カテゴリー「DHM」の6件の記事

2010年3月22日 (月)

昨日は彼岸の中日 春分の日 前日は春の嵐

1685年3月21日がヨハン・ゼバスティアン・バッハの誕生日。2010年の春分の日は、バッハの満325歳の誕生記念日だった。

前日の3月20日の昼ごろからときおり強風が吹き荒れる嵐で、3月21日の朝方は横浜でも暴風状態だった。

テレビのニュースでは、強風による被害、影響が広範囲であったことを伝えていた。またユーラシーア大陸から黄砂が飛来して、特に午前中は日本全国で視界が数キロという狭さになり、強風とあいまって飛行機の離着陸にも大きな影響があったという。今朝のニュースによると、この低気圧は、「爆弾低気圧」という物騒な名前のものに分類されるほど、急激な発達をしたものらしい。

お彼岸の中日だったが、田舎は春も秋も農繁期のせいなのだろうか、お彼岸のお墓参りの記憶はほとんどないほどで、我が家ではせいぜい牡丹餅、お萩を食べる程度の年間行事になっている。

2006年に東京タワーを見物に行ったときには、芝の増上寺の境内の桜がちょうど開花し始めていたが、ニュースでは今年も今日東京や横浜で染井吉野が開花したという。気象庁が開花宣言をしないと言っていたような記憶があるのだが、観測はきちんとしているらしい。

さて、早朝に列車の日帰り旅行に出かける長男を駅まで送っていき、朝食が早かったので早お昼を食べた後は、次男が大人用の自転車がそろそろ必要だというので近所のホームセンターまで買いに行って来た。数年前、妻のママチャリを買ったのだが、廉価だった割には3段変速付きでタイヤの横腹に当たる重いダイナモではなくタイヤの中心部に発電機が組み込まれている発電機内蔵のもので、それと同等の男性用のを探したのだが、変速が外部変速だったり、古いタイプのダイナモ式だったりで適当なものがなく、結局少し奮発して有名メーカー製のものを買ってきた。乗り比べてみると少し堅牢さが違うような気がする。

その後、午後は未だ取り込み終えていなかった Deutsche Harmonia Mundi 50枚組み の26枚目から取り込みを再開して28枚目まで取り込んだ。折角入手したこのボックスセットだが、真剣に聴いたものはそう多くはない。ミチョランマ状態だ。

iTunesへの取り込みも、作曲者や曲名などをセットものとして統一が取れるようにチェックしながら取り込んでいたり、ジャケット画像をスキャナで読み込んだりしているので、気分が落ち着いて前向きのときでないとどうもやる気がなくなってしまう。

ベートーヴェンの交響曲全集程度の枚数と長さなら、聴きなれた曲ではあるし、演奏に集中できるので、比較的短期間で聴くことができるのだが、ハイドンの交響曲全集にしても集中的に聴いては、相当の間を置かないと再開までに時間がかかるという自分の心理的な傾向があり、今回も2008年6月に購入して、まだ半分もきちんと聴いていない体たらくだ。

それでも改めてリストを眺めてみると面白そうな作曲家、曲、演奏が目白押しなのだから、これは聴かない手はない。

本日の取り込み:

Disc26
・リュリ:ディヴェルティスマン集
 スキップ・センペ(指揮&cemb)
 カプリッチョ・ストラヴァガンテ

Disc27
・マショー:ノートルダム・ミサ
・ペロティヌス:グラドゥアーレ『支配者らは集まりて』
・作者不詳:コンドゥクトゥス『あわれみ深きわれらの父よ』
・シャンスリエ:『コンドゥクトゥス:言いたまえ、キリストの真実よ』
・ペロティヌス:グラドゥアーレ『地上のすべての国々は』
・作者不詳:『アレルヤ,よみがえりたまいしキリストは』『クラウズラ:死は』
・ペロティヌス:『アレルヤ,乙女マリアのほまれある御誕生』
 アルフレッド・デラー(指揮)
 デラー・コンソート
 コレギウム・アウレウム団員

