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2006年2月16日 (木)

ザンデルリング SKDのブラームス1番

brahms_1_sanderlingいつも訪問させてもらっている「電網郊外散歩道」さんのブラームスの第1交響曲の記事を読み、ザンデルリングとドレスデン・シュターツカペレのブラームスについてすごく感心した感想を書いたことを思い出し、以前ホームページにアップしていた日記を検索してみたところ、以下のような記述を見つけた。

◆ブラームスの1番。ザンデルリンク/ドレスデンSKは今回聞いても脱帽ものの凄さだった。特に低弦が雄弁であり、克明だ。木管や金管もすばらしい。対位法的な楽句が立体的なのが凄い。ポリリズムの先駆としての評価もある曲だが、それを実感できる各パートの充実だ。(2003年12月4日 最近聴いたCD)

◆ベーム/BPOに優るとも劣らない素晴らしい演奏。古くから店頭で目にしていたが、これまで聞く機会がなかった。残念。(2003.08.28購入後ホームページにアップした記事)

◆ザンデルリンクのは、デ「ノ」ンのクレスト1000でリマスター盤が最近発売されたばかりだったようで少々コストパフォーマンスが悪かったが、その演奏は十分満足いくものだった。ドレスデンはヨッフムのブルックナーの8番のCDのアンサンブルの乱れなどで印象はあまりよくなかったが、このブラームスでは最上のオーケストラ演奏のひとつではないかと思った。弦も管も打楽器も音がすばらしい。1973年の来日公演のこの曲の名演によって、この録音が収録されたLPの日本での評価が決定的になったらしいが、宣(うべ)なるかな、と思う。(2003/08/29)

後に、ザンデルリングは、ベルリン交響楽団と90年にブラームスの全曲を録音しており(カプリッチョレーベル)、現在ではそちらの人気が高いようだが、名門、シュターツカペレ・ドレスデンの名に恥じない名演奏と言えば、このブラームスをまず第一に挙げるべきだと思う。

なお、ドイツ語ではRingの発音はリンクかリングか調べたことがあった。

以下は以前の記事「この夏休みに実家に帰省したときに学生時代のドイツ語参考書を持ち帰り発音を確認したら、語尾のgは確かにBergベルクのようにkと発音するのですが、ngの場合には英語同様 ングと発音するのが原則とのことでした。これだと、リング、ニーベルングが正しいことになります。 」

Ring が リング だから、 Sanderling も ザンデルリング が正しいようだ。

cf) ショルティ/CSOのブラームス 第一交響曲の記事

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ディスク音楽01 オーケストラ」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。「電網郊外散歩道」の記事をご紹介していただき、ありがとうございます。ザンデルリンクのブラームス、いい演奏ですね。そうでした、今はデ「ノ」ンになったのでしたね。つい昔の習慣で、「デンオン」と言ってしまいます。なにせ「電気音響」ですからね!時代がわかります(^_^;)>poripori

コメントありがとうございます。

いや、この記事の時には意識してわざわざ書いたのですが、私も「デンオン」とつい言ってしまいます。「電気音響」が語源とは知りませんでした。セルの第1交響曲ももちろん聞いたのですが、聞く前の期待が高すぎたせいか、少々とまどっております。これは刷り込みのベーム/BPOが影響しているようです
^^;

ザンデルリンクのブラームスは、新旧両盤とも素晴らしい出来です。
CD時代になって、特にSKDとの旧盤が見事な音になって甦っています。渋い音なんですが融け合いがイイんです。無骨なドイツ的なブラームスが何とも味わい深いですね。

コメント、トラックバックありがとうございます。

ザンデルリングのベルリン交響楽団との新盤の方も評判がよいようですが、まだ聴く機会がありません。ぜひ聴いてみたいですね。

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ヤフオクで「DENON マイ・クラシック・ギャラリー」66枚組を安価でゲットできた。 DENONの「クレスト1000」シリーズと多くがダブルのだが(だから、結局ダブリ買いになってしまう・・・(^^ゞ・・・・)、サヴァリッシュのモーツァルトやコシュラー指揮の何点かは見かけなくなってきたので貴重かな。 で、今夜の1枚はブラームスの交響曲第1番。 ザンデルリンク指揮のドレスデン・シュターツカペレ。 オイロディスク原盤の、1970年代の往年の名盤だ。 全編ドイツ風、盤石の堅牢さ。 艶やかさも愛想の良さも... [続きを読む]

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