ドイツ トリア(TRIER)のローマ遺跡
日曜日の夜、アニメ「雪の女王」と大河ドラマ「義経」の間に、「NHKとユネスコがお送りする」世界遺産の短い番組紹介がある。昨夜は、ドイツのトリーア(トリア)のローマ遺跡とモーゼルワインを紹介していた。
(本編は毎日平日の午後5時頃放送されるらしいが、名曲アルバムもそうだが、ゴールデンタイムの幕間に放送すべきではないのだろうか?世知辛い話だが相当受信料を費やしているはずだから、そのような番組を一般の受信料負担者が容易に享受できないのはおかしい。また、後日この公共放送が制作した番組をソフトウェアとして売る場合には、受信料負担している我々への還元はないのか?)
これまで寡聞にして、この町の名前とローマ遺跡のことは全く知らなかった。家族も同様。ケルンがローマの植民都市 COLONIA に由来し、ローマ帝国の版図だったということは聞きかじっていたのだが、このような遺跡が豊富に残り、帝国有数の都市がドイツ国内のルクセンブルクのすぐ近くにあったとは!黒い門(ポルタ・ニグラ)や、今も現役のローマ時代のアーチ橋、円形競技場、コンスタンティヌス時代のドイツ最古の教会などが紹介された。
モーゼルワインの葡萄畑で、von某という男性が、「この葡萄作りはローマ人が我々の祖先に伝えてくれたもの」と語る字幕スーパーが出たが、そのローマ人こそvon某さんの祖先じゃないのだろうか?2000年も昔のことだけど。
ネットで調べてみたら、「トリア、ローマ遺跡」で多数ヒットした。その内の一つがこれ。
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「ローマ人こそvon某さんの祖先じゃないのだろうか?」-
トリアーは私が居るところと違ってローマの殖民辺境都市として立派な建物が沢山残っているのはご覧になった通りです。この都市がメロリンガー朝から始まるフランク王朝でどのような位置を占めたのかは調べてみないといけません。しかし少なくともワイン作りにおいて、私が感じるところ、ローマ人からゲルマン人への伝授と断絶がありそうです。
トリアー在住のmosel2002さんなどは確か中世のワイン通商を専門にされているのでまた違う視点があるのかもしれません。
http://mosel2002.exblog.jp/
ローマ人のワイン作りの発掘や古いワインそのもの等多くが存在しますが、その技術の受け渡しなども興味あるところです。ローマ人は、厳しい気候の中でもワイン作りを試してみたのでしょう。それでもドイツでは何となくゲルマン人の粘り強さが継承出来た要因のような印象があります。
投稿: pfaelzerwein | 2005年11月 7日 (月) 18:37
Trier はトリアーなんですね。いつもコメントありがとうございます。ご紹介のトリアー在住のmosel2002さんのblogも見せていただきました。ちょうど、濁り酒的なワインの写真がありましたが、昨日のテレビ番組でもトリアーの町のワイン屋台?で同じようなワインを飲んでいる町の人がいました。
投稿: 望 岳人 | 2005年11月 7日 (月) 22:34