イヴの七人の娘とアダムの呪い
日曜日の朝日新聞に「アダムの呪い」という本の書評が載っていた。専門的にはいろいろ批判はあるようだが、内容は結構面白そうだ。男性のY染色体を追跡すると、スコットランドのサマーレッドだとか(初耳)、あのチンギスハーンだとかのY染色体が、世界的に膨大な数で存在するのだという。同じ著者の「イヴの七人の娘」は、ミトコンドリア内の染色体が、突然変異を起こすことが少ないことに着目して、母系的な追跡をしていくと、ヨーロッパ人(といってもあいまいだが)の母系的な先祖は7人に集約されるのだという。天海祐希さんが、以前テレビ番組で、自分と同じミトコンドリアDNAもつ人を中国やロシア(シベリア)に探しに行ったことがあるが、あれはこの本の影響なのだろう。
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