非純正 プリンタ 詰め替えインク
もっとも廉価版の多機能プリンタを使いながら、さらにそのランニングコストを下げるべく、カートリッジへの詰め替えインクを購入して試してみたのは、この正月の年賀状からだった。hpのプリンタは、ヘッド付きインクカートリッジ方式なので、ヘッド部が故障しても取り替えれば済むのは優れているのだが、カートリッジが高価で結構ランニングコストが高いのが珠に瑕だった。
インクの補充は、最初は、少々面倒に感じるが、慣れると結構手際よくインクの補充ができるようになる。そして、印刷の色バランスなども2回目の詰め替え程度までは、オリジナルからあまり遜色ない発色で印刷できるようだし、プリンタ本体にもあまり悪い影響は今のところ見られない。
ただし、説明書の通り、3回以上詰め替えをすると、インクの色バランスが崩れてきてしまい、正常な色での印刷が段々とできなくなってしまうようだ。
最近は、周辺機器などもネットでPDFのマニュアルを参照するような方式が増えているので、つい紙に打ち出してゆっくり読みたい場合には、結構の枚数を印刷することになる。そのような場合には、色バランスが崩れてもかまわないので、もう使用限度が切れたカートリッジでも何とか使えるようだ。
メーカーでは回収したカートリッジをどのように再生させているのか知らないが、非純正詰め替えインクは、メーカー経営にとっては面白くない存在だろうが、ランニングコスト削減面、環境面ではそれなりに優れた製品だと思う。
日本メーカーなどでは、詰め替えメーカーとの間で訴訟も起きたようだが、メーカー側もシャンプーや食器洗い洗剤同様、詰め替え方式をもっと採用すべきではなかろうか。
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