故郷ではお墓参りの日
今日は8月1日。少し暑さの和らいだ日中だったが、最低気温が25度Cを越える熱帯夜が続き、タイマーで停めるようにはしているが我が家ではクーラーの温度を29度Cくらいの設定にして眠るようにしているが、2時間ほどでクーラーが切れると汗が出てきてその感触で目が覚めてしまう。もう睡眠不足は当たり前のようになってしまっているが、水分と「塩分」をなるべくきちんと摂るようにしている。スポーツドリンクのように体液に近い組成に調整されたものの方が合理的ではあるが、味噌汁や煮物の汁など普段は摂りすぎになるような塩分でも、この時期はきちんと摂った方がどうも調子がいいようだ。
さて、自分の故郷に関する覚書のブログにまとめたことがある(戌の満水 いぬのまんすい 1742年旧暦8月1日 新暦8月30日)にちなんで、今日8月1日は故郷の地方では全国的にも珍しいお墓参りの日で、もう夏休みに入っている学校には休日という点ではあまり関係がないが、特に地場の企業などはこの日が平日の場合に休みとすることが慣例的になっている。もっとも子ども達も、昔は花火遊びはこのお墓参りの日とお盆の期間中に制限するようにとの学校からのお達しがあり、結構まじめにそれを守っていて、違う地方から親戚のおじおば、いとこなどが遊びに来て指定以外の日に花火遊びをしたりすると、結構周囲から白眼視されたこともあったように思う。
1742年といえば、まだJ.S.バッハが存命の頃で、日本は江戸時代。バッハとほとんど生没年が同じ徳川吉宗の晩年に当たる頃だった。そのときの大洪水の供養の風習が、300年近くを経た今でも私の故郷の地方に残っているというのは、忘れられないほどの大災害だったということだろうし、また、同じような被害を受けた千曲川のより下流の上田地方、長野地方ではそのような風習は残っていないようなのが、逆に風習というものの継続を考える点で結構興味深い例になるように思っている。
歴史年表で調べると、どうもこのときは相当巨大な台風が立て続けに日本列島を襲ったようで、その大雨のため未曾有の洪水が引き起こされ、各地で山崩れなどが多発し、被害を一層拡大したようだ。
この17世紀から18世紀にかけては、ミニ氷河期の時代とも言われており、世界的に気温が低い時代だったらしい。
火星に水(氷)が存在したことが、NASAの探査機によって確認されたというニュースが伝わってきたが、水の惑星地球で、水の循環というものが引き起こす気象現象の変動というものが不思議でたまらない。
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