運営会社の都合によるホームページ閉鎖のお知らせ

音楽の茶の間 というホームページを公開していましたが、

http://homepage3.nifty.com/ongaku-no-chanoma/

以下の通知の通り、2016年11月のサービス終了により閉鎖となりました。

http://homepage.nifty.com/information/2016/01/

部分的にリンク欠損はありますが、以下のアーカイブページで見ることができます。

https://web.archive.org/web/20130407130145/http://homepage3.nifty.com/ongaku-no-chanoma/index.html

2024年3月20日 (水)

Chromebookを2週間ほど使ってみて

Chromebookを3月4日から2週間ほど使ってみての感想。

デビューの記事をアップして追記で追加の感想をアップしてきたが、とりあえずの総括を。

1. テレビや電子レンジのように家電感覚で気軽に使えるということが一番のポイントだろう。スイッチオンすれば直ぐに使えるようになり、スイッチオフすれば直ぐに切れる。ディスプレイを閉じればスタンバイになり、開けばすぐ使える。(もちろんロック画面の設定をすれば、勝手に誰かに使われる恐れは少ない。)

2.OSのUpdateもバックグラウンドでほぼ自動的に短時間で行われる。我が家の古い低スペックのWindowsPCではマンスリーアップデートが来ると、その間はほぼ使い物にならなくなるほど(2年ほど前家族が買った新型のWindow11は高スペックのためそのような弊害は少ないようだが)。それに関連して、コンピュータウイルスなどマルウェア対策がWindows機ほどには(今のところ)不要なようで、その分軽い。

3.クラウドとローカルの違いを意識せずにシームレスで使える。WindowsのOneDriveよりも直感的に使いやすい。但し、ローカルでの作業に制約があるようなので、その分はトレードオフ関係なのかも知れない。

4.IMFが優秀なのか仮名漢字変換での変換候補も有力候補が上位にリストアップされるので、文章入力もストレスない反応時間で、流行遅れの言葉だが「サクサク」と進んでくれる。考えたことがそのまま文章にできる感覚で、大したことを書いているわけではないが、入力に集中できる。(キーボードの割当がWindowsと異なるのは慣れしかない。)

5.同じ回線を使っているとは思えないほどWebブラウジングのスピードもWindowsPCに比べて大変速いので、イライラが抑えられる。(その分、つい使いすぎてWifiの通信量が増えるのだが。)

6.CPUに空冷ファンがなく、ストレージが回転系のHDDではない固体メモリなので、PCからの騒音が全くといっていいほど出ない。廉価ヘッドフォンで直接PCから聴くという廉価な組み合わせでの音楽鑑賞だが、以前よりも再生音の音質が上がり、音楽鑑賞が楽しい。(但し、データベースとして優秀なiTunesが使えないのがネック。大した手間なく移行でき、データベース的な管理ができる音楽プレーヤーがあればいいのだが。)

7.動画編集やウェブ会議などの重い作業用にChromebook Plusが発表されたというが、今のところそのような作業を行わないので、これで十分。

8.バッテリーの持ち時間が長く、80%の電池に優しいアダプティブ充電設定でも、AC電源を抜いたバッテリー駆動で7時間ほど無充電で使えると表示されるので、デスクからコタツに持っていくなど気軽に使える。筐体も軽いので外に持ち出しも可能(ただし、LTEデータ通信対応ではないので、外で通信する場合にはスマホのテザリングが必要となる:試しにテザリングをしてみたら使えるが、スマホの電池とデータ通信量が大変なことになりそうだ。)

欠点についてもいくつか挙げたが、このPCの特徴であるタブレット的な使い方なども含めてまた別途まとめてみたい。

2024年3月16日 (土)

ブログをHTTPS化しました

2019.11.08 【ココログ】ユーザーブログのHTTPS化に対応しました

というアナウンスが4年も前からリリースされていたのに、これまで躊躇っていたが、フリーWifi使用時にはHTTPでは危険だということを知り、重い腰を上げて切り替えることにした。

2024/3/16から切り替え実施。

Screenshot-20240316-064820

 

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2024年3月 9日 (土)

生演奏の記録を振り返って (2015/08/11起稿、2023/03/09修正投稿)

過去にこんな記事を書いた。

 

https://kniitsu.cocolog-nifty.com/zauber/2005/02/

12. コンサートの感想文 管理人  2003/02/04 (火) 11:40

 

