着用したのは、どうも新幹線でおそらく西日本から帰宅して在来線である私が利用している近郊路線に乗り換える中学生の修学旅行生が大勢いたこともあった。

弱毒性ということが言われているが、できれば感染したくないものだという意識がある。罹患すれば仕方がないこととはわかっていても、どうも我ながら少し神経質になっている。気分的には晴れ晴れしないし、他人の掛けているマスクも気になるし、咳やクシャミもいやな気分になる。神経戦のようなもので、このようなストレスが逆に抵抗力を落とすことにもなるのだろうから気をつけなければいけないと、どうも堂々巡りになっている。

Yahooニュースを見ていたら雑誌記事のカテゴリーの中のプレジデントの記事で、「人類史から見た、感染症とパンデミックの起源」という結構長いパースペクティブの面白い記事を発見した。農耕と家畜の飼育が、人類史の上で、細菌、ウィルスによる感染症を人類に蔓延させることになる転換点だったということが指摘されている。安定した食生活と人類の増加、それと感染症は表裏一体のもので、その流れに今回の新型インフルエンザもあるということらしい。

私が大学生の頃に、HIV(human immunodeficiency virus)いわゆる、AIDS(Acquired Immune Deficiency Syndrome)ウィルスの流行が報道され始め、ウィルスというものの驚異を思い知らされたものだが、最近ではその報道もすっかり下火になり、新型インフルエンザがマスメディアの格好の材料になりつつあった。AIDSウィルスの感染は、特殊な接触による以外はほとんどありえないということが認識されたので、それへの防御は自らの意志次第のところがあるが、今回のように人類の多くが免疫を持たないウィルスの感染は、通常の季節性(という言葉も今回初めて知ったが)インフルエンザと同様、咳やくしゃみなどによる空気中への唾液・鼻水の飛沫の乗ったウィルスの飛散、そのような唾液、鼻水の付いた物に手などで接触し、それで口や鼻、目に触れることで感染するということだ。

現代のように、過密な移動環境で日常的に長距離の移動が行われたり、数多くの閉鎖手的な空間に多くの人々が集まるという生活形態では、このような感染をする感染症を防ぐ手立ては非常に限られているだろう。日本では、非常にこのウィルスに対して神経質になっている人が多いようで、諸外国から奇異の目でも見られているようだが、江戸時代末期にも、コレラや天然痘が長崎に来航した外国船員が感染源になり、ついには江戸から東北地方まで伝染していったということも、時代小説(『半七捕物帳』など)にも書かれている。

比較的安穏と暮らしている現代ではあるが、今回の騒ぎを乗り越えることで、個人、集団に何らかの成長経験が得られるかも知れないという期待もある。

また、今日は、様々な問題が指摘されている「裁判員制度」が実施の運びとなった日でもある。特に映画『十二人の怒れる男たち』で描かれたような米国流の陪審員制と異なり、有罪、無罪だけでなく、過去の判例や法令解釈の知識も本来は必要な量刑までも裁判員が行わなければならないということ、最近多い残虐な犯罪も裁かなければならないこと、誤審に関しても危惧があること、そして誤審とも関係するが、罪のない人物を死刑にする可能性もあること、など、特別な訓練を受けていない一般人を犯罪の修羅場に投げ込むような制度であり、また守秘義務違反への罰則なども裁判員と裁判官との間の扱いも公平を欠くようなものとされている。一部では徴兵制のような扱いも問題になっており、国家権力の傲慢さが浮き彫りになっている制度だとも言える。司法への国民の参加は本来は望ましいことなのだが、拙速に過ぎるというのが今日始った制度だろう。おそらく多くの手直しの論議が巻き起こるのではなかろうか?

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2009年3月 2日 (月)

メタボリックシンドロームの基準は適正なのだろうか?

メタボ「腹囲」偏重に異議…厚労省研究班「関連強くない」 3月1日付け 読売新聞。

結構衝撃的な内容だと思うが、後追い記事が出ないのはどうしてだろうか? いわゆるガセネタなのかと気になる。

メタボリックシンドロームの該当条件は、必須条件腹囲 男性85センチ以上、女性90センチ以上 に加えて、血圧、血糖値、脂質の基準のうち、二項目に該当する人が、指導の対象になり、生活改善や治療を行わなければならない、とされており、私も昨年末の勤務先の健康診断で、腹囲が該当し、最低血圧が若干基準を上回り、脂質もわずかに上回り、指導対象となっている。

しかし、読売新聞が報じた厚生労働省のチームが愛知県で行った調査では、腹囲は必ずしも成人病(生活習慣病)に有意な関係を持っていないようだとしている。

後追い記事が出ないのも気になるが、この調査結果自体は信頼性があるものなのだろうか?

