「フィガロの結婚」ベーム(1956)
1956年4月16日から22日 ヴィーン ブラームスザールでの録音。
指揮:カール・ベーム、管弦楽:ヴィーン交響楽団、合唱:ヴィーンシュターツオーパー合唱団、チェンバロ:ピルス
アルマヴィーヴァ伯爵:シェフラー、伯爵夫人:ユリナッチ、ケルビーノ:ルートヴィヒ、フィガロ:ベリー、スザンナ:シュトライヒ、マルチェリーナ:マラニウク、バルトロ:チェルヴェンカ、バジリオ:マイクト、ドン・クルツィオ:ディッキー、アントニオ:デンス、バルバリーナ:シュヴァイガー、村の娘:マイクル、フラス
モノーラル録音。1956年のモーツァルト生誕200年を記念して録音されたもの。当時のヴィーンシュターツオーパーの名歌手たちを起用。
このCDは、小学館モーツァルト全集の全巻予約の景品として入手したもので、入手困難かと思っていたが、オランダ・フィリップス盤で入手可能なようだ。
ヴィーンフィル(シュターツオーパー管弦楽団)が起用されていないのは、当時ヴィーンフィルがデッカと契約をしていたためだという。この前年、1955年にエーリヒ・クライバーの指揮で、ヴィーンフィルがデッカに「フィガロの結婚」を録音している。こちらは、ステレオ録音。LP時代に入手して、幾度となく聞いた。ギューデンが伯爵夫人、デラ・カーザがスザンナ、ダンコがケルビーノ、シエピが伯爵で、ベルがフィガロという配役。
CDでは、ベームとベルリン・ドイツ・オペラ ヤノヴィッツ、マティス、トロヤノス、ディースカウ、プライ(1968年)。ワルターのザルツブルクライブ(1937年)。DVDでは、ベームとVPO、ポネル演出の楽しい舞台が見られる。歌手は、テ・カナワ、フレーニ、ユーイング、そして68年でも活躍のディースカウとプライ。
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» モーツァルト「フィガロの結婚」 ベーム指揮ベーム&ベルリン・ドイツ・オペラ管 [クラシック音楽のひとりごと]
オペラはふだん聴くにはさすがに長尺。時間があるときにゆっくり聴きたいものだ・・・・と云いつつ、そうは時間がない。
今日はモーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」。
途中まで聴こうと思っていたら、とうとう最後まで聴いてしまった。やはり「フィガロ」は楽しい。
今日のCDは、演奏も良かった。とても良かった。
(とうより、これは昔からの定盤・名盤か)
カール・ベーム指揮ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団の演奏。
1968年3月、ベルリンのイエス・キリスト教会での録音。DG原盤。
歌手はそうそうたる... [続きを読む]
望さん、TBを有り難うございました。
ベームのフィガロは格調高い正統派のモーツァルトだと思います。
いつ聴いても素晴らしい。
ああ、これぞモーツァルト、と思うんです。
投稿: mozart1889 | 2006年6月10日 (土) 05:21
mozart1889さん、こんにちは。こちらにもコメントありがとうございます。ベームは、ヨーロッパでも日本でも忘れられつつあると言いますが、「コジ・ファン・トゥッテ」にしても「フィガロ」にしてもモーツァルトのオペラでは、その名は不滅のように思います。
投稿: 望 岳人 | 2006年6月11日 (日) 10:38