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2006年5月22日 (月)

意外な雑音 セル/クリーヴランドのドヴォルザーク交響曲第8番 CBS盤

Dvorak_s78_szell_clo_1
セルとクリーヴランド管弦楽団の最も人気のある音盤のひとつは、最後の録音となった1970年のドヴォルザークの交響曲第8番のEMI盤だと思うが、その陰に隠れた形になっている1958年録音のCBS盤もそれなりに優れた録音である (CBS SONY 22DC5591 カップリングは、同じドヴォルザークの交響曲第7番で、これがプロの指揮者など専門家筋に非常に評価の高い録音だと聞いたことがある)

さて、フルニエとセルのドヴォルザークを聞いた後、久しぶりにこの録音も聴きたくなり、ヘッドフォンでのんびり聞いていると、なんだか奇妙な音が聞こえた。空耳かと思い、何度か聞きなおしてみたのだが、どうやら「くしゃみ」が録音されているらしい。

問題の箇所は交響曲第8番 第2楽章(CD第6トラック)の 7:45 7:43 と 7:55のあたり。くしゃみが左チャンネルから聞こえる!2回目の方がはっきり聞こえる。 

1958年という比較的古い録音なのだが、きちんとしたステレオ録音。また10月25日、31日、11月1日の三日にわたって録音されている。ライブ録音ではない。それなのにこのような雑音が残ったのはなぜか? 他の音盤でもセルの気合の入った唸り声はときおり聞こえるのだが、さすがにくしゃみはない。誰のものなのだろうか?なぜその部分だけ取り直されなかったのか?1日のセッションでの一発録音なら分かるが、3日に渡るセッションなので、修正は十分可能だったと思うのだが?もっとも演奏自体すばらしく、そのような気が付かないほどの瑕はまったく問題ないのだけれど・・・

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ディスク音楽01 オーケストラ」カテゴリの記事

コメント

望 岳人さん、拙ブログ「ブラームスの交響曲4番」に
コメントとTBを有難うございました。
「連休に聴くのが楽しみ」の通り、ご実家で懐かしのLP盤、またそれ故の美化でない、すばらしさを再発見されたことに敬意を表します。(一寸大袈裟かな? 失礼)
「透徹した」、まさにその通り、本物の名演ですね。
TBに書かれてました「辻 壮一」にはっとして、未完成のスコアを見ると、私のもそうでした。
紙は赤茶げて、「音楽乃友社、昭和24年7月5日発行、定価80円」でした。
(戴いたコメントに次いで認めたのを、こちらの方にがいいかと思い直して、コピーしました)

なお、ドボ8番のセルは最後の録音盤しか持っていませんが、
くしゃみとは珍事! 面白いですね。

丘さん、コメントありがとうございました。わざわざ報告までさせていただきましてご迷惑ではないかと思っておりましたところ、暖かいコメントをいただきうれしく思います。

演奏はまさに丘さんの記事通りで、LPはおおむね十分満足のいく音で聞けたのですが、プレイ中に綿埃が針先に溜まりそれが音質に影響するというデリケートな面などすっかり忘れていまして、内周部で音がビリついて初めて思い出したようなテイタラクでした^^;

現在、セルのブラームスのCDは4番のみ所有していないので、今度是非手元においておきたいと思います。

ドヴォ8の件、昨夜初めて気が付きました。演奏には関係のない話なのですが、ステレオ最初期のセルとレコード会社スタッフのレコード制作の様子が垣間見えるように思い、敢えて記事にした次第です。断るまでもないですが、この点について非難の意図はありません(^^)

望 岳人-san

こんばんは~!
ご無沙汰しております。コメント&トラックバック、ありがとうございます。

セルがクリーブランドを育てたと言っても過言ではないそんな彼らは、切っても切れない間柄ですよね!
この7番は、短調と言う事もあって私好みの曲です。
7・8番は、「新世界より」に負けず劣らずのドヴォルザークの傑作中の傑作だと思います。

クシャミが聞こえる話しにちょっと興味が湧きました。今度、傾聴してみます。

yuhotoさん、今晩は。コメントありがとうございます。

くしゃみは、私のCDでは確かに聞こえるのですが、どんなものだったでしょうか?

8番は、可憐なスラヴ舞曲風の第3楽章が特に好きなのですが、鳴りがよい曲で爽快ですね。

7番もいいですね。少々暗鬱でエネルギッシュなところが、ブラームス的かなとも感じないではないですが、やはりメロディアスな魅力はドヴォルザークですね。

こんばんは〜! ご無沙汰で〜す!
久し振りにCD関連の記事「ブラームス/交響曲第5番?」をエントリーしました。
空いた時間に遊びにいらっして下さ〜い!

そうそう、実は未だくしゃみをチェックしていないのです。今度、確認してみたいと思います。

yuhotoさん コメントありがとうございました。早速拝見しました。ジャケットの出来ばえは素晴らしいですね。

ブラームスではありませんが、私も繋ぎの悪いCD(ジュリアードのバルトークの弦楽四重奏曲は、第4番が1枚目と2枚目にまたがっております)をCD-Rにコピーしてみようかと思いました。

TBを有難うございます。
このくしゃみの音は全く気がつきませんでした。
興味深いお話・・今度確認してみます。
ではまた。

コンポーザーXさん コメントありがとうございます。

念のため昨夜聞きなおしてみましたら、前回書いたタイミングが少し間違っていたようで訂正しておきましたが、やはり空耳ではありませんでした。

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