 小学校のときは、群馬交響楽団の移動音楽教室。中学校のときは?高校のときは、新星日本交響楽団の来演。音楽の授業で配布された、武蔵野音大?の地方公演でメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を聞いた。やはり高校から配布されてN君と夏休みに行った上田でやった山田一雄指揮の読売交響楽団?、弘中孝のピアノ。確か、ショパンの一番と新世界。ラデツキーで拍手をするのを覚えたのはあの時だった。大学時代は学生オーケストラで山田一雄、コシュラー、江藤俊哉などを聞いた。なぜか中村紘子のリサイタルにも行った。アルバンベルクカルテット。ニコレと小林道夫。マリークレール・アラン。小沢/BSOでヴェーベルン、未完成、オケコン。まあ数えるほどだ。社会人になってからは、田舎だったけど東京出張のときのスイトナーN響のブル8。地元でクレーメルとアルゲリッチ、マリナーとAOSMITF、フランス国立放送、コバケンとモスクワフィルとダンタイソン、サイトウキネンオペラの「火刑台上のジャンヌダルク」、メータ/イスラエルフィルの冴えない演奏。ジュリアードQのヤナーチェクとモーツァルトの弦5八長(今井信子)、クリスティアン・ツィメルマン、フジ子・ヘミング。サンクトペテルブルク「交響楽団」、シュタインとバンベルク交響楽団。その他アマチュアのコンサートいろいろ。引っ越してからは、ブレンデルとキーシンくらい。時間と金の問題が大きいし、「クラオタ」というほど音楽一途の情熱がなかった。生演奏はそれほどガッカリすることはなかった。惜しかったのは、パリに行ったとき新オペラ座でやっていた「カルメン」を見られなかったこと。チケット求むをするほどの度胸もなかったし。まあぼちぼちまとめてみようと思う。
 これからはオペラやバレエも楽しみたいものだ。

2003年以降は、ほとんどブログにまとめてあるはずだが、我ながら音楽好きを自認しているとは言え、生演奏経験は数少ない。

(2015/08/11起稿)

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追記 2024/03/09 

2016年1月頃からブログ投稿をする習慣が途絶えたため、コンサートの感想などはTwitter (現 X)に短文で投稿したりしなかったりで、結構曖昧になっている。また2020年1月からの新型コロナウイルス流行により、コンサートなどの密閉空間に行く機会がめっきり減ってしまったので、生演奏自体から相当離れてしまっている。

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2024年3月 4日 (月)

Chromebook (クロームブック) デビュー

Lenovo Chromebook クロームブック IdeaPad Flex 3i Gen8 12.2インチ インテル® プロセッサー N100 タッチスクリーン 日本語キーボード 重量1.25kg アビスブルー 82XH001KJP を購入。

小画面のスマートフォンでは、コミックの細かい吹き出しの文字が読めないので、タブレットPC(AndroidかWindows)をAmazonなどで探していたが、ふとChromebookが目に止まったので調べてみると、タブレットPC並のタッチパネル機能を持ち、スマホのAndroid並の操作ができるものを見つけた。

上記のリンクの製品は、ネット上の評判もよく、たまたま28%引きタイムセールとポイントアップ10%が実施中で、元値よりも圧倒的に廉価な値段で買うことができることに気づき、使い物になるかどうかの懸念で迷った末、3月2日の土曜日夜についポチッとしてしまった。暫くしてからBluetoothマウスも追加でポチッとクリックした。昨日日曜日はネットでChromebookの予習的な調べものを行ったりして過ごした。

3月4日の月曜日の朝、Chromebookが配達された。

このブログ記事もChromebookで書いている。キーボード操作がWindowsのキー配置と異なり、変換の候補確定キーがスペースキーであることにようやく気付いたところで、試行錯誤しながら書いているが、現行の低スペックのWindows11に比較して、圧倒的に立ち上がりスピードや、ネットのスピードも速く軽く、今のところはとても使える感じを持っている。

懸案のコミックも、12.2インチの比較的大きいディスプレイで読めるので、細かい吹き出し文字は老眼ゆえに少ししょぼしょぼするが、タッチパネルも相まって、実用に耐える感じだ。