Disc28
J.S.バッハ以前の聖トーマス教会のカントールの作品集
・ゼバスティアン・クニュプファー:Ach Herr, strafe mich nicht
・ゼバスティアン・クニュプファー:Es haben mir die Hoffärtigen
・ヨハン・シェッレ:Das ist mir lieb
・ヨハン・シェッレ:Ach, mein herzliebes Jesulein
・ヨハン・シェッレ:Barmherzig und gnädig ist der Herr
・ヨハン・シェッレ:Aus der Tieffen rufe ich, Herr, zu dir
・ヨハン・クーナウ:Gott, sei mir gnädig nach deiner Güte
・ヨハン・クーナウ:O heilige Zeit
 コンラート・ユングヘーネル(指揮&リュート)
 カントゥス・ケルン

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2009年1月14日 (水)

DHM16 ジュリオ・カッチーニ(1550-1618) Le Nuove Musiche

Giulio Caccini(1550-1618) カッチーニ
Le Nuove Musiche  新しい音楽/新しい音楽の書法

・『愛の神よ、何を待つのか?』
・『愛の神よ、我去りゆかん』
・『翼あれば』
・『天にもかほどの光なく』
・『気高き至福の光よ』
・『我は見ん、我が太陽を』
・『ひねもす涙して』
・『いとど優しき溜息の』
・『東の門より』
・『麗しのアマリッリ』
・『憐れみの心動かし』
・『麗しき真紅のばらよ』
・『この苦き涙よ』
・『ああ、戻り来たれ』
・『輝く麗しの瞳もて』
 モンセラート・フィゲーラス(Sp)
 ジョルディ・サヴァール(gamb)
 ホプキンソン・スミス(バロック・ギター&リュート)
 バーゼル・スコラ・カントールム
(以上、HMVの紹介サイトからの引用)

2009年のNHK大河ドラマ『天地人』の影響もあり、直江兼続(1560-1619)を主人公に据えた藤沢周平『密謀』を読み直しているところだが、ちょうどこのカッチーニは、直江兼続と洋の東西を遠く離れているとは言え、同時代人になる。

DHM50を入手するまでは、このカッチーニという作曲家のことはほとんど知らず、後知恵で考えてみると『麗しのアマリッリ』の題名を知っている程度だったが、今回iTunesへの取り込みの最中にたまたまつまみ聴きをしてみて、世俗的な歌詞内容らしいが、シンプルなリュートやガンバの伴奏を伴うソプラノ・ソロが、鎌倉・室町時代に流行したという小唄も恐らくこんな雰囲気のものだったかも知れないなどと思わせるような粋な感じで、つい聞き入ってしまった。シェークスピアの『ロミオとジュリエット』も成立は1594年か1595年とされるので、やはりちょうど同時代。そのせいか、あのゼッフィレッリ監督でオリビア・ハッセーがジュリエットを演じた映画の雰囲気に通じるものがあるようにも感じた。

ソプラノの独特のメリスマ唱法というのだろうか、こぶしを回すような歌い方は何とも魅力的なものだ。この今となれば、親しみやすい曲集が、当時「新しい音楽/新しい音楽の書法」と題されて出版されたというのは、このような単旋律(monody)の歌曲自体が新しいということだったのだろうか?


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2008年8月25日 (月)

DHM26 J.B.リュリ ディヴェルティスマン1,2,3

Lully_divertissements_dhm26 Lully_divertissement_back

先日実家の父から長男がもらってきた『大作曲家の肖像と生涯』には、さすがにジャン・バプティスト・リュリ(1632-1687)が最初の指揮者だったということが書かれているようで、長男が「リュリのCDある?」と尋ねるもので、このDHM50を見てみたところまさに含まれていた。(一般にはジャン・バティスト・リュリと書かれるが、フランス語ではpが発音されなかったということはないので、バプティストでいいように思うのだが。まさにバプティスマのヨハネという二重ネームだ。 追記:2008/09/08 この場合の p はフランス語一般的な発音法則としての黙字なのかどうか分からない。ちなみに元々はジョヴァンニ・バッティスタ・ルッリGiovanni Battista Lulli)という名のイタリア人だったという)

