「モーツァルトの精神、掘り下げる」指揮者オノフリという記事
2008年2月26日(火)の夕刊の11面の文化欄に、「指揮者オノフリ、モーツァルト「交響曲40番」をCD化」という見出しの記事が、オノフリという指揮者の顔写真とともに掲載された。音楽専門の吉田純子記者の署名記事だ。
ネットで検索したら、その記事が現在asahi.com で読めるようになっている。
「イタリアの若手指揮者エンリコ・オノフリ。ポルトガルの古楽合奏団ディビーノ・ソスピーロと録音したCDが昨年末、日本のインディーズレーベルからリリースされた。」とあり、オノフリという指揮者による交響曲第40番の解釈が語られている。
先日、本当にゆっくりしたテンポながら非常に魅力のあるクリップスとACOとの伝統的なモダンオケ(という表現もおかしいが)による演奏の記事を書いたが、吉田記者がディスク紹介欄ではなく、わざわざ単発で取り上げたということは、相当注目に値する録音なのだろうか?オノフリの解釈・主張自体は、「生への希望をつなぐユーモア」という表現以外はそれほど目新しいものではないが、演奏自体には少し興味がそそられる。
追記2008/3/3 : まったく縁がないと思っていたこのオノフリという指揮者が、実はイル・ジャルディーノ・アルモニコの「ブランデンブルク」で、凄い演奏をするヴァイオリニストとして書いたエンリコ・オンフリ(Onofri が綴りだからオノフリが正しいようだ)と同一人物らしいことが、「オノフリ」を検索して分かった。あのような演奏は、一種の表現主義に分類されるのだろうか?
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