クリスマスのビデオ鑑賞
12月22日(木)明日から天皇誕生日と土日で三連休、24日はクリスマスイブで、25日はクリスマス。年賀状もそろそろと思いながら、帰宅時に立ち寄ったブックオフでVHSのビデオでクリスマスにちなんだ面白そうなのがあったので、購入。
一本は、マーコーレ・カルキンという子役が主演の「ホームアローン」。もう一本が、同じくカルキン少年の名前が題名にくっついいている「くるみ割り人形」。各550円なり。後者のもともとの販売価格は16000円という目を剥くような高額商品だった。
「くるみ割り人形」は、ニューヨーク・シティ・バレーのバレーを土台としていたもので、カルキンファンでなくとも十分に楽しめるまっとうなつくりのものだった。多少のカットはあるようだが、衣装、踊り、セットとも通常の舞台中継ものより、各バレリーナの踊りの質が高いようで(素人目だが)大変楽しめた。振り付けは、どこかで名前を聞いたことのあるジョージ・バランシンによるもの。(ちなみに監督はアルドリーノ、プロデューサーはミルチャン)。中国の踊りには、おそらく日本人だと思われる 堀内元というダンサーが小柄ながら切れのいいジャンプを見せてくれた。ナレーションは、女優の富田靖子。1993年作品。(原題は George Balanchine's The Nutcracker , Elektra entertainment)
ときおりBSなどで「くるみ割り人形」の舞台上演は放映され、最近ではマリンスキー劇場のものや、バレンボイム指揮!のベルリンの劇場のものなどを見たが、子ども向きの分かりやすさという点では、このバラシン版はすぐれており、子どもたちも満足のようだった。
「ホーム・アローン」は、クリスマス・ホームコメディの佳品で、カルキン少年の大活躍が楽しい。いまや日本でも流行しているクリスマス電飾がこの映画ではふんだんに見られる。1990年作品。20世紀フォックス。
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http://www.fmstar.com/movie/m/m0122.html
によると、カルキンは、映画デビュー前にバレーを習っており、このニューヨーク・シティー・バレーの「くるみ割り人形」に出演したことがあったのだという。
バレンボイム指揮のベルリン・シュターツ・オペラのビデオ(1999年上演)を昨日見直したが、曲の順番を入替えたり(ねずみ戦争をねずみを登場させず、ターバンを巻いた群盗がマリーとその母を襲う場面として冒頭に持ってきている)、ドロッセルマイヤーが終始狂言回し的に出ていたり、なにやら思わせぶりな演出で、どうにも居心地の悪い公演だった。さらにバレンボイムの指揮する音楽が、生気もなく鈍重で、「花のワルツ」のリズムの悪さとテンポの遅さにはイライラしてしまった。
投稿: 望 岳人 | 2005年12月26日 (月) 09:01
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000056PPC/249-2567234-2651561
バレンボイム ベルリン国立歌劇場 くるみ割り人形 でググったら、このBS放送と同じソースだと思われるDVDの紹介があった。
この演出の筋書きが「普通の」とは違うワケが記されていた。
「プティバによる当初の振付案に基づき、少女マリー(ナディア・サイダコワ)の不安を強調。おじいさんのドロッセルマイヤー(オリヴァー・マッツ)は、初めは意地の悪そうな人物で、マリーに過去の出来事を突きつける(今回のステージはマリーの母親がロシアの革命派に誘拐されるというプロローグ付きで、ネズミ軍が戦う場面からおなじみの音楽が借用されている)。」
ただ、おなじみのネズミ軍もネズミ王も出てこない。マリーの母親の誘拐とは何を意味しているのか?なぜマリーは魔法の国に招待されるのか?観客の拍手も戸惑い気味だ。
投稿: 望 岳人 | 2005年12月27日 (火) 09:30
このバレンボイムのBS放送に触れているバレエに詳しいサイトがあった。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~yamahome/welcome2.htm
投稿: 望 岳人 | 2005年12月27日 (火) 09:34
http://jollyballet.blog41.fc2.com/blog-entry-72.html
このBLOGでバレンボイム版の疑問が氷解した。
投稿: 望 岳人 | 2005年12月27日 (火) 09:43