「もう一枚のモナリザ」発見のまとめ記事について
3/31にもこんな記事を書いたが、4/20朝日朝刊にモナリザについてのまとめ記事が出ていた。アイルワース版を「発見」したビートたけしの番組についての田中東北大学教授の批判も紹介されていたが、記事でリンクしたBLOGでコメントされていた日本テレビの番組を元に相当以前に出版された本にアイルワース版のモナリザがの画像紹介されている件についても言及はされていた。(このリンクで、アイルワース版の画像をみることができます。ただし、画面の両側がカットさているため、「ラファエロの円柱」を見ることができません。)
ちなみにルーヴル美術館で、モナリザの展示室が大幅に模様替えされたが、これは日本テレビからの寄付7億円によるものだという。その返礼として、今横浜美術館で開催中のルーヴル展が開かれているのだという。古来金のあるところに美術品は集まるが、これもその例に漏れないようだ。
その後書いた関連記事
アイルワース版モナリザ画像のリンク
*この番組より前の日本テレビの番組を元に、相当以前に出版された本
*ネットの画像のアイルワース版と、たけしの番組をキャプチャした画像(ラファエロの円柱が見える)
*海外のモナリザ特集ページ(ラファエロの模写の小さい画像が見られる)
*Wikipedia 英語版の アイルワース版モナリザ (記事最下部の外部リンクで、白黒ながら解像度の高いイメージを見ることができる。)
追記:2010/7/19 昨日から急にこの記事へのアクセス数が増加しているようなので、またテレビ番組でモナリザ特集でもあったのかと思い調べてみたが見当たらなかった。そこで、グーグルニュースでモナリザを検索してみたところ、
「モナリザ」のぼかし技法、X線スキャナーで精査 * 2010年07月17日 18:33 発信地:パリ/フランス というニュースが配信されていたのを見つけた。
「モナリザ」が肖像画として今日までこれほど評価されているのは、まるで生きている人物であるかのような陰影が、その謎めいた微笑みを浮かべる女性の顔に 奥行きと写実性を与えているからだ。そしてその陰影は、透明な絵具の層をグレーズ(塗り重ね)するスフマート技法によって生み出されている。
ということのようだ。
ただ、"もう一枚のモナリザ"のキーワードで多く検索されているのだが、その話題はどこから来たものか?
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