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2005年5月 2日 (月)

相模川ふれあい科学館

このところ恒例になっている近所の博物館めぐりで、日曜日に 相模川ふれあい科学館 に行って来た。

少々交通の便が悪いのでクルマで出かけたが、我が家は電車での移動の方が多いので子ども達もドライブには飽きてしまい、自分も運転姿勢のままでいるのがあまり好きではないため、少々の移動でも文句が出てしまい大変だった。それでも行きは地図を参照しながらだったが、午前中だったこともあり渋滞もなくスイスイと目的地についた。途中高台から泳げ鯉のぼり相模川が見えた。その関係か少々相模川に近づくと車が込み始めたが、科学館は何とか駐車もできた。

科学館とは謳っているが、実質は淡水系の水族館。今回は、ネットで遊びに行く場所を探していたところ、世界のカエル展をやっているということで、爬虫類・両生類好きの子ども達が飛びついた。

料金は大人300円、小中学生100円と安い。

建物は周囲に浅い池をめぐらせ(これは後で調べると相模川から昔ながらの堀で引いた水を使っているのだという)、非常にユニークなもの。入り口を入ると、円筒形の水槽の中で小鮎の群れが涼しげに出迎える。メインは、相模川の上流から河口部までの魚類・水生生物を区画して展示した大水槽。河口部には、スズキやウナギ、下流部には鯉やソウギョ、カメ、中流部にはフナやウグイ、オイカワ、上流部にはニジマス、ヤマメ、イワナ、そして別の水槽だがカジカもいるなど、身近な魚たちをじっくり見られて非常に面白かった。最近、外国の珍しい生物を見るよりも、なかなか見る機会がない身近な生物を見る方が楽しい。そういう点で先日の江ノ島水族館の相模湾の魚たちと同様、地の生物を重視する姿勢は好感が持てた。このような水族館が全国各地の一級河川、湖水にもあればいい。その他珍しいものでは、岐阜県から貸与された特別天然記念物のオオサンショウウオ、同じく記念物を含むタナゴの展示が見物だった。

カエルは、世界各地のカエルたちが集められていた。以前、池袋のサンシャイン水族館で見たことのある、アマゾンの宝石のように美しいが猛毒の体液で身体を守る矢毒カエルたちものんびりと水槽の中でくつろいでいた。ただ、この展示も日本の関東地方で棲息している何種類かのカエルも見たかった。

この科学館を出てしばらく歩くと、相模川の堤防に出るが、どうも人出が多いと思ったら、上記の鯉のぼり祭りをやっていた。露店が数十も出ており、家族連れや子どもが大勢詰め掛けていた。鯉のぼりは5本のワイヤに1200匹ほどの鯉が縛り付けられ、広い川幅一杯に悠々と泳いでいた。風も強かったので壮観だった。

見物後は、かつての水郷地帯の名残をとどめる掘割に設けられた遊歩道を散策した。鯉や金魚、それとウグイ?のような小魚が悠々と泳ぎ、結構風情がある場所だった。

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コメント

子どものが社会科の教科書に出ていたというので見せてもらったら、「水郷田名」についてここのように地元の子ども達が詳しく地域研究したというモデルケースとして紹介されていました。

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