Dhm50_list


とはいえリュリの曲は、この26枚目のCD一枚だけ。ディヴェルティメント(嬉遊曲)の語源的なDivertissement ディヴェルティスマンという曲集だが、フランス語の歌詞のついた歌曲集のような曲集だ。演奏のクレジットは、Skip Sempé のハープシコード(指揮?)の Capriccio Stravagante という団体で、ténorとしてGuillemette Laurens という名前が記されているが、第9曲などは聞こえる声はまったく女声のソプラノなので、歌手全員がクレジットされていなようだ(追記 このTENORという表記が誤りで、メゾ・ソプラノというのが正しいらしい)。HMVのサイトのこのCD集の紹介記事では、

Disc26
・リュリ:ディヴェルティスマン集
 スキップ・センペ(指揮&cemb)
 カプリッチョ・ストラヴァガンテ

ディヴェルティスマンとは、主軸となるストーリーの展開が一時的に中断する部分です。そしてそこで、時に副次的なストーリーを従えながら、歌や踊りが繰り 広げられていくのです。観客を楽しませることを主眼とするこの部分、耳に快い旋律がいくつも現れてくるのは当然と言えるかもしれません。フランス・バロッ ク時代の栄華を極めた『太陽王』ルイ14世が、ヴェルサイユ宮殿でお気に入りの楽長リュリと台本作家モリエールのコンビに書かせたディヴェルティスマン (余興)の音楽を集めた一枚。優雅で牧歌的、エスプリが利いた音楽です。 【録音】 1990年 (原盤:RD77218)

とあり、なるほどと思う。

リュリの曲は、FM放送では意識もせずに聴いたことがある程度だが、こうして音盤でじっくり聴いてみると「フランス風序曲」に現われる付点音符の重々しいすそ飾りのついた宮廷人の舞踏を想像させるようで、言われてみればフランスの太陽王ルイ14世の宮廷での音楽愛好を彷彿とさせる。訪れたことのあるヴェルサイユ宮殿は、ついルイ16世(在位1774-1792、生没年1754-1793)とマリー・アントワネット妃のことが思い浮かびがちだが、あの宮殿の盛期は、その祖父15世(在位1715-1774、生没年1710-1774)の曽祖父であった14世の時代(在位1643-1715、生没年1638-1715)だったわけだ。

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2008年6月30日 (月)

DHM-6,7 J.S.バッハ ロ短調ミサ曲 

Bach_mass_bminor_hengelbrock_dhm6 トーマス・ヘンゲルブロック  Thomas Hengelbrock 指揮
 フライブルク・バロック管弦楽団 Freiburger Barockorchester
  バルタザール・ノイマン合唱団 Balthasar -Neumann-Chor
   HMVの紹介ページによれば、〔1996年10月録音〕 原盤:05472773802


6月の最終日、これまで何度も寝入りばなには聴いていてその美しさに陶然としながら寝入った(寝付きだけはいいのだが、3時から4時に目覚めてしまうのが悩みのタネ)この録音にしっかり向き合って聴いてみることにした。(「6月の6番は」)

もちろん比較の対象は、相当以前確か1990年代に購入して、何度も聴いた2006年10月 6日 (金) J.S.バッハ ミサ曲 ロ短調 ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラによる演奏。

このヘンゲルブロックという指揮者やフライブルク・バロック管弦楽団、バルタザール・ノイマン合唱団という名前は、Wein, Weib und Gesang(pfaelzerweinさん)の2006年のモーツァルトとヘンデルの記事で見かけ、ドイツの比較的ローカルな演奏団体なのかな、などと井の中の蛙式の不遜なことを思っていたのが恥ずかしくなるような優れた演奏団体のようだ。

ブリュッヘンのバッハも非常に真摯なものであり、18世紀オーケストラの技量やソリストたち(アルトのカウンターテナーが少し異質だが)は優れた演奏なのだが、このヘンゲルブロックたちの演奏の醸し出す音響の柔和さ、品格の高さ、そして全曲にわたるまとまりのよさは、またブリュッヘンたちの演奏にない多くの魅力を教えてくれるものだと感じた。

