恐竜博 2005 スーは レプリカ
昨日、朝日新聞から50冊シリーズで発刊された かがくる の第1巻を買ってきた。そこに、スーの記事がでていたのだが、家人が、スーは本物じゃないの?と言っていたので、調べてみた。
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ティラノサウルス・レックスの スー の 骨格標本が 日本にやってくるが、本物はシカゴに永久展示で、日本にくるのは正確に製作された レプリカ2点のうちの1点なのだという。
なお、先日テレビでやっていたが、ギリシャ神話の一つ目の巨人 キュクロープス(サイクロプス cyclops)は、象だか恐竜の骨の巨大な骨を発見した古代人が、一つ目の巨人が実在したという想像を働かせたとのこと。相当以前から知られている話らしい。
恐竜の化石は、現在では、北米大陸と中国内陸部で多く発見されているようだが、中国内陸部の化石を見た古代人が、いわゆる伝説上の動物 龍 を想像したのは無理もないことだと思う。それでは、ネイティブ・アメリカン(通称インディアン)の人々にはそのような伝説はないのだろうか。もっとも今でこそ、内陸部の乾燥地帯の居住区に押し込められている彼らだが、新大陸発見までは、もっと沿岸部の豊かな森林部、平野部に暮らしていたのだから、露出した恐竜化石に触れる機会はあまりなかったのかも知れないが。
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その後、化石標本の展示について調べたところ、骨格化石自体が岩石そのものであるため、非常に重いということでした。それに加えてオリジナルの化石は全身骨格が揃っている例は稀であり、特に巨大恐竜の骨格は重すぎて安全にくみ上げること自体困難なのだそうです。そのため通常博物館などにくみ上げられて展示されている標本は、化石のオリジナルを樹脂などで複製したレプリカなのです。
ですから、今回スーの複製標本(レプリカ)2体の内一体が来日していること自体は決して軽んじるべきことではなく、恐竜などの骨格標本としては全く普通のこととのことです。認識不足でした。
投稿: 望 岳人 | 2005年4月 7日 (木) 16:02