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2007年4月18日 (水)

映画『ブラザーズ・グリム』DVD

『グリム童話』完訳など、数年前、グリム兄弟による『グリム童話』原作の忠実な訳や、『本当は怖いグリム童話』など便乗本が日本でもブームになったことがあり、我が家でも完訳本の一冊を読んだことがあった。今日、寝転びながらこのDVDで見ているうちにそのことを思い出した。

グリム兄弟は、ドイツの古い伝承、民話を収集したことや、ドイツ語の文献学、言語学研究者として史上名高い存在だが、この映画はこの二人を主人公にした、魔法や呪い、ファンタジー方面のコンピュータグラフィック特撮技術満載のエンタテイメント作品だ。

時代は、モーツァルトの没年1791年より少し後の時代、ドイツはフランス共和国否フランス帝国軍の占領下にあり(その中でベートーヴェンも活躍していたわけだ)、そのような中で、彼ら兄弟は、人々の迷信に付け入った詐欺師まがいの悪魔退治をなりわいとしていた。そんな彼らが占領フランス軍に逮捕され、彼らからドイツのある村で、少女ばかり10名が森で行方不明になる事件が発生したので、特赦を受けたければその事件を解決せよと命じられ出向いたところ・・・ というのがプロローグだった。

グリム童話の数作品をうまくミックスさせ、ゲルマン人の森への恐怖心などもたくみに取り入れたなかなか見ごたえのあるファンタジーもの映画として楽しめた。

p.s. 最近は、CG特撮を多様して、ヨーロッパの古い時代物などが結構映画化されているようで、『ヴェニスの商人』も先日みて面白かったし、『アーサー王』もこれから見ようと思っている。

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