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2005年6月 9日 (木)

ワールドカップ アジア最終予選

昨夜のタイ バンコク(正式名称 クルンテープ・プラマハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロックポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット)での 北朝鮮でのバーレン戦での暴動への制裁に基づく第三国無観客試合で、日本は北朝鮮を2対0で破り、B組2位以内を確定して、2006年のドイツワールドカップサッカー大会への出場を決めた。日本の出場は、1998年のフランス大会予選で、イランとのプレーオフにマレーシアのジョホールバルで延長Vゴールで勝って初出場を果たして以来3大会連続、3度目の出場(2002年は日韓共催の開催国として予選無しで出場)。同じ組ではイランがバーレーンをホームゲームで破り、イランは2大会ぶりの3度目の出場を決めた。またA組では韓国、サウジアラビアも本大会が開催されるドイツへの切符を手にした。サウジアラビアは4大会連続4度目、韓国は6大会連続7度目の出場。

日本での第一戦でゴールでの判断ミスのパンチングにより、日本の勝ち越しゴールを許した北朝鮮のゴールキーパーは、北朝鮮では「民族の裏切り者」と呼ばれ一時は代表からも外されたという。かつてのフセイン時代のイラクでは、フセインの息子がサッカー協会の要職を務め、敗戦した代表メンバーに対して、非人道的なむごい扱いをしたことがあったという。

北朝鮮は、この日本戦により5戦して5敗。最終戦のバーレーン戦はアウェイで戦われるが、それに勝ったとしても既に最下位は確定している。この一連の予選が終了した後の彼ら北朝鮮代表の運命が案じられる。日本在住のJリーガーの二人は大丈夫だろうが、その他の選手、関係者の今後が過酷なものにならないような世界のサッカーマスメディアによる監視が望まれる。北朝鮮の19歳と若いフォワードが最後には自暴自棄的なファウルを犯してレッドカード退場になったが、その行動も、自分たちの今後の運命への絶望感から来たものかも知れないと想像すると、胸を塞がれる気持ちがする。

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