理論物理学の5次元理論
BS特集「リサ・ランドール 異次元への招待」 http://www.nhk.or.jp/bs/teigen/
敬老の日の休日で、昼過ぎに偶々テレビを付けたら面白そうな番組をやっていて見入ってしまった。
アインシュタインが解決できなかった、重力、電磁気力、「強い力」(強い相互作用)、「弱い力」(弱い相互作用)の4つの力のうち、重力だけが極端に弱いことの説明を可能にする理論(統一場理論)として、ハーバード大学教授のリサ・ランドール女史が、5次元の宇宙(縦、横、高さ、時間、5次元目の要素)を理論的に提唱しており、それが実験によって確認される可能性があるという。
3次元の世界は、5次元の世界(?)に囲まれるように存在しているというのだが、その考え方自体は難解で、素人に容易に理解できるようなものではない。これを数式だけで(鉛筆と紙だけで)考え付くというのだから、理論物理学者という人たちは凄いものである。
面白かったのは、このリサ・ランドール(Lisa Randall)という全米数学コンクールで一位になったこともある理論物理学者が、数学、特に幾何学に興味を持つきっかけになったのは、幼いころ母親に買ってもらった『不思議の国のアリス』だったというところだ。数学者でもあった筆名ルイス・キャロルの本だったということもあるだろうが、ナンセンスなファンタジーも子どもを思わぬ方向に導くことがあるものだ。
現在、リサ・ランドールは、ノーベル賞にもっとも近いと注目されているのだという。
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