プリンタにも繋がり印刷もできた。スマートフォンのAndroidとの連携性が緊密過ぎる感があるので、そこは設定で変える必要がありそうだ。

しばらくいろいろいじってみて、様々な感想をアップしていきたい。

もともと、2020年6月13日 (土) 2011年, 2012年製 EPSON PC WINDOWS 7 から WINDOWS 10へで、USBメモリ起動のCloudReady(現在ではGoogleが開発会社Neverware ごと買収した「CloudReady」を「Chrome OS Flex」に一新 )のトライアルをしていたこともあったし、それより遥か昔に 2007年3月28日 (水) KNOPPIX 5.1.1 日本語版でやはりLinux系のUSBメモリ起動を齧ってみたことがあり、Windows以外のOSにも興味があったこともあり、ChromeOSは結構楽しい。

 

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2024年2月27日 (火)

小澤征爾氏の逝去を悼む

2024年2月6日に指揮者の小澤征爾さんが亡くなった。2月9日にメディアが速報で逝去を伝えた。ご家族による葬儀を終わらせた後だったという。

私がリスナーとしてクラシック音楽に親しむようになった少年時代頃から、小澤征爾さんはヒーローの一人だった。国内では故・岩城宏之氏のNHK交響楽団、小澤征爾氏の新日本フィルハーモニー交響楽団だったが、小澤さんはボストン交響楽団の音楽監督に就任しており、特にNHKのFMラジオが海外の音楽祭などの演奏会録音を頻繁に放送していた頃には、しばしばベルリンフィルを指揮した録音が放送されるなど、世界的に華々しく活躍していた。ブラームスの1番やベートーヴェンの7番などの放送録音を聴いた記憶がある。

検索したところ、本ブログでも「小澤征爾」関連の記事を多く書いている。

ボストン響を退任し、サイトウキネンオーケストラ、サイトウキネンフェスティバルを立ち上げたキャリアのピークの頃には、その華麗な活躍に胸を躍らせ、特にサイトウキネンオーケストラのヨーロッパ演奏旅行でのブラームス全集は、当時の『レコード芸術』の交響曲の評者だった作曲家の諸井誠氏が大絶賛していたこともあり、血沸き肉躍る感覚を覚えた思い出がある。その後、2002年のウィーン国立歌劇場の音楽監督に就任後は、伏魔殿ウィーンでも神経を擦り減らしながらの活躍だったが、クラシック音楽のレコード業界のメジャーレーベルが次々と録音リリースを縮小させた大きな変革期にもあたり、録音面での世間への訴求はあまり見られずに終わったのが残念だった。

サイトウキネンフェスティバルでは、1年目の公演はチケットが取れず残念な思いをしたが、長野市の県民文化会館で徹夜で並んで購入できたチケットで聴いた2年目のオネゲルの『火刑台のジャンヌ・ダルク』の公演は、今でもよく思い出す。

小澤さん関係の本も何冊か読んだ。若い頃の自伝的エッセー『ボクの音楽武者修行』は、故・小田実の『何でも見てやろう』と並んで、戦後青年の一種のバイブルだった時代もあったが、私などは功成り名遂げた小澤さんの若き英雄譚として読んだ世代だった。

N響事件は、今回の訃報に関連して少し言及するメディアやSNSもあったが、日本フィルハーモニー交響楽団の分裂騒動に関するコメントはあまりなかった。

1972年3月、フジテレビと文化放送が楽団に対して放送契約の打ち切りを通告する。6月30日、財団法人の解散にともない新日本フィルハーモニー交響楽団と分裂し、楽団員の3分の2が残留し、3分の1が新日本フィルへ移動して「日フィル争議」が始まる。この時、新日本フィルハーモニー交響楽団を率いたのが小澤さんだった。

これだけの巨人ともなれば、功罪相半ばということもやむを得ないのだろう。

謹んで哀悼の意を表します。

 

2024年1月30日 (火)

