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2006年2月23日 (木)

オイストラフのブラームス

oistrakh_brahmsブラームス Brahms Excellence Seraphim 4CD box
 1. ヴァイオリン協奏曲 オイストラフ、クレンペラー/フランス国立放送管弦楽団 P1961
  二重協奏曲 オイストラフ、フルニエ、ガリエラ/フィルハーモニア管弦楽団   P1956
(いずれも録音データはなし)

4枚組みの外盤でブラームスの名曲集が入手できた。その他の3枚はこれ。
 2. ピアノ協奏曲第2番 アラウ、ジュリーニ/フィルハーモニア管弦楽団
 3. 交響曲第1番、悲劇的序曲、大学祝典序曲 クレンペラー/フィルハーモニア管弦楽団
4. ドイツ・レクィエム トモワ・シントウ、ヴァン・ダム カラヤン/BPO

まったく曲目解説もなにもない廉価版のCD。ただし、いずれも定評のあるいわゆる名盤ぞろいだ。

1枚目のオイストラフとクレンペラーの珍しい組み合わせによるブラームスは、学生時代エアチェックでカセットテープに録音して愛聴していたもの。古い録音だがFM放送をラジカセでエアチェックしたものに比べると段違いの音質なので、十分オイストラフの美音を楽しめる。(この後に行われたセル/クリーヴランドとの録音も名演の誉れが高いが残念ながら未聴)。また、クレンペラーの指揮がすばらしい。フランス国立放送管弦楽団というこれまた珍しい他流試合的な組み合わせだが、恰幅がよくかつ明晰で透明なブラームスを聞くことができる。これまで音盤では、クレーメルとカラヤン/BPO、ミルシュテインとヨッフム/VPO, ムターとカラヤン/BPOを聞いてきたが、懐かしさもあるが、やはりこのオイストラフとクレンペラーが一番の気に入りだ。オイストラフの美音はそれだけ聞いていても爽快だが、曲そのものに語らせるかのような演奏はスリリングさはないが安心して浸れる。

ドッペルコンチェルトは、フルニエとの共演という贅沢なもの。50年代後半の録音のようだが、ステレオ録音。私のこのドッペルコンチェルト入門は、オイストラフ、ロストロポーヴィチ、セル/クリーヴランド管弦楽団による名盤だったが、あまり親しめなかった。しかし、このガリエラ/フィルハーモニア管とフルニエとの共演盤は非常に分かりやすく親しみやすい演奏になっているのが不思議だ。

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コメント

こんにちは。名曲揃いの4枚組ですね。
ドッペルコンチェルトはセルの名盤で私は満足なのですが、もう一つ、フランチェスカッティ、
フルニエ、ワルター/コロンビア響の演奏も
好きです。宇野功芳氏がワルターの屈指の
名演と評していました。
シューマンのP協奏曲とカップリングなのも
よかったかな。(LP盤)

丘さん、コメントありがとうございます。

>フランチェスカッティ、フルニエ、ワルター/コロンビア響の演奏も好きです。

これはすばらしい組み合わせですね。一度は聞いてみたいものです。

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