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2008年10月11日 (土)

久しぶりに料理をした

妻が子どもの小学校の用事で学校に出かける予定があり、帰宅はお昼頃だというので、出かける前に何かお昼の準備をしようとしていた。見たところシチューだったので、たまには作るよと言って作り始めた。

独身時代や結婚後は、結構料理好きで、たまには本格的なカレー料理(玉ねぎを1時間以上、あめ色になるまで炒めて作る)などにも挑戦したりしたものだったが、ここ数年すっかり妻任せになっていて、たまに雨の日で外出せずに自宅でぐーたらしているときにちょっと腕を振るう程度となっていた。

人参、ジャガイモの皮むき辺りは久しぶりだったので要領は悪かったが何とか乱切り。子どもたちに外皮を剥かせた玉ねぎを涙を流しながら大量に切り、実家から到来のカボチャやミニトマトも切っておき、かぼちゃは電子レンジで少し熱を加えておく。それらを肉と一緒に大きい中華なべでしっかり炒めてから、寸胴の保温鍋の内鍋に投入し、水を適量加えてあくが出てくるまで煮込み、しっかりあくを取ってから、保温鍋を保温用の外鍋に入れて15分。そうするとしっかり野菜にも火が通り、このまま塩胡椒すれば、シンプルな野菜スープとしても美味しい。この段階で勝負は付くので、これが美味しい野菜スープに変身できないような味ならば、クリームシチューは諦めて、もっと濃厚な味のカレーに変身させるのも一つの手かも知れない。

さて、外鍋からまた内鍋を取り出して火に掛け、シチューのルーを投入し、溶けるまで弱火で煮込み、さらに牛乳を適量入れてひと煮立ちさせてから、また保温外鍋に入れる。10分ほど待つと、弱火でことこと静かに煮たのよりも優しく火の通った滑らかなクリームシチューが出来上がった。

妻もお昼過ぎには帰ってきて、簡単なメニューながらシチューを皆で食べた。

先週の深夜アニメの『のだめカンタービレ』は見逃してしまったが、コミックの方に千秋の作る「正しいカレー」とそうではない無手勝流の「のだめカレー」がある。今日作ったのは、少しアレンジはあるが基本に