新型コーヒーミルで焙煎豆を挽いて飲む

手挽きコーヒーミル 中国製のタイムモア TimeMore C2 Maxを年初に購入してから、コーヒーを淹れるのが面白い。

あらかじめ中細挽きで挽かれた粉売りのレギュラーコーヒーで淹れた場合に比べて、ミルで比較的細かく挽いても(C2 Maxで18クリック)お湯が滞留せずに素早くドリッパーから落ちてくれる。多分微粉の含有率が低いのだと思う。微粉が少ないとペーパーが目詰まりしないから、お湯の透過速度が速いのだと思う。粒度も揃っているように感じる。挽きの粗さを調節することにより、同じ豆でも味が微妙に異なるのが分かる。細く挽くと濃厚に、粗く挽くとスッキリとする傾向だ。ただ、お湯の温度、蒸らしの時間、ケトルから注ぐお湯の量など、味に影響を及ぼすファクターが様々で、マトリックスク的な管理表で採点でもしないと、なかなか満足する味のコーヒーが淹れられないし、さらに再現が難しい。

昨年末からこれまでに購入した豆。

  1. UCC モカ100% Medium Roast 200g  エチオピア産  賞味期限 2024.10.06 (スーパー店頭売り)
  2. 京都西京極 小川珈琲店 有機珈琲オリジナルブレンド  160g  有機ペルー中煎 25%, 同エチオピア同 20%, 同メキシコ同15%, 同ホンジュラス同15%, 同インドネシア同15%, 同ウガンダ同10% 賞味期限 2024.11.29   (スーパー店頭)
  3. UCC ゴールドブレンド スペシャルブレンド 250g  ブラジル、ベトナム産 賞味期限 2024.11.17 (スーパー店頭)
  4. スターバックス ハウスブレンド ミディアムロースト 味わいの強さ8、アラビカ種100% 250g コロンビア、グアテマラ産 原産国名ベトナム、輸入者 ネスレ日本 賞味期限2024.10(スーパー店頭)
  5. ジュピターブレンド 200g ブラジル、コロンビア、エチオピア、他 賞味期限 2024.06(ジュピターコーヒー店頭) 

ところで、コーヒーミルの世界は、2005年にドイツのミュンヘンで創立されたコーヒー焙煎の会社が、2013年にコーヒー調達旅行向けの携帯用のコマンダンテという名の高性能グラインダー(ミル)を開発し製造・販売を開始したことで、画期を迎えたようだ。現在、このミルは円高の影響もあり、日本ではamazonなどで、何と5万円近い価格で販売されている。

私が購入したTimeMoreや、1Zpresso KINGrinderなど、日本でよく売れているミルは中国本土製だが、価格的にはコマンダンテの半額から数分の1ほどの価格で売られている。

不思議なことに、日本製の手挽きミルにはコマンダンテに類似する金属刃タイプの携帯用コーヒーミルはほとんど製造されていないようだ。レトロな雰囲気の手挽きミル(携帯性はない)は、ドイツの老舗ザッセンハウスのものが売れているらしい。

日本のコーヒー用具の老舗メーカーのカリタや、ハリオ もコマンダンテや中国勢とは異なり、これらとタメを張るような製品を出していないのは少し寂しい。

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2024年1月14日 (日)

ベートーヴェン 交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄」 ベルリンフィルによる録音のいくつか

(2022/6/15起稿) 2024/1/14投稿

ベルリンフィル(ベルリンフィルハーモニー管弦楽団、Berliner Philharmoniker)によるベートーヴェンの交響曲と言えば、古くはフルトヴェングラー、近年ではカラヤン、アバド、ラトルなどの常任指揮者によるものを想像することが多いと思う。

私の場合、一風変わっていて、「2008年3月21日 (金) クリュイタンス/BPOの『英雄』交響曲」の記事にまとめたように、アンドレ・クリュイタンス指揮のベルリンフィルの「英雄」(1958年録音)がとても気に入っていて、マイ・フェイバリット英雄の座は現在でも変わっていない。

さて、クリュイタンス/BPOの『英雄』交響曲の記事に対して以下のコメントをメモ代わりにつけた。



クリュイタンスのこの録音は、ベルリン、グリューネヴァルト教会で1958年の行われたもの。

この前後の同じベルリンフィルの録音:
1951年 オランダ出身のパウル・ファン・ケンペンの指揮
1952年12月8日 フルトヴェングラー ティタニアパラストでのライブ https://www.youtube.com/watch?v=voz8NTrNUT0

