モーツァルトが実際に使ったヴィオリンとハンマークラフィーアで演奏されたモーツァルト
◎モーツァルト
1.クラフィーアとヴァイオリンのための ソナタ ト長調 K.379(373a)
2.クラフィーアとヴァイオリンのためのソナタ ホ短調 K.304(300c)
3.クラフィーアとヴァイオリンのためのフランス歌曲「ああ、私は恋人をなくした」による6つの変奏曲ト短調 K.360(374b)
4.クラフィーアとヴァイオリンのためのソナタ 変ロ長調 K.454
(いわゆる ヴァイオリンソナタ集)
妻の友人が数年前にザルツブルク詣でしたときにお土産に買ってきてくれたCD。いわゆる「究極のピリオド楽器」による演奏といえるものだろう。
アンドラーシュ・シフと塩川悠子夫妻が、モーツァルトが生前に実際に使用した Hammerklavier(Fortepiano) と Konzertgeige(Concert violin) の現物(国宝級!?)を実際に用いて、モーツァルトのザルツブルクの生家で、1992年のモーツァルトの生誕日1/27から1/29にかけて録音したもの。
以前は現地でしか買えなかったようだが、現在はザルツブルク国際モーツァルテウム財団のサイトでも販売している。(ただ、このサイトでは詳しい収録曲目が見つからない少々不親切だと思う。)CDにはデッカのPマークと L'oiseau-lyre EDITION と記されている。
現代の演奏を経験してきた耳には、ヴァイオリンは、モーツァルトの好んだという「バターのヴァイオリン」の音色はしているだろうか?ハンマークラフィーアは、油のようなレガートではなくクレメンティ張りに少々choppyではないか?という疑問文が付いてしまう。
« ドホナーニ/VPOの「ペトルーシカ」「マンダリン」 | トップページ | アラウ ジュリーニ/POのブラームス ピアノ協奏曲第2番 »
「音楽」カテゴリの記事
- 音楽鑑賞で有用なサイトをリストとして掲載(2024.01.07)
- 高校時代に山田一雄さんの指揮のコンサートを聴いたことを思い出した(2023.12.07)
- Johann Sebastian Bach, Helmuth Rilling : Complete Bach Set 2010 - Special Edition (172 CDs & CDR)(2023.12.05)
- モーツァルト「伝説の録音」3巻セット [36CD+3BOOK]<通常盤> 飛鳥新社 タワーレコードONLINE(2022.04.24)
- 小林秀雄「モオツァルト」(2020.08.02)
「ディスク音楽03 アンサンブル」カテゴリの記事
- Harmoniemusik (管楽アンサンブル)というもの(2015.03.22)
- モーツァルト ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 K. 478(2014.09.14)
- 小学館 モーツァルト全集のCDを夏の帰省時に持ち帰った(2014.09.02)
- ゲヴァントハウス四重奏団のベートーヴェン弦楽四重奏曲全集(2013.12.28)
- 「夏の風の神パンの加護を祈るために」(ドビュッシー、アンセルメ編曲)(2013.10.17)
« ドホナーニ/VPOの「ペトルーシカ」「マンダリン」 | トップページ | アラウ ジュリーニ/POのブラームス ピアノ協奏曲第2番 »
コメント