横浜 阪神 4/24(日)横浜スタジアム
先週の日曜日に初めての野球観戦に出かけた。
野球場やサッカー場が生活圏にあり、プロの公式戦が日常的に行なわれているのに、子どもが幼かったせいもありこれまであまりスポーツ観戦に行く機会がなかった。今年あたりからそろそろ野球やサッカーの試合にも興味を持ち始めたので「見に行くか」と尋ねると「行きたい」というので、今シーズンのいつ行こうかと機会を見ていた。
すると先日、新聞の年間契約の更新時に、販売員の人が今回は大変気をきかせてくれて、野球やサッカーのチケットはどうですかと聞いてくれたので、いろいろ見せてもらったらちょうどいい日に横浜・阪神戦があり、その試合の内野の自由席のチケットを2枚もらった。
先の日曜日がちょうどその試合日で、子どもを連れてスタジアムに向った。少年時代からこれまでプロ野球も高校野球も野球観戦は結構好きだったが、田舎住まいが長かったため気軽に球場まで行くことはなく、自分にとってもこれが球場デビューだった。
内野自由席は、人気カードの場合開場後すぐに満員になることもあるという情報をネットでもらい、13時の試合開始の1時間半前の11時半が開場時刻なので、その1時間前に球場に着こうと家を出た。結局着いたのは11時前だったが、すでに球場周辺はファンが大勢並んでいる。最初に内野自由席の案内があったのでそこに並んだら、係員に「阪神ですか?」と聞かれ「いいえ」と答えると「横浜側に行って下さい」と言われ、あわてて入場口を探すとすでに入場が開始されていた。内野自由席とは言え、実際にはライトの守備の選手の背面を見る位置で完全な外野なのだが、それでも熱心なファンは早くから詰め掛けていて、座りやすい席は相当埋まっていた。何とか席を確保できた。日曜日なので家族連れも多く、結構女性の姿も見かけた。多分米国系だろうと思う外国人の姿も結構見た。
気温はあまり高くはなかったが、快晴で日差しが強く、座っていると直射日光で非常に暑い。試合開始までには2時間もあったので、早めに昼食を摂ることにした。子ども達には前日から約束していたマックのハンバーグのセット。自分はシウマイ弁当とビール。市価より高いが、ハレの日なので我慢。田舎育ちの人間にとってはプロ野球の試合はお祭りと同じに見える。食事をしながら阪神の打撃練習を見物。あまりいい当たりが出ない。打撃練習なんだから派手にホームランぐらい打って欲しいものだ。「ファウルボールにはご注意を」とのアナウンスや大画面のメッセージが時折流れる。日曜日の晴天で客の入りがよいためか球場の売り子も大勢やってきてここぞとばかりに弁当、飲み物を売りまくる。若い女性の売り子も重い飲み物を担当していたのには驚いた。試合がなかなか始まらないので、子ども達はこの時点で既に飽き気味。売店に行くとミニメガホンがあったので、購入。少し満足。12時頃には自由席はほぼ満席になった。
12時半頃から選手紹介。事前に(?)申し込んで当選した観客によるスピードボール競争。中学校野球部員が100km/hを突破。いよいよ13時からプレーボール。阪神の先攻なので、阪神側の応援が組織的に始まる。ほとんどの観客が立って応援している。阪神席に行かなくてよかった。
内野自由席は観戦には遠い。ピッチャーとバッターの対戦が野球の醍醐味の主要部分なのだが、テレビ観戦と違い、球種や左右のコースも分からず(高低は分かるが)、バットに当たって飛んだ打球の方向もよく分からない。
試合結果はこれです。1回表、阪神の1番バッターの赤星がいきなりセーフティーバント成功。これでほぼ試合の流れは決まってしまったように思う。横浜のピッチャー加藤は浮き足立ち、得点こそさほど入らなかったが、安打数では5回までに10安打もされた。逆に横浜はトップの石井が調子が悪いようで凡打でスタート、昨年40本もホームランを打った多村からも快音なし。阪神のルーキー能見に5回まではほぼ完璧に抑えられていた。
子ども達はメガホンを使って、応援の掛け声に乗って「カットバセーオー」を叫び、「阪神倒せ」など大声を張り上げて楽しんでいたが、さすがに段々飽きはじめ、5回終了で球場を後にすることにした。
球場の外に出ると、それまでの暑さが嘘のように風があり爽やかだったのにはびっくりした。球場の周囲の横浜公園には様々な種類と色のチューリップがそれこそ色とりどりに植えられ、多くの人々がその眺めを楽しんでいた。
春先に行って時間切れで最後まで見られなかった県立歴史博物館の常設展示が見たいというので、球場の喧騒から離れたところ、馬車道に向って歩く途中大歓声が球場から聞こえてきた。後で確認したら、横浜の金城選手が6回の裏に2ランをかっとばしたのだった。見たかった。惜しかった。
のんびりと古代から中世、近世、近代、現代までの歴史博物館の展示を見学しながら、一番面白いと思ったのは、近代の民俗展示だった。
子どもと一緒に球場でじっくりと野球観戦できるのはもう少し先になるようだ。
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