このDHM50には、ヘンゲルブロックとバルタザール・ノイマン合唱団は、このロ短調ミサと、DISC1のドゥランテ、アストルガ、ペルゴレージの宗教曲だけの収録(フライブルク・バロック・オーケストラは他にも数枚の録音が収められているが)のようだが、十分その真価を顕してしいるように思う。

コーラス、オーケストラにしてもいわゆる巧さをヘンゲルブロック盤には強く感じないのだが、響きが非常に心地よく、聴きながら集中力が高まっていくような錯覚に襲われるような気もしないではない。

ちなみに、エクセル表でブリュッヘン盤とヘンゲルブロック盤のパンフレット表示のタイミングを並べてみた。全体的に大きな差はないと言えるが、一貫して躍動的な要素が感じられるブリュッヘンに比べて、ヘンゲルブロックは柔と剛の切り替えが鮮やかで、遅い部分はいわゆる「ロマンティック」なほどであるが、速い部分は新古典主義的なキビキビとした引き締まった音楽になっているように聴こえる。これで全体の統一感がそがれないというのも不思議ではある。

  ブリュッヘン ヘンゲルブロック
Kyrie
Kyrie eleison 8:53 11:32
Christe eleison 5:08 4:46
Kyrie eleison 3:50 4:17
  17:51 20:35
Gloria
Gloria in excelsis Deo 1:40 1:37
Et in terra pax 4:56 4:38
Laudamus te 4:23 4:13
Gratias agimus tibi 1:40 3:11
Domine Deus 5:44 5:24
Qui tollis peccata mundi 2:59 3:12
Qui sedes ad dexteram Patris 4:32 5:11
Quoniam tu solus sanctus 4:13 4:37
Cum Sancto Spiritu 3:51 3:36
  33:58 35:39
Credo
Credo in unum Deum 2:00 1:45
Patrem omnipotentem 1:44 1:48
Et in unum Dominum 4:28 4:29
Et incarnatus est 3:05 3:04
Crucifixus 2:58 3:48
Et resurrexit 3:41 3:34
Et in Spiritum Sanctum 5:06 5:02
Confiteor unum baptisma 3:02 3:42
Et expecto resurrectionem 3:36 1:58
  29:40 29:10
Sanctus
Sanctus 4:11 5:17
Osanna in excelsis 2:23 2:20
Benedictus 3:59 4:28
Osanna in excelsis 2:20 2:22
  12:53 14:27
Agnus Dei
Agnus Dei 5:06 5:41
Dona nobis pacem 2:57 3:30
  8:03 9:11
  1:42:25 1:49:02

追記:2008/07/01 現在、FireFox3でこのブログを作成し、表示を確認しているのだが、Internet Explorer 6.0で昨日作ったこの記事を確認したところ、テキストの部分と表の部分の間が非常に大きく開いてしまっていた。そこで、一端IE6.0を立ち上げて、そこでエクセル表の貼り付けを行ったところ、表の体裁(文字の中央揃えなど)は少し崩れたが、Firefox3でみてもIE6.0で見ても同じように見えるようになった。やはり、エクセルとIE, Firefoxでは少し相性の違いがあるようだ。

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2008年6月17日 (火)

6月の6番は

1月から、その月の数字に関係する曲の聴き比べなどをやっている。

6番で一番初めに思い浮かぶのは、やはりベートーヴェンの交響曲第6番『田園』だろうか。チャイコフスキーの『悲愴交響曲』も6番だし、マーラーの『悲劇的』と呼ばれる交響曲も6番。また、相変わらず、バッハの器楽曲集では、ブランデンブルク、ソロ・ヴァイオリン、ソロ・チェロ、パルティータ、フランス組曲、イギリス組曲など6曲セットのものが多いので6番はいくつもあるようだし。6曲は、どういう歴史的な経緯があるのかセットと考えられていて、ハイドンもモーツァルトもベートーヴェンも6曲を1セットとして出版したり献呈したりしたことがあったようだ。

