11/6が記念日の作曲家の音楽を聴く
1854/11/6アメリカの作曲家スーザ(Sousa.John Philip)誕生
バーンスタインとニューヨーク・フィルハーモニックによるマーチ名曲集に含まれている、「ワシントン・ポスト」「忠誠(Semper Fidelis)」「雷神(The Thunderer)」「海を越える握手(Hands across the sea)」「星条旗よ永遠なれ(Stars & Stripes Forever)」を聞く。60年代後半から70年ごろの録音。ニューヨーク・フィルハーモニックのメンバーをマーチングバンドとして編成したものだろうか?エネルギッシュだが、「レコード芸術」としては仕上げが粗く、鑑賞にはつらい部分がある。スネアドラムは走り気味だし、肝心のブラスセクションも音色が磨かれていない。屋外でマーチに使うなどの実用的にスピーカーから流れるにはいいのかも知れないが。
1860/11/6 パデレフスキ(Paderewski.Ignacy Jan) 誕生 ピアニストで作曲家「メヌエット」を作曲した再生ポーランドの初代首相を務めた
このCDは、NAXOSの多く録音しているピアニストのナジ、ソコライの演奏のアンソロジー。邦題では「乙女の祈り おばあちゃんのピアノ・アルバムからの数ページ」とでもいおうか。この中に パデレフスキの「ト長のメヌエット作品14の1」がソコライの演奏で収められている。(同様に名ピアニストのアントン・ルビンシテインのへ長のメロディも併録)
1893/11/6 チャイコフスキー(Tchaikovsky.Pyotr Ilich)が生水を飲んでコレラにかかって没(自殺説もある)53歳(誕生:1840/05/07)作曲家
命日と言えば、その初演直後の死去ということで「悲愴」交響曲が当然のように思い浮かぶのだが、荘厳で派手な序曲「1812年」で偲ぶことにした。かつて、ベートーヴェンの「ウェリントンの勝利」と確かカップリングされていたマゼール指揮ヴィーンフィル、シュターツオーパー合唱団による聖歌も聴ける録音。
1965/11/6 ヴァレーズ(Varese.Edgard)没81歳(誕生:1883/12/22)作曲家「ハイパープリズム」を作曲した
dtv-Atlas zur Musik 日本語版には、20世紀/新古典主義Ⅲ:ドイツ、アメリカのページにヴァレーズの記述あり。それによるとパリ生、ルーセル、ダンディ、ヴィドールに師事とある。前述の邦訳「超分光器」や「アンテグラル」「イオニザシオン」などFM放送でかつて耳にしたことがあったことがあるかも知れないが、手持ちの音源はないので、師匠たちの作品のCDで。左はアンセルメとスイスロマンドによるルーセルの「蜘蛛の饗宴」と交響曲No.3,4。右はボドとパリ管、チッコリーニによる「フランスの山人の歌による交響曲」。
ヴァレーズというと現代音楽の作曲家というイメージが強いが、フランクの弟子であるダンディやフランクの影響を受けたルーセルを通じてフランクにつながるというのも面白い。
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