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2005年4月13日 (水)

モーツァルト?の新発見の交響曲

4/12の午後10時のNHKニュースを見ていたら、ザルツブルクの旧家で最近見つかった筆写譜の中に、Wolfgang Mozartと書かれた Sinfonia の楽譜が見つかり、4/12に東京で初演された様子が一部放送された。海老沢敏氏もインタビューという形で登場し、モーツァルトの最初期の交響曲(8歳頃作曲)よりも更に以前の作品かも知れないと語っていた。楽譜は、パート譜とスコアの両方があったように思う。

一部を聞いた限りでは、早いパッセージなど、モーツァルトの最初期のものよりは緻密に書かれていたような感じだった。

新ランバッハ、旧ランバッハの取り違いに見られるように、初期の古典派の作品は、楽器法的にも形式的にも和声的にも後年のロマン派以降のように個性を露わにしないため、作曲家を特定しにくいようなので、今回の作品も、自筆譜が出てこない限り、作曲者の鑑定は困難なのではなかろうか?

ただ、筆写譜が後世のフェイクではなく、それなりに古い年代の楽譜だったりして、その旧家とモーツァルト家との交際などの記録があれば、状況証拠的には有望ということになるのだろうか?

それにしても、NHKの記者氏は、「モーツァルトの交響曲は41曲ありますが」という原稿を書いたようで、その半可通振りが、半可通の自分をも苦笑に誘ってくれた。(我ながらいやみな言い方だ)

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