マジカルナンバー7というが、ヨーロッパでは12をダースとして一単位にし、その半分6もひとくくりにするための有用な数だったのだろうか。時計の文字盤は12と6が天辺と一番下に記されているし。

それほど親しい曲ではないが、シューベルトにも、ブルックナーにもドヴォルザークにもシベリウスにもショスタコーヴィチにも第6交響曲がある。バルトークの弦楽四重奏曲は、第6番が最後の作品だ。

ここでは、まったく想定外だったが、DHM50枚組みのDISC6 が バッハのロ短調ミサ曲の1枚目にあたるので、このトーマス・ヘンゲルブロック指揮フライブルク・バロック・オーケストラ、バルタザール=ノイマン合唱団による録音と、以前ここでも取り上げたブリュッヘン指揮の18世紀オーケストラの録音の聴き比べを楽しんでみようかと思っている。

ヘンゲルブロック、フライブルクのバロックオーケストラという名前はほとんど親しくないが、以前、"Wein, Weib und Gesang" ブログの記事で目にしたのを思い出した。生演奏で、モーツァルトの『レクィエム』とヘンデルの『メサイア』を聴かれた記事だが、このロ短調ミサの美しい演奏から想像して素晴らしい聞き物だったことだろうと思う。 

聴き比べは別記事で。

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2008年6月14日 (土)

ドイツ・ハルモニア・ムンディ50周年記念 50枚セットを買ってしまった

DHM と略すらしいが、SONY/BMG傘下に入ったこともあるのか、50周年記念で膨大な録音が超廉価で発売された。

初回があっと言う間に完売したという話題をいくつかのブログ記事で拝見していて残念に思っていたが、再発売が決定したという話を聞き、またもや久々に禁を破って6/10の早朝HMVに注文を入れたところ、6/13の午後には佐川急便で38*38*22という巨大なダンボールに入って届けられた。中にはクッション類はまったくなく、同時注文の2枚のCDと一緒にラップでくるまれて、それがその大きなダンボール箱の底面に軽く接着された状態で届いた。環境への負荷低減のため発泡スチロールのクッション材の使用を減らすためかと想像したが、底面の補強という点では心配の残る梱包形態だった。ただ、中のCDにはまったく異状なく、傷や凹みもなかった。英語版の表記を写すと "Deutsche Harmonia Mundi 50th Anniversary Edition"  50CDs FROM THE LEGENDARY BAROQUE AND ANCIENT MUSC LABEL とある。HMVの紹介ページはこれ

これまで ハルモニア・ムンディの名前は知ってはいたが、音盤としてはLPもCDも一枚ももっていなかった。これまで聴きたいと思っても聞けずにいたマショーやビーバー、フレスコバルディなどの作品も聞けるし、バッハの曲でもソロ・チェロ組曲やロ短調ミサ、モンテヴェルディの『ヴェスペレ』などの手持ちの音盤の同曲異演盤も聞けるのでと思い、購入に踏みきった。

何から聞いてみようか迷ったが、 31-32【モンテヴェルディ:『聖母マリアの夕べの祈り』(全曲) コンラート・ユングヘーネル(指揮&リュート) カントゥス・ケルン コンチェルト・パラティーノ】は、ガーディナーの録音で何度も聞いている曲なので、聴き比べてみようと聴き始めたところ、ガーディナーの録音が華麗で少し饒舌過ぎると聴こえるほど、まろやかで滑らかな美しさの演奏が聴けて驚いた。DHM自体、その筋では十分有名なレーベルで、私が知らないだけなのだが、このような演奏、録音を聴いてみると、「(当然のことながら)まだまだ世の中は広いものだ」と、陳腐な感想が生まれてきた。

膨大な音盤を蒐集して、未聴状態で放置することをチョモランマにひっかけてミチョランマと言うらしい(座布団数枚もの!)が、この50枚組みのCDは、多彩なラインナップということもあり、多分ミチョランマ登録されることはない!と、自分で決意する次第だ。

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