同じ1958年 フリッチャイ指揮(ステレオ)
1961年 ベーム指揮 (ステレオ)
1962年 カラヤン指揮 
などの録音を聴くことができる。

1952年のフルトヴェングラー指揮の音や雰囲気が、テンポや表現はまったく異なるが、クリュイタンスの音を彷彿とさせる感じがする。

投稿: 望 岳人 (Mochi Takehito) | 2022年6月14日 (火) 18:44


自分のコレクション(iTunesで管理)を探してみたところ、上記の通り、クリュイタンスの1958年の前後に何種類ものベルリンフィルの「英雄」が含まれていた。 膨大な著作権フリー音源(最近の著作権法改定によりおおむね1967年以前の録音・出版の録音がフリー)を登録公開されている素晴らしいサイト「クラシック音楽へのおさそい~Blue Sky Label~」でも確認してみたところ、ベルリンフィルによる1940年代から1960年代の「英雄」はこのほかにも何種類も登録されているのが分かった。

Carl Schuricht: Berliner Philharmoniker 1941 Mono Bluesky

Paul van Kempen: Berliner Philharmoniker 1951 Mono Bluesky

Eugen Jochum: Berliner Philharmoniker 1954 Mono Bluesky

George Szell: Berliner Philharmoniker 1957 Salzburg Live Mono Bluesky

Ferenc Fricsay: Berliner Philharmoniker 1958/10/6-13 Stereo Bluesky

André Cluytens: Berliner Philharmoniker 1958/12 Stereo (Bluesky) CD所有

Rudolf Kempe: Berliner Philharmoniker 1959/9/3 Stereo Bluesky

Karl Böhm: Berliner Philharmoniker 1961/12/18-19 Stereo Bluesky

Herbert von Karajan: Berliner Philharmoniker 1962 Stereo (Bluesky) CD所有

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Rafael Kubelik: Berliner Philharmoniker 1971 Stereo CD所有

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バーンスタインがウィーンフィルと録音した交響曲全集。長い間聴くことはなかったが、久しぶりに「英雄」(1978年録音)を聴いたところ驚いた。第1楽章のテンポ感や、ダイナミクス、特にスフォルツアンドの歯切れのよさなど、クリュイタンスとベルリンフィルの録音を彷彿とさせるものだった。まったく音楽性や傾向の違う指揮者だと感じていたが、意外だった。もっともバーンスタイン節で粘る第2楽章は、少々感じが違ったが、ティンパニの決然とした演奏や、立体的で重層性が味わえる表現力は相通じるものがあるように感じた。

2024年1月12日 (金)

年末にインフルエンザA型に罹患し、タミフルの副作用で大腸炎となったが快復

2023年12月24日 午後4:38 ツイート

昨夜から、これに該当する症状が出てしまっています。明日クリニックに連絡して受診しよう。」

タミフルの副作用で
     出血性大腸炎

タミフルには様々なリスクがあると度々言われていますが
今回我が家もその副作用に見事に当たったので残しておきます

インフルで血便は通常出ませんしタミフルを飲む前は熱と関節痛のみでした

タミフル服用翌日
噴き出るような汗と強烈な腹痛と

また、この管理栄養士の方のブログも参考になった。(2012年3月13日 虚血性腸炎・・!?)

2020年の新型コロナ禍以降、うがい手洗いマスクと新型コロナとインフルのワクチン接種を励行していたためか、家族のだれも本格的な風邪を引くことがなかったが、2023年の冬には我が家でも結構風邪が流行った。

家族の一人が12月17日の週に発熱したので、かかりつけ医に受診し検査してもらったところ、インフルエンザA型の診断が出た。家族はタミフルと解熱・鎮痛剤、咳止めの処方により、受診後翌々日くらいには熱も下がり、多少お腹がゆるくなったようだが快方に向かい、出勤できるほどに快復したが、それと前後するかのように12月21日(木)になって私が身体のだるさと(なぜか)右わき腹痛が出てきたと思ったら次第に発熱してきた。用心して早寝したが体温が38℃を超え、翌12月22日(金)朝も37℃台だったので、午前中に同じ医院で診察・検査を受けたところ同じくインフルエンザA型の診断(新型コロナは陰性)が下り、薬局で同じ内容の薬が処方され、同じような経過をたどるのかと思いながら静養していた。

私にとっては初めてのタミフルの処方で、タミフルと解熱・鎮痛剤を服用(咳止めも出たが咳の症状がなかったので服用せず)したところ、その日の内に平熱に下がり、土曜日は平熱が続いてすっかり楽になったのでテレビで音楽番組を楽しむこともできこのまま回復するだろうかとのんびりしていた。熱も治まり、咳は出ないので、服薬はタミフルのみに切り替えて、金曜日の昼、夕、土曜日の朝、昼、夕の食後に服用していた。