ただ、読売新聞記事では、腹囲が基準以下ならば(つまり痩せ型体型ならば)、仮に血圧、血糖値、脂質がすべて基準を上回っていても、メタボリック症候群(代謝異常シンドローム)には入れてもらえないとのことだ。これは普通に考えれば非常に不可思議なことだ。普通に考えれば、これら3つの基準を上回っていれば、いつ生活習慣病の症状が出ても不思議ではないのではなかろうか?腹囲よりもこちらの基準の方がより重要だと思うが。

他紙では、女性より男性の基準が厳しすぎるという意見も紹介されているが、性差により男性の方が腹部に肉が付きやすく(いわゆる太鼓腹)、女性の方が肉が付きにくいし、体格的にも男性の方が女性よりも大きめということもあり、腹囲の基準は逆のようにも感じられる。

また、身長や、胸囲などのファクターを無視して、単に腹囲だけを基準として振り分けるのも大雑把過ぎるように感じる。

未だ始ったばかりの制度とは言え、厚生労働省の優秀な頭脳が金と時間を掛けて決めたはずの制度がこのように素人目にも杜撰と思われ、また内部からも異論が出るのは、少し悲しいものがある。

参考記事:勤務医 開業つれづれ日記・2 医師の方のブログだが、健康産業が儲かること、内科のパンクの恐れが指摘されている。

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2009年2月28日 (土)

2月27日の初雪と寒さと燗酒と

2月中旬には春一番が吹き、夏日を記録するほどだったが、この一週間の天気は雨模様の日が続き、昨日は南関東でも10時ごろから雨が雪に変わるほどの気温の低さとなった。横浜では、最高気温は、明け方の5度Cで、日中は気温が低下して4度Cが最高だったようだ。ようやくこの冬(といっても暦の上では立春も過ぎて春なのだが)の初雪だ。ただ、その初雪もお昼ごろにはまた氷雨に変わってしまった。

さすがに日中の最高気温が5度Cを下回るほどだと寒さが身に沁みる。既に身体が寒さにはある程度適応しているので、秋口の急激な寒さの訪れほどは身に応えることはないが、通勤の最寄の駅との往復時など、冷たい横殴りの風が頬に当たって痛さを覚えるほどだった。

このような日は、燗酒が旨い。持病もありビールを控えていることもあるが、ここ数年、冬にはよく燗をした日本酒を嗜むことが多い。この冬は、これまで日本酒を敬遠してきた妻も付き合うようになって来た。

やはり寒い日に身体を冷やすビールはあまり体調によくないようだ。また、この冬は暖冬気味だったこともあり、我が家の暖房はもっぱら電気炬燵のみで、エアコンによる暖房はほとんど使わないこともあるかも知れない。ストーブやファンヒーターの熱源で温まって汗ばむほどの部屋で飲むビールはやはり旨いと感じるから、周囲の温度の影響も多分にあることは否定できないが。

それと、中年になると次第に思想も保守的になるというが、身体の方も知らず知らずの内に日本回帰のようなことがあるのかも知れないなどとも思う。

日本酒は、二級、一級、特級といった級別制度が廃止されて既に20年ほどになり、一時期コミック『夏子の酒』などの影響で盛り上がった地酒、吟醸酒ブームも下火になり、現在ではさらに需要が落ち込んでいるというが、その『夏子の酒』の作者、尾瀬あきら氏が台湾を訪問したところ、台湾の日本酒ブームで歓待を受けたことが新聞記事で掲載されていた。

ブームの頃は、吟醸酒、純米酒だの、有名地酒だのといろいろ飲んでみたことはあるが、今はもっぱら大メーカーの紙パックをスーパーマーケットで買ってくる程度だが、燗を付けるとこれが意外に飲めるので驚いてもいる。大メーカーによる中小酒蔵の桶買いなどという悲しい話も耳にして複雑な思いもあるのだが、暖かい酒は心を少し温めてくれる。

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