これがモーツァルトの再現だろうか?
先日の敬老の日のお昼前テレビをつけていたら、フォルテピアノのリサイタルが放送されており、途中から見始めた。フォルテピアノはさすがに現代ピアノよりも一回り小さいが、モーツァルトはその最高音から最低音近くまで使っていたのが視覚的にも確かめられて面白かった。
プログラムは下記の通り(NHKのサイトより)。
シュタイアーは、ムジカ・アンティクァ・ケルンの鍵盤楽器を担当していた奏者だという。有名なソナタも演奏するのだなと聴いていたところ、その有名な「トルコ行進曲」でとんでもない演奏を披露してくれた。初めは結構トリルなどの装飾音を交えるな、などと思いながら聞いていたら、途中、ジャズの即興のように大幅に楽譜から離れ、いきなりフーガ的に弾いたり、協奏曲のカデンツァ的に即興的なフレーズを挟んだりの演奏で、まったく目を見張ってしまった。
9月15日(月)敬老の日 「BS2」午前10時55分から午前11時54分(放送時間59分間)
- クラシック倶楽部 -アンドレアス・シュタイアー フォルテピアノ・リサイタル-
- [Bモード]
- - アンドレアス・シュタイアー フォルテピアノ・リサイタル -
「ピアノ・ソナタ 変ホ長調 K.282」
「グルックの歌劇“メッカの巡礼”のアリエッタ
“われら愚かな民の思うは”による10の変奏曲
ト長調 K.455」
「ピアノ・ソナタ イ長調 K.331“トルコ行進曲付き”」
「組曲 K.399から“アルマンド”」
モーツァルト作曲
(フォルテピアノ)アンドレアス・シュタイアー
~東京・トッパンホールで録画~
2006年5月11日の収録だというので、少し古い演奏会を取り上げたものだ。
このシュタイアーの演奏は、CDでも聴けるらしい。ネットでこの放送のことを調べていたらたまたま見つかったのだが、ピリオド楽器の演奏もここまで来ていたのだろうか?
このCDの評論はここで読める。
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