ところが、土曜日の夕食後に、そろそろ寝ようかと寝具に入って休んでいたところ重苦しい便意を感じたので、先に治っていた家族同様風邪がお腹にきて出たら治る兆候かと期待していたのだが、それが七転八倒的な苦痛の始まりだった。便意はあるのだがいきんでも出るものが出ず、腹痛が続き、その内に冷や汗が滂沱として出てパジャマがびしょ濡れになるほどだった。寝具に横になり腹痛をやり過ごしてからまたトイレに籠るのをを2,3回繰り返した結果、ようやくまとまった下痢便が出た。しばらくしてまた便意があり、明らかに赤い血便が出始めた。血便など初めてだったので真っ青になりネットで調べて見つけたのが冒頭の記事で、多少の症状の違いはあるもののほぼ同じ経過をたどっているようだったため、これを参考にタミフル服用は止め、食事も経口補水液などに切り替えて安静にすることにした。その後、土曜日の夜は1時間置きに2,3回トイレに行くことになり、そのたびに血便が出た。翌日の日曜日の朝には大便の回数は減ったが、引き続き血便が出た。日曜日には家族に様子を伝え、もしかしたら入院の可能性もあると話した。

月曜日の朝、掛かりつけ医に病状を電話で説明したところ、すぐに受診するようにとのことで、家族に医院までクルマで連れて行ってもらった。医院では、簡単な診察後、タミフルの服用ではたまに血便の副作用があると伝えられ、ビオスリーという胃腸薬と五苓散という漢方薬を処方された。

Xに投稿したポストではこんな経過だった。

12月25日 XのPOST

12月23日の夜から24日の朝は下腹痛が続きほぼ1時間おきの血便が辛かった。24日は2時間おきくらいに減ったが、血便が出る間は絶食している。25日少し快方に向かい午前中かかりつけ医受診。タミフルによるものだろうとの見立てで胃腸薬と漢方薬処方。

12月26日 XのPOST

ようやく血便が治まってきた。服用しているのはビオスリーと五苓散という薬。ほとんど水分しか摂っていないがまだ空腹感はない。食事の匂いがきつく感じるので、まだ食事は無理かも知れない。

12月29日 XのPOST

水曜日夜、玉子粥と具なし茶碗蒸しを少し食べた。久しぶりの味付き。ただ、翌朝の木曜日の朝は少々腹痛。その後は五分粥を炊いて貰いすり下ろしリンゴなど。血便は出なくなった。24日から29日までまともな食事ができず体重は5㎏減った。

12月29日 XのPOST

米から炊いた五分粥は塩なしでもしみじみ旨い。シャトルシェフで保温を続けるとより柔らかくなり甘味が感じられる。

タミフル起因の胃腸炎で空腹感が生じないのは身体の防衛反応だろうが、健康な時の空腹感や食欲が不思議に思えてくるほど。毎日の食欲そのものが生活習慣病なのかも知れない。

12月31日 XのPOST

体重減に伴いタニタの体組成計が示す筋肉量と共に内臓脂肪レペルが低下している。腹回りの贅肉は目立って落ちてはいないので、療養中のカロリーは内臓脂肪と筋肉に蓄えたものが消費されているのだろう。以前胃腸炎になった時もそうだが空腹感を覚えないのが不思議だ。

12月31日 XのPOST

いわば不可抗力的な断食とでも言える。食中毒的な胃腸炎ではないため、タミフルの影響がなくなり症状が治まると、次第に流動食から五分粥、うどんなどに戻して行く過程は、断食からの復帰とほぼ同じだと思われる。ただ一度は腸内フローラがズタズタにされたところが異なる。少しずつ再構築中。

それでも次第に回復してきたが、食事を戻すタイミングによってはまた酷い胃腸炎に成りかねないという恐怖心があり、年末年始の休みは、家族が食べるお節料理などを傍目に見ながら、胃腸に負担のない御粥やうどん、雑煮などの病人食を用意してもらった。

