夏至の夜
2004年の夏至は6月21日(月)だった。この日、台風6号が四国の室戸岬方面から関西地方を北上し、日本海に抜けたため、一日中強風が吹き荒れ、午後には風雨も強くなり、夜には雨はやんだが、風が吹き荒れた日だった。そんなわけで、「A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM」の関係で少々注目していた夏至の日の夜は、特に意識しないまま過ぎてしまった。
その前の土曜日に父の日にちなんで、子ども達の通っている小学校の地域開放があった(今はいろいろな家庭環境があるから、単純に父親参観日とは言えないらしい)。
午前中の3時限の授業を参観しての帰り道、ちょうどお昼どきで快晴だったので、子ども達が自分たちの影の短さに驚いて聞いてきたので、ちょうどいい機会だと思って、(北半球では)今頃が一年で一番昼が長く、太陽が一番高く上る季節だということを説明した。見上げたら、太陽はほとんど天頂近くにあった。
中学時代の理科、特に天文関係は得意だった(はずなの)だが、夏至の南中高度の計算式をすっかり忘れていたので、大体あれは何度くらいの高さなんだよ、と教えることができなかったが、その後サイトで調べたら見つかった。入試関係のサイトと天文関係のサイト。
公転面に対する地軸の傾きが23.4度ある。春分、秋分のときは、90-緯度=南中高度だが、夏至のときは90-緯度+23.4=夏至の南中高度、冬至では90-緯度-23.4=冬至の南中高度となり、なんとその差は46.8度もある。ちなみに
北緯35度付近では、夏至の南中高度は78.4度にもなるため天頂(90度)との差はわずか11.6度にしかならず、ほぼ天頂近く見えても不思議はないのだ。
昨日は、夏至の翌日で、台風一過の青空と、台風が衰えた低気圧への南からの風の吹き込みがあいまって30度Cを越す暑さだった。
ちなみにGOOGLEで 夏至 南中高度で検索すると多くのページがヒットするが、
昼の長さと夜の長さはなぜ変わるのというよくできたページもあった。ネット界では気象、暦関係の好きな人は多いようで、数多くのよくできたサイトがあるのは不思議だ。
ちなみに23.4度に該当する陸地は
日本にあるのかどうかは分からないが、沖縄の竹富島あたりでは、夏至の太陽の南中高度はほぼ天頂になるようだ。
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