Musical Baton
「コンチュウ的生活日記」を運営している なつきさんからバトンをいただいた。
海外から始まった chain letter(pyramid letter)の一種(といっても悪質なものではないが)のようだ。受け取った一人一人が忠実に5人ずつ(重複がないとして)つなげていくとどうなるか、興味があったので、ざっとエクセルで計算してみたのが、この画像。
累乗指数(なる言葉があるのか知らないが)0が創始者。1が子(第2世代)、2が孫(第3世代)となり、12で日本の人口を越え、14で世界の人口を越えてしまう。(数字はまさに pyramidalな形になっている!)
さて、回答にチャレンジしてみよう。
Q1.コンピューターに入っている音楽ファイルの容量は?
A1.今はなし。
一時期 諏訪邦夫氏の新書の影響で midi を面白がっていた頃には、いろいろなサイトからダウンロードして聴いてみたが、ノートパソコン環境ではおもちゃのような音しかしないので、次第に飽きてしまった。現在ではPCが古いこともあり、ネットからの音楽データのダウンロードやCDのRippingは未経験。
Q2. 今、聞いている曲は?
A2. ブラームス チェロソナタ第1番
ビルスマ(Vc) オーキス(p)
なつきさん(コンチュウ的生活日記)のシフのチェロ作品集の記事に刺激を受けて、先に購入したビルスマ70歳記念の廉価ボックスから取り出して聞いている。
はるか昔、多分「オーケストラがやってきた」で、故・山本直純さんが「ブラームスの曲は、突然聴きたくなるんだよね」というような発言をしていたが、まさに急に聞きたくなった。アンナー・ビルスマのフレージングとアーティキュレーションは、モダンの奏者と比べて非常にユニークではないかと思う。バッハの無伴奏でも聞かれる語るような短いフレージングと、中ふくらみのデュナミークと多彩なニュアンスにより、この曲のメランコリックだが暗色の情熱のような楽想が新鮮に伝わってくるような気がする。
Q3. 一番最近買ったCDは?
A3. この6月は購入ゼロ。
CDでは、5/13に U2 "POP"を中古盤で購入。めったに買わないロック。感想をアップする予定だったが、正直言ってまだ耳慣れない。
ソフト全般としては、5/24に 映画「ドン・ジョヴァンニ」(監督:ロージー、指揮:マゼール)のDVDを購入。これも最後まで見終わっていない!
Q4. よく聞く、または特別思い入れのある5曲は?
A4. これは難しい。
年齢、季節、天気、時間、温度、湿度、気分など環境的な要素によって答えは移ろう。敢えて現時点での選択。順不同。
1.アレグリ 「ミゼレレ」 タリス・スコラーズ (スタジオ録音)
2.ヘンデル ヴァイオリン・ソナタ集 グリュミオー(Vn) ラクロワ(cem)
3.ベートーヴェン ロマンス第2番 シェリング(Vn) S=イッセルシュテット/ロンドン響
4.ムソルグスキー(ラヴェル編曲)組曲「展覧会の絵」 オーマンディ/フィラデルフィア管( Sony Classical盤)
5.バルトーク 弦楽四重奏曲 第4番 ジュリアードQ (63年録音盤)
Q5. BATONを渡す5人
A5. これが難問。
ブログで音楽関係のコメントやトラックバックを交わしたことのあり、まだバトンを受け取られていないと思われる5人の方に勝手ながらTBさせていただきます。興味をもたれたらバトンを回してみてください。(最新記事にTBさせていただきました。)
中年会社員の観察日記 の sakaiy22 さん
Blogout の webernさん
クラシック音楽は素敵だ! の 会長0804さん
みー太の音楽日記の みー太さん
最後の審盤の ラーマさん
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» BLOG版「幸福の手紙」 [Wein, Weib und Gesang]
突然、「MUSICAL BATON」と称するBLOG版「幸福の手紙」が舞い込んで来たので、回答してみます。
1、今、コンピュータに入っている音楽ファイルの容量
この記事を書いているPCのみに限っても、厳密に内容を審査しないと容量は分かりません。メディアプレーヤーのリストでは音楽全体は206.89MBとなっていますが、これは要を得ません。実際は、ここに声によるソフトの説明やラジオ番組の録音などが含めれておりまたは音楽ヴィデ�... [続きを読む]
まわしてくださってありがとうございました!
ビルスマのブラームスですか、ちょっと興味アリです。聴いてみたいなあ
というか、ビルスマのボックスセット一時期買おうと思ってて、すっかり忘れてました。
お金に余裕があったら買おう・・・・
U2のPOPは好きですよ。最近あまりロック聴きませんが
私にとってロックはクラシックからの逃避手段に近いかも(笑)
クラシックの世界に倦むと時々逃げ込んでます
投稿: natsuki | 2005年6月24日 (金) 21:29
お互いに先客が居ましたね。それでもTB貼ります。
「年齢、季節、天気、時間、温度、湿度、気分など環境的な要素」とは何かインド音楽の世界みたいですね。
投稿: pfaelzerwein | 2005年6月25日 (土) 03:27
望 岳人さま おはようございます。
コメント、TBを頂きましてありがとうございました。お返事が、大変遅くなり申し訳ありません。また私を選んで頂き、心から感謝しております。残念ながら、先にバトンを頂きお答えしたばかりでした。
ところで私も望 岳人さまご紹介の「展覧会」のLPレコードを、多分高校時代に購入した記憶があります。私はバトンのお答えで「メサイア」を取り上げました。懐かしい話題で、嬉しかったです。
今後とも、宜しくお願いします。
投稿: みー太 | 2005年6月26日 (日) 07:54
なつきさん
私も先日のN響アワーでシフのドヴォルザークを聞きました。貴ブログを初めとしてネットでのシフの人気は高いですね。私の所有するディスクでは、なつきさんが取り上げられているABQとの共演のシューベルトのクインテットのみです。シフにはこれまであまり注目したことはなかったので、興味がわきました。
さて、ビルスマの70歳記念セットボックスは、私のBLOGでも以前取り上げましたが、11枚組で3000円ちょっとの値段にもかかわらず聞き応えのある曲目がそろっています。バッハやベートーヴェンのチェロソナタ集は購入希望リストに入っていましたが、それ以外はこういうセットでもなければ聞く機会のない録音もあり、出会いの面白さを感じました。演奏自体は当然賛否両論あると思いますが、素人の耳には非常に新鮮で刺激的で面白いと思いました。
pfaelzerweinさん
貴ブログの Musical Baton 拝見しました。
私の斑気ですが、どうも環境に左右されているのではないかというのが、自己弁明的な自己分析の結果です。
今回のトラックバックを使ったバトン渡しの試みは結構面白いと思いましたが、無関係の最新記事にリンクを張らざるを得ないのは少々心苦しく感じました。トラックバックを送らせていただきました。
みー太さん
重複してバトンをお渡してしまいすみませんでした。
「メサイヤ」はオーマンディですね。私が敬愛する吉田秀和さんは、オーマンディをまったく評価されておらず残念ですが、シリアスな音楽に息苦しさを覚え、疲労感を覚えたときなど、風通しがよく開放的・楽天的で豪華で寛いだ雰囲気のオーマンディのフィラデルフィア・サウンドに癒されることがしばしばあります。皆さんのBLOGを読ませてもらっているとオーマンディを評価されている人が結構いるようでうれしく思っています。
投稿: 望 岳人 | 2005年6月27日 (月) 16:45