ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界から」 ノイマン/チェコフィル
ドヴォルザーク 交響曲第9番 ホ短調 「新世界から」 作品95
ヴァーツラフ・ノイマン指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 <1981年録音>
ノイマンは、ソ連崩壊、東欧の自由化まで、東側で活躍した指揮者で、名門ライプツィヒ・ゲバントハウス管弦楽団なども指揮したことがあった。クラシック音楽が活況を呈していた黄金の1970年代、チェコフィルと言えば、このノイマンだった。古い向きでは、ターリヒだとかの名前が挙げられていたが、田舎で普通に入手できるのはこのノイマン盤だった。LPレコードで持っているのは、この録音か、もしこの前に録音しているとすれば、そちらかも知れない。このCDは、まだCDが発売された初期のものらしく3300円という値段がついているもの。
刺激の強いケルテス/VPOや、精密なセル/CLOなどいろいろな新世界を聞いてきたが、久しぶりに聞いたノイマンとチェコフィルは、少々管楽器がくすんで聞こえるのが気になる程度で、刺激的でもなく、精緻でもないが、しっくりくる音楽になっている。ふるさとに戻ったような気安さが感じられる。(演奏そのものが緊張感を欠いたのんきなものというわけではないのだが)。
録音は、少々音量レベルが低いように感じた。
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» ノイマン/チェコ・フィルのドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」 [クラシック音楽のひとりごと]
昨日は、このDoblogがあまりに重く、途中でメンテナンスも入って更新できませんでした。
スタッフの人も大変でしょうなぁ。きっとユーザーから文句も多いんでしょうなぁ。
いつも書きますが、タダで楽しませてもらっている訳ですから、時々異状が起こるのは仕方ないことだと思っています。他のブログサイトも結構重いようですしね。きっと、どこもユーザー(ブロガーって云うんですかね)の爆発的増加で弱っているんでしょうねぇ。
今は非常に軽い、サクサクです。これが続くとエエんですが。
さて今日はドヴォルザ... [続きを読む]
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ああ、これは懐かしいCDですね。ノイマン/チェコ・フィルのコンビでのドヴォルザークは、とても良かったです。決して派手な演奏ではないんですが、しみじみじっくりとボヘミアの音楽を聴かせてくれました。8番と9番は特に愛聴盤です。
投稿: mozart1889 | 2006年6月22日 (木) 09:18
mozart1889さん コメントありがとうございました。ノイマンとチェコフィルの「新世界」はざLPで購入して何度も聞いたもので、自分にとっての「刷り込み」のひとつになっています。
これまで聞けなかった演奏にも触れたいと思う一方、このような懐かしい演奏にも回帰したいと感じるようになってきました。年ですかね。
ソ連崩壊・東欧自由化前には、東側の音源も結構聞けたものでしたが、最近は新録音の話題もないようで、音楽面から言えば逆に寂しくなったように感じています。
ロシアを除く東側の有名指揮者たち、スイトナー、ケーゲル、マズア、マタチッチ、ノイマン、コシュラーなどなど、自由化後の運命はさまざまで、いろいろ考えさせられることが多いです。
投稿: 望 岳人 | 2006年6月22日 (木) 12:48
夏休みに確認したところ、LPで持っているノイマンとチェコフィルの『新世界より』は1970年代録音の全集盤の分売で、『モルダウ』がカップリングされたものだった。
投稿: 望 岳人 | 2006年8月23日 (水) 10:46
こんにちは!
偶然ですが、このCDをiTunesに本日転送する所です。
LP時代には、日本でのライブ録音などノイマンの各種演奏を持っていました。
(思わず過去形で書いてしまいましたが、今でも実家の私の部屋にはLPが全部残っています。
再生装置が無いので、過去形で書いてしまうのでしょうね。)
ライブでは時折エキサイティング演奏を聴かせますが、それ以外では端正な演奏が
多いと思いました。
いずれに彼の「新世界」はどれも絶品ですね。
投稿: STI | 2007年4月21日 (土) 12:23
STIさん 初めまして。
ノイマンの『新世界』にコメントありがとうございました。
ノイマンは、マーラーの交響曲でもいい録音を残してくれており、安心して聞くことのできる指揮者の一人になっており、ときおり聴くことがあります。
若い頃は、現役バリバリで来日もときおりしていましたが、今はもう故人なんですね。
投稿: 望 岳人 | 2007年4月22日 (日) 00:14