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2008年2月22日 (金)

マスカーニ『カヴァレリア・ルスティカーナ』の間奏曲

Cavalleria_rusticana_i_pagliacchi_d マスカーニ(1863-1945)
 オペラ『カヴァレリア・ルスティカーナ』(田舎の騎士道)間奏曲 

プレートル指揮 ミラノ・スカラ座管弦楽団

(同上オペラと レオンカヴァッロのオペラ『道化師』(パリアッチョ) のハイライト盤)

 いずれも主役は、プラシド・ドミンゴ(テノール)

イタリア・ヴェリズモ・オペラの二大傑作として、この2曲はLP時代からよくカップリングされていたが、このCD1枚の抜粋盤も同じようにカップリングされている。

私が高校生の頃、音楽班というクラブ活動があり、その顧問の先生が芸大出の人で、文化祭には必ず小規模ながらオペラを舞台に掛けた。私が在校時には、上記の『カヴァレリア・ルスティカーナ』と『道化師』、そしてなんと私が3年生のとき、結構歌えるソプラノの学生がいてベルリーニの『ノルマ』を上演し、「清き女神よ」などを熱演したのを覚えている。また、私が卒業した後も、弟が『道化師』のカニオ&パリアッチョを歌ったということでもあり、結構懐かしい曲目でもある。

さて、今日はそれらの歌ではなく、なんとも美しい『カヴァレリア・ルスティカーナ』の有名な間奏曲をゆっくりと聴いている。アダージョ・カラヤンは1から4まで出ているが、なぜか含まれていない。DGにこの全曲録音マスカーニ : 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」も行っているし、オペラ間奏曲集という録音もあるのに、と思ったらアダージョ・カラヤン・ベストという正規シリーズ以外のものにはこの間奏曲が含まれていた。この間奏曲こそ、オペラの下世話で悲劇的な内容とは異なり、『癒し』の典型的な音楽のように感じている。

なお、このCDは結構以前に買ったものだが、今年のヴィーンフィルの新年コンサートを振ったフランスのオペラ指揮者ジョルジュ・プレートルがミラノ・スカラ座を指揮しているのを今頃になって気が付いた。歌手は豪華版で、カヴァレリアのヒロインは、エレナ・オブラスツォワ。レナート・ブルゾンも加わっている。

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