ドビュッシー 「映像」,他 モントゥー/LSO
ドビュッシー 「映像」
1.ジーグ
2.イベリア
(1)「街の道と田舎の道」
(2)「夜の香り」
(3)「祭りの朝」
3.春のロンド
交響的断章「聖セバスチャンの殉教」
1.ゆりの園
2.法悦の舞曲と第1幕の終曲
3.受難
4.良き羊飼いキリスト
モントゥー指揮 ロンドン交響楽団 <1963年5月録音>
@nifty cocologはアナウンスの通り不調続きで、昨夜も記事のアップができなかった。大々的な2日に渡るメンテナンスが予定されているが、以前触れたように設備増強、データベースの整理では追いつかなくなってきているのではあるまいか?多くのblogサービスでも不調が報じられているので、その感が強い。
さて、先日来 モントゥーの指揮する音楽を聴いているが、今日は、ドビュッシーの「映像」だ。マルティノンとフランス国立放送局管弦楽団のEMI盤だけでときおり聴いた曲だが、これまでのハイドン、ベートーヴェン、ベルリオーズとは違い、曲そのものを記憶しているというほどは親しんではいないので、マルティノン盤と聞き比べをしながら、モントゥー盤を味わった。逆にモントゥー盤を聴くことによって、マルティノン盤の特徴が分かった。
イギリス(古層ヨーロッパのケルト)起源の第1曲ジーグ、第2曲はそのままイベリア(半島)、スペイン(とポルトガル)、そして第3曲「春のロンド」は、フランスだという。
モントゥーは、ロンドンの交響楽団を指揮しながら、柔らかな雰囲気の表現が巧みだと思った。点描的な淡い魅力が出ている。率直ではあるがそれにとどまらない。それに比べて、フランスのオーケストラを指揮したマルティノンの音楽は、これまで気が付かなかったがしっかりとしたデッサンと絵の具の厚塗りのような色彩をもった演奏だという印象を受けた。マルティノンは、フランス音楽だけではなくVPOを指揮した「悲愴」の情熱的な演奏でも知られるが、意外にロマンチックな音楽作りをする人なのかも知れない。
モントゥー/LSO<1963/5> 7:15/7:13,8:06,4:49/8:01
マルティノン/ONORTF<1973/3> 7:05/7:14,9:03,4:18/7:25
CDジャケットにある「聖セバスチャンの殉教」については別の機会に書きたい。
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