6月の6番は
1月から、その月の数字に関係する曲の聴き比べなどをやっている。
6番で一番初めに思い浮かぶのは、やはりベートーヴェンの交響曲第6番『田園』だろうか。チャイコフスキーの『悲愴交響曲』も6番だし、マーラーの『悲劇的』と呼ばれる交響曲も6番。また、相変わらず、バッハの器楽曲集では、ブランデンブルク、ソロ・ヴァイオリン、ソロ・チェロ、パルティータ、フランス組曲、イギリス組曲など6曲セットのものが多いので6番はいくつもあるようだし。6曲は、どういう歴史的な経緯があるのかセットと考えられていて、ハイドンもモーツァルトもベートーヴェンも6曲を1セットとして出版したり献呈したりしたことがあったようだ。
マジカルナンバー7というが、ヨーロッパでは12をダースとして一単位にし、その半分6もひとくくりにするための有用な数だったのだろうか。時計の文字盤は12と6が天辺と一番下に記されているし。
それほど親しい曲ではないが、シューベルトにも、ブルックナーにもドヴォルザークにもシベリウスにもショスタコーヴィチにも第6交響曲がある。バルトークの弦楽四重奏曲は、第6番が最後の作品だ。
ここでは、まったく想定外だったが、DHM50枚組みのDISC6 が バッハのロ短調ミサ曲の1枚目にあたるので、このトーマス・ヘンゲルブロック指揮フライブルク・バロック・オーケストラ、バルタザール=ノイマン合唱団による録音と、以前ここでも取り上げたブリュッヘン指揮の18世紀オーケストラの録音の聴き比べを楽しんでみようかと思っている。
ヘンゲルブロック、フライブルクのバロックオーケストラという名前はほとんど親しくないが、以前、"Wein, Weib und Gesang" ブログの記事で目にしたのを思い出した。生演奏で、モーツァルトの『レクィエム』とヘンデルの『メサイア』を聴かれた記事だが、このロ短調ミサの美しい演奏から想像して素晴らしい聞き物だったことだろうと思う。
聴き比べは別記事で。
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