ようやく1月4日には処方された10日分の飲み薬も完了し、ほぼ通常食を少量ずつ食べられるまでに快復した。ほぼ2週間の静養を強いられたことになる。

まさかタミフルの副作用で、このようなことになるとは思わなかった。同じくインフルエンザのワクチンを接種済の家族の一人が年末の仕事納めから帰宅後発熱したが、解熱剤を服薬して休んだところ、翌日には平熱になり、下痢などの症状も出ることなく回復したので、タミフルを服用せずに同じように過ごせば、腸炎に見舞われることなく治癒したのではないかと思われる。

次回インフルエンザに罹患した時には、敢えてタミフルに頼ることなく、過ごしたいものだ。

2024年1月 9日 (火)

趣味としてのコーヒーと新しいコーヒーミル

自家ドリップコーヒーを飲み始めたのは学生時代に遡る。

クラシックな昭和の喫茶店に入り浸る習慣はなかったので、何がきっかけだっただろうか。はっきりとした記憶はない。

仙台市の林子平の墓所のある寺院近く(子平町)の市街地のアパートに住んでいた頃、比較的近くに住んでいた同郷の友人が下宿先でアルコールランプのサイフォン式コーヒーを振舞ってくれたコーヒーが香り高く美味かったのが自分でドリップするようになったきっかけの一つだったかも知れない。 (林子平の墓は仙台市青葉区龍雲院にあるが、その龍雲院の所在地は1967年(昭和42年)の住居表示の際にそれまでの半子町から、墓があることにちなみ子平町と改称されている

子平町から星稜町の医学部キャンパス方面につながる道路沿いに、自家焙煎のコーヒー豆の販売店を見かけたのも偶然といえば偶然だった。店主は独立する前はUCCコーヒーで勤務していたと語っていた。この店の挽き売りの粉のコーヒーを何種類も試してみたが、中でもマンデリンが独特な味だったのを今でも思い出す。

以来コーヒー趣味も長く続き、最近はやりのスペシャルティコーヒーなる高級豆を購入するまでには至っていないが、大手メーカー製のスーパー売りの粉や豆、輸入食品店の豆などを購入して楽しんでいる。

長らく、カリタ式、メリタ式のペーパードリッパーで楽しみ、燕市製の細口のケトルを入手し、たまに豆で購入した時には簡易なコーヒーミルでグラインドするなどして飲んできたが、ハリオ式の円錐型ドリッパー(旧ツイッター)を入手してから、安定した味が出せなくなり、少し淹れ方を工夫し試行錯誤(旧ツイッター)するようになってきた。(カリタ式、メリタ式は手軽に安定した味が出せるのは今更ながら素晴らしい。)

さて、年末年始のインフルエンザとタミフル副作用による腸炎の療養で寝込む前に、たまたまカタログギフトで以前からほしかったコーヒー・紅茶用のフレンチプレスを手に入れていて、ペーパードリップにはないまったりとした味わいも楽しむようになっていたが、臥せっている間にたまたまYoutubeで岩崎泰三氏などコーヒーマニアの方々のコーヒー動画を見る機会があり、ほぼ絶食状態でも食欲をそそらず吐き気も催さないコーヒーの動画を大量に見てしまった(グルメ動画は見る気がまったく起らなかった)が、一番影響を受けたのは、最近流行している新型のコーヒーミルの性能向上とそれによる自家淹れのコーヒーの味わいの違いの情報だった。

そこで、中ではリーズナブルな価格と思えた TIMEMORE社(中国企業)の 栗子C2 Max という機種をネットショップ経由で購入した。

届いたC2 Max 動画で早速使用法を確認。

手挽きミル【TIMEMORE C2】のご紹介!

『タイムモアC2』を初めて使用する方への入門解説動画〔573th〕

【TIMEMORE】タイムモア コーヒーグラインダー C2ブラック挽き目解説・分解・清掃・組立 CoffeeMill TIMEMORE C2〔367th〕

【手挽きミルのメンテナンス】タイムモアC2&C2MAXの裏技お手軽メンテナンスと分解清掃組み立てが全てわかる動画

そして実際に挽いて飲んでみた。

フレンチプレス

ペーパーフィルター

挽きやすさは、旧式のミルに比べると段違い。粉の粒の大きさの調整はいろいろ試してみよう。

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ブログデザインを変更

カレンダーのリンクが見やすくないなどで従来からのオリジナルカスタムデザインを変更。

 

20240109

 

 

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