連続テレビ小説『ちりとてちん』が最終週
あまり朝日新聞が肩入れするので、茶化したこともあったけれど、我が家の毎朝の恒例行事となった朝7時半からのNHKBS11での『ちりとてちん』もとうとう最終週を迎えることになった。
福井県小浜市を実家とするヒロインだが、この間個人的には網野善彦の著作で日本海側の小浜市が中世には貿易港として栄えたということを「発見」したこと、その小浜市が例のアメリカ大統領選民主党候補者選挙でオバマ氏の絡みでクローズアップされたことなど、少し福井県というなじみのない県、小浜市、小浜の塗り箸、それに上方落語に興味を持った半年だった。
新聞の言うとおり、よくできた脚本で、伏線を張りまくっていたが、それがそれぞれなかなか巧みに解決されていく様は非常に面白く、人情味に溢れた筋も少し教訓的ではあったが、それなりに胸に染みる内容だった。
演技陣も、ヒロインのB子・喜代美・若狭を演じた貫地谷しほりは勿論のこと、特に母親役の元トレンド女優の和久井映見のとぼけたユーモラスな味わいの演技が意外性もあり、我が家では大好評だった。他の登場人物たちも、いわゆるキャラが立っており、埋没するような個性の人物は一人もおらず、非常に多彩で楽しませてもらった。そして最終週を残してはいるが、これまでずーっと喜劇調が失われず、NHK的な美徳の押し売りにならないいい意味での軽さが続いたことは評価されてもいいと思った。なお、B子の子ども時代を演じた子役は桑島真里乃(くわじままりの)という女の子だったことを上記公式サイトで知ったが、子ども時代の亡くなった祖父を偲んで号泣する場面は名演で、このドラマの特徴でもある回想シーンにもよく登場し、貫地谷しほりの演技にうまくつながっていって好印象を残した。
前期の『どんど晴れ』も面白かったが、この『ちりとてちん』も我が家としてはヒットだった。
p.s. 我が家では、フジテレビの木曜日10時からの『鹿男あをによし』もこの3ヶ月楽しませてもらった。のだめの千秋役の玉木宏が主人公を演じた不思議なドラマで、それもそのはず、あの『鴨川ホルモー』で話題を呼んだ万城目 学(まきめ まなぶ)が原作だったという。
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桑島真里乃さんはTBSで4月から「徳光和夫の感動再会逢いたい」の後継番組として放送が始まった「味楽る!ミミカ」にも出ているほか、10月からTBSで放送が始まる、「金曜ドラマ ブレーメンの音楽隊」にも出る見込みです。
投稿: 真駒内本町 | 2008年7月24日 (木) 21:23
真駒内本町さん、コメントありがとうございます。桑島真里乃さんは、可愛い子役でしたね。コメントをいただいて、名前を見て、パッと面影が浮かびました。B子の子ども時代の演技がそれほど私にとって印象的だったんだろうと思います。いろいろなテレビ番組で活躍されているという紹介ありがとうございます。女優として伸びていってくれるといいですね。
投稿: 望 岳人 | 2008年7月24日 (木) 21:46