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2006年7月25日 (火)

J.S.バッハ 「ピアノ」による小品集 高橋悠治 ケンプ

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セット物の分売。ブゾーニ、ケンプ、高橋悠治の編曲によるピアノでのJ.S.バッハ 小品集。

高橋悠治は今でも活躍中で、先般もCDショップで新録音の「ゴルトベルク変奏曲」のCDが発売されているのを見た。

高橋悠治による編曲は、マタイ受難曲 "Erbarme dich,mein Gott"のアリアが心に沁みる。高橋自身のピアノ演奏は情緒的ではなくそっけないのが少し物足りないが。

このリストの中では、なんと言ってもケンプによる「カンタータ147番」からの「主よ、人の望みの喜びよ」の編曲、自演が自分にとっては懐かしい。(マイラ・ヘスによる編曲でも知られている。)ケンプはピアノでも「ゴルトベルク変奏曲」や「平均律」を録音しているし、このケンプ編曲の小曲集の楽譜も入手可能だが、音盤の方はこれこれで聴くことができるようだ。また、ケンプによる編曲はケンプの弟子、オピッツによる演奏でも聴くことができる。

フルッチョ・ブゾーニによる、「トッカータとフーガ ニ短調」、「シャコンヌ ニ短調」の編曲を高橋のピアノで聴けるのも面白い。ただ、後者は録音の関係がステレオのはずが音像が中央に結ばれ、それが右左に揺れ動くのがヘッドフォンで聴いていると少々つらい。

追記:2007/09/16 mozart1889さんの「J・S・バッハのコラール前奏曲集 ウィルヘルム・ケンプ(Pf) ~バッハ名演集~ 」にトラックバックとコメント。

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ディスク音楽04 独奏」カテゴリの記事

コメント

望さん、こんばんは。TBを有り難うございました。
ケンプのバッハは、夜中にモゾモゾ聴くのにイイです。
「主よ、人の望みの喜びよ」は、滋味溢れる演奏で、こころ洗われる重いです。
CDで見つけたら買い直そうと思っています。

mozart1889さん、コメント、トラックバックありがとうございました。

現代のピアノでのJ.S.バッハ演奏は、圧倒的にグールドの録音を聴くことが多いですが、ケンプのものは先鋭な意識による再創造というグールドとは違い、ケンプ自身のオルガニストとしての経歴と古くからのドイツの伝統があいまって、何ともいえぬ味があるように感じます。私も平均律やゴルトベルクを聞いてみたいと思っております。

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» J・S・バッハのコラール前奏曲集 ウィルヘルム・ケンプ(Pf) ~バッハ名演集~ [クラシック音楽のひとりごと]
夜中に雨が降っては、日中は蒸し暑い・・・という日々です。 9月も半ばを迎えて、まだ、残暑であります。いやはや。 さて、今夜は雨音を聞きながら、ウィルヘルム・ケンプのピアノ独奏によるJ・S・バッハの名演(コラール前奏曲)集を。 1974~75年、ドイツ、ハノーファーでの録音。DG盤の廉価盤2枚組。 夜中に、ふとバッハを聴く。ピアノ曲集などをモゾモゾと。 あまり上手なピアノでなくて良い。キラキラと鮮烈である必要はない。夜中だから、しっとりと聴きたい。ほっと落ち着く音で聴きたい。 ボリ... [続きを読む]

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