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2006年10月11日 (水)

東京都葛西臨海水族園で楽しんだ

Kasai004 10/8(日)の休日に続いて、10/9(月)は体育の日の祝日。秋晴れの行楽日和。最初の計画では箱根方面を予定していたのだが、日曜日に距離を歩いたため全員疲れ気味で遠出は無理ということになり、箱根行きは延期して以前から行きたかった葛西臨海公園の水族館(正式には、水族園)に行くことにした。

ディズニーリゾートからは江戸川(の放水路?)を隔てて、大観覧車が見えるが、そこが葛西臨海公園(写真は、葛西臨海公園からディズニーリゾート方面を見たもの)。その中にホテルシーサイド江戸川、鳥類園、西なぎさ、東なぎさ(立ち入り禁止)などの施設の中核施設として水族園がある。この水族園は、マグロを飼育していることで世界的にも有名だが、都立の水族館でもありそれほどの内容ではないだろうと当初は思っていた。しかし、各地の水族館を巡りながら調べてみると、リーズナブルな入園料(大人700円、小学生以下無料)の割りには充実した展示だということが分かった。

今回は、横浜方面からの最短・最廉ルートである東横線、地下鉄日比谷線、京葉線を使って行ってみた。自宅からのドア・ツー・ドアでほぼ2時間。好天に誘われて人出も非常に多く、園内放送で展示場内が混雑していることが伝えられるほどだった。

Kasai002

Kasai001立派なガラスドームは、ルーヴルのガラスのピラミッドのようで、そこが入り口でその地下が2層あり、相当規模の大きい展示スペースになっている。まず出迎えは、シュモクザメ、そこを過ぎると巨大水槽の中にマグロやカツオなどの大型回遊魚が泳ぎ回っている。マグロは絶えず泳ぎ続けることにより酸素を取り入れているので、水族館での飼育は非常に困難とされてきたが、この水族館はその困難をものともせず、達成したことで知られる。そこを過ぎると、世界の海の展示。太平洋、インド洋、大西洋、カリブ海、深海、北極・南極の海など展示範囲は広く、珍しい魚類も多い。観客の混雑はここが一番だった。


Kasai003 その後、マグロ類の給餌をドーナツ型の水槽のアクアシアターで見物。写真は、クロマグロ(ホンマグロ)の雄姿。巨大なマグロが普段は使わない背びれとはらびれを使いすばやい動作で餌を食べる様子は圧巻だった。また悠々と泳ぎ回る姿には威厳があった。昨日食べたマグロの刺身はこのような巨大な魚がもたらしてくれたものだったのだ!


Kasai005

このほか、渚の生物、フンボルトペンギンとイワトビペンギン、東京湾の海の様々な魚類、生物。実験展示室では、ウミホタルの発光実験。海鳥の生態では、珍鳥ウミカラスやエトピリカが間近で見られる。最後は、お決まりのミュージアムショップに立ち寄り、外に出るとすでに夕日。帰路は、園内の淡水生物館に立ち寄り、駅へ向かった。(右の写真は、水族園のテラスを覆う屋根。ヨットの帆のように見える。)

次は是非なぎさでの浜遊びをしてみたいし、日の出桟橋や両国方面を結ぶ船も出ているようなのでそれを利用するのも面白い。ディズニーリゾートもいいけれど、ここはそれとは別にゆったりと過ごせるのがいい。

ディスプレー的には、八景島、新江ノ島、品川、サンシャイン、エプソンなどの水族館もここより優れている場合もあるが、とにかくこの葛西はリーズナブルでゆったりしているのがいい。海獣ショーがないのは公立で学術展示を目的とするものとして当然だと思うし、このために料金設定が安いともいえる。家族も大満足だった。

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