シューリヒト ブルックナー第7番
カール・シューリヒトとシュツットガルト放送交響楽団(シュトゥットゥガルト、シュトゥットガルト)による1953年3月6日のライヴ録音(モノ)。カナダ、トロントのDISQUES REFRAINというレーベル。申し訳ないほどの激安価格だった。
シューリヒトのブルックナーと言えば、第8と第9をVPOと入れたものが有名だが、なぜかそれは未聴で、同じVPOとの第5のライヴ(モノ)を所有している。
現在、第二楽章を聞いているところだが、音の貧しさ(ざらつき、硬さなど)のせいもあるのだろうが、熱気がある演奏ながら硬派な感触がある。愛聴しているのがメローな響きのジュリーニとVPOのコンビのCDなので余計その対照が際立つのかも知れない。しかし、フレーズの作りが、清涼で粘らないのは、夏の高原の乾いた涼風を思いおこさせる。
第5でのシューリヒトもそうだが、熱気とそっけなさ、豪快さと緻密さが同居しているような不思議な音楽だ。
第7では、ハーグフィルとのものが一般的なようだが、この録音は珍しいものなのだろうか?
« モーツァルト ピアノ協奏曲第23番K.488 イ長調 カサドシュ(p)セル/コロンビア響 | トップページ | デジタルビデオのDVD変換 »
「ディスク音楽01 オーケストラ」カテゴリの記事
- ベートーヴェン 交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄」 ベルリンフィルによる録音のいくつか(2024.01.14)
- 2015年暮れの第九(読響とN響)のテレビ放送を聴いてトスカニーニを聴き直した(2016.01.03)
- 第6回音楽大学オーケストラフェスティバル(ミューザ川崎 2015/12/6 最終日)(2015.12.07)
- 第6回音楽大学オーケストラフェスティバル(ミューザ川崎 2015/11/28)(2015.11.29)
- 「コンサートは始まる」を20数年ぶりに再読(2015.10.01)
コメント
« モーツァルト ピアノ協奏曲第23番K.488 イ長調 カサドシュ(p)セル/コロンビア響 | トップページ | デジタルビデオのDVD変換 »
膨大な枚数の聞き比べサイトにこのCDへのコメントが掲載されていた。
http://symphonie.org/record/cd_bru7.htm#シューリヒト53
投稿: 望 岳人 | 2005年9月27日 (火) 13:27