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2006年11月17日 (金)

BLOGに関する調査

YAHOOニュースにブログ更新が面倒だからという理由でブログをやめた人が多いという記事があり、その調査元の記事を見に行ったら結構面白い内容が掲載されていた。

また、何のためにという質問では、「備忘録として」、「他の人と情報を共有」などが自分としても当てはまるように思う。

クラシック音楽も、分け入れば深く豊かなのだが、入り口があまり広くなく、結構高いところにあり、途中の道も険しいので、あまり語り合える人が身近にいないことも、自分がこのブログやホームページを立ち上げた理由でもある。おかげで、現在IE7.0のRSSフィードに登録しているのは、クラシック音楽関係だけで50BLOGほどあり、毎日それを読むのが日課であり楽しみになっている。

昨日の出張のときに買った『ダ・カーポ』という雑誌に、雑誌が衰退していることが特集されていた。その背景として、やはりこのように一般人が自由に不特定多数の人々に情報発信できるようになったインターネット文化が一つの要因であることが書かれていた。そこに、雑誌の復権のために古臭い一方通行の情報の動き(「上」から「下」へ)などということを唱えている化石のようなジャーナリストの意見が載せられていたのには目を疑ってしまった。これでは雑誌は復権などするはずがあるまい、と思った。ジャーナリストの中には常人の思いもよらぬ能力と感覚の持ち主がいるのも確かだろうが、他の仕事をしている人間の中にもそういうものを持つひとはゴマンといるのだということをブログの世界が教えてくれる。

最も親しい雑誌だった『レコード芸術』の衰退はさびしい限りだし、今でも保存している古い号などを読めば、やはり雑誌ならではの質の高い文章や企画にも感心することがある。ただ、中にはマンネリだったり、明らかに質が低いものも混じっている。

一方的に読ませられるよりは、それに対して自分の意見を発信し、それにまたフィードバックを受けたいものなので、それを上手く取り入れることのできる信用のおけるメディアがこれから生き残るのではなかろうか?などと考えてしまった。

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コメント

調査の結果、なかなか興味深いですね。日記には三日坊主という言葉もあるし、ブログの場合は三日で終わらないから立派だともいえそうですね(^o^;)/
「自分の備忘録として」「他の人にも役立ったらなにより」というのは、ブログを維持する二大理由なのだろうと思います。心配なのは、ある日突然、運営主体がつぶれてしまうこと。ブログの場合も、データのバックアップが大事だと感じます。

narkejpさん いつもコメントをいただきありがとうございます。

もう2年以上もblogに付き合って来ているのですが、自分の「日記」を公開するという行為にどのような意味があるのかについていつも懐疑の念を持ちながら「備忘録」として書いています。

日本文学の伝統である「日記」はいずれも在世中もしくは逝去後の公開を念頭にしていたと言われていますが、このblogはそういう意味で、世界中の人々にもそのような無意識があることの証左かも知れないとも思ったりします。人は自分が存在すること(存在したこと)や、自らの秘密を誰かに伝えたいという・・・

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