ドラティのハイドン『驚愕』『奇蹟』『軍隊』
アンタル・ドラティとフィルハーモニア・フンガリアによる初のハイドン交響曲全集からの著名曲のピックアップ盤。
ロンドン(デッカ)の比較的古い録音はキングレコードから発売されているが、その初期盤で3000円の値段がついていたもの。LP時代にもこのキングレコードによるデッカの名曲集は美麗なパンフレットが発行されており、結構聴きたいものがありよく眺めたものだったが、レギュラープライス盤ゆえなかなか買うことができず、FM放送の予定雑誌(週刊FMやFMfan)の番組表をチェックして、よくエアチェックしたものだった。(先日の夏休み、このようなLPのエアチェックコピーではないが、音楽祭などを録音したカセットテープを再生してみたところ、劣化は進んでおらず、結構いい音で聴くことができたのはうれしかった。ただ、これらをディジタル化するのは大変だ。)
さて、硬派のドラティによるハイドンだが、結構柔軟な表情を見せるのが意外だった。こちらの耳が結構直線的なピリオド・アプローチによる演奏を通過して、シャキシャキした演奏スタイルに慣れたためだろうか?
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