青梅で遊ぶ
10月6日から8日はまた三連休。体育の日が10月10日でないのは、どうも違和感がある。先週は、ずーっと喉と頭が痛かったのだが、そのうち気管支がゼイゼイいい始めて咳と痰が出始め、10/3,10/4と仕事を休むほどだるくなった。10/5の金曜日は休めなかったため少し熱があったが出勤してきたので、土曜日はまた寝て過ごし、日曜日はまだ微熱があったが、家族サービスで出かけてきた。
最初は、両国の江戸東京博物館でやっている東北大学図書館所蔵の夏目漱石資料展を見に行こうという予定だったが、子どもも興味もなさそうだし、人ごみもいやだということで、妻が青梅に行こうと言い出して、初めて行く事にした。
我が家からは、立川から青梅線に乗り換え片道訳1時間半程度。私は、あきる野市方面は数度来たことがあるのだが、家族は初めてで、東京とは言え田舎で山河の風情が面白かったようだ。
青梅市全体でレトロ路線をとっているようで、駅の待合室などが昭和30年代風に作ってあったり、懐かしい絵画調の映画ポスターが駅構内に張られており驚いた。駅の山側の小学校ではちょうど秋晴れの日に運動会が開かれていたようだった。
青梅より奥は、相当以前勤め先の山岳部の合同登山が開かれた大岳山まで入ったことがあるのだが、青梅は初めてだった。
まずは、目的地の青梅鉄道公園 http://www.kouhaku.or.jp/ome/index.html に行ってみた。この鉄道車両の展示公園は、交通博物館などのパンフレットで知ってはいたが、ようやく来れたという印象だ。青梅駅裏の丘陵の上にあり、徒歩で15分ほどだが結構上り坂がある。1960年代にできた施設なので、電車模型のパノラマレイアウトも古めかしいものだったが、子どもたちには大人気で、毎正時の運転には大勢の幼児たちがつめかけていた。なぜ男の子は電車模型が好きなのだろうか?実感として脳の性差は確実にあると思う。展示館は二階建てで屋上からは多摩から都心の方が眺められるが、新宿のビル群などは確認できなかった。
屋外展示は、ちょうど屋根掛け工事のため(恐らく近年PHの値が7よりも相当小さくなっている酸性雨の影響から古い鉄製の機関車などを保護するもの)、汽笛一声でも使われた2号蒸気機関車などの貴重な車両は見られなかったが、動輪が五つもあるE型だとか、子どもたちの憧れの、新幹線の0系だとかが展示されており、運転席にも座れることもあり非常に楽しめたようだ。近くの公園には、「タカトンボ」が群れていたが、先日のラジオ放送で聞いたように、赤トンボの姿はあまり見られなかった。昨年の夏には、更埴市の古墳公園で沢山のアキアカネの乱舞を見たのだが。
公園で2時間ほど過ごした後、駅と途中で見かけた赤塚不二夫博物館に子どもたちが行きたいというので、町の方にもどり行ってみた。駅前の青梅街道が駅と同様の昭和レトロ調に統一されており、その中心にこの博物館があるという設定だった。私と妻は外で待っていることにして、子どもたちだけで内部を見学したのだが、外で待っていると、博物館の係りの女性が、展示室の外は無料なので、腰掛けて待っていてもらってもいいですよ、と声を掛けてくれて、室内で『天才バカボン』のアニメを見ながら30分ほど過ごした。この周辺にはそれなりに観光客が詰め掛けていたが、全体的にはひっそりとした町の風情だった。
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「タカトンボ」という言い方から、長野県佐久あたりの方と推察申し上げます。
さて、「タカトンボ」とは「ウスバキトンボ」のことでしょうか?
投稿: 匿名希望 | 2008年9月24日 (水) 00:21
匿名希望さん、コメントありがとうございます。
「タカトンボ」が「ウスバキトンボ」かどうかは分かりませんが、アキアカネなどのように「とまって」いないで、日中は捕虫網が届かないほどの高い空を群れをなして飛び回っているトンボをタカトンボと呼んでいました。
Wikipediaなどで書かれているウスバキトンボに似ているような似ていないような感じです。というのも、タカトンボは、アキアカネよりも少し大型で頑丈そうに見えたものですから。
佐久関係のブログも書いております。プロフィールにリンクを張っておりますので、よろしければどうぞご覧ください。
投稿: 望 岳人 | 2008年9月24日 (水) 17:45
子どもの昆虫図鑑で調べてみました。
「ウスバキトンボ 45mm 北海道、本州、四国、九州、沖縄 飛ぶ力はひじょうに強い」とあり、一般的なアカトンボであるアキアカネ 40mm、ノシメトンボ 45mm、ミヤマアカネ 34mm、マユタテアカネ 35mm、ナツアカネ 38mm とありますので、私の覚えている「タカトンボ」はアカトンボより一回り大きいということと、飛ぶ力が強く日中はいつも飛び続けているということに合致します。
ただ、捕獲が難しかったこともあり、Wikipedia の記述の身体が非常に弱く脆いというのは実感がありません。
佐久地方で言う「タカトンボ」はこんなところからどうやら「ウスバキトンボ」のことで間違いないようです。この夏は、松原湖あたりで遊びましたが、あまり記憶のないヤンマの姿を見かけたものの、アカトンボ、タカトンボ類はとんと見かけませんでした。
投稿: 望 岳人 | 2008年9月25日 (木) 00:14