ゲド戦記 第5巻 「アースシーの風」
原題 The other wind もう一つの(あの世、別世界)の風 とでも訳すのだろうか?
日本語訳が出版された頃、それまでハードカバーをすべて購入していたのに、このときだけは妻が図書館の順番待ちで借りてきてしまったのでそれを借りて流し読みしただけなので、すっかり細部を忘れてしまっていた。先日、「ゲド戦記 外伝」を読み返してみたので、この巻も購入してじっくり読んでみたいと考えたのだが、最近ゲド戦記シリーズもアニメ映画公開に併せて全巻ペーパーバック化され、書店の中には高価なハードカバーを置かない店も増えてきて、なかなかハードカバーが見つからなかったのだが、ようやく先週見つけて購入した。
先日、「ゲド戦記 外伝」を読み返してこの「アースシーの風」の前提になるエピソードを把握できたこともあり、比較的容易にこのストーリーに没頭できた。大地の力、太古の言葉、竜と人の起源、魔法、辺境の人々、愛、不死願望と死などが語られ、大団円では少々読みこなせない部分もあったが、壮大なファンタジーの終結にふさわしい幕切れだった。
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