ビゼー 『カルメン』を聴き、見る
初演カレンダーによると、
3/3/1875 ビゼーのオペラ「カルメン」がパリのオペラ・コミック劇場で初演される。
ということで、3月3日のひな祭りの日は、昨日取り上げたメンデルスゾーンの『スコットランド』交響曲のほか、この名曲『カルメン』の初演日にもあたっているという。
左のVHSヴィデオは、マゼール指揮、ロジー監督による映画で、例のモーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』と同じコンビによるもの。管弦楽は、フランス国立管弦楽団 タイトルロールのカルメンは、野生的な容姿も魅力的なジュリア・ミゲネス・ジョンソン。ドン・ホセにドミンゴやエスカミーリオにはライモンディといった一流の歌手を揃えた上で、ロケの迫力もあり、非常に見ごたえのあるオペラ映画になっている。現在は入手困難のようだが、是非DVDでも再発売を願いたいものだ。
右は、言うまでもない、マリア・カラスがタイトル・ロールを歌ったもの。指揮は、あのジョルジュ・プレートル。カラスの独特の発声で好悪が分かれるものだが、それでもやはりその迫力は否定できない。私の『カルメン』入門であり、今聞いてもすごいと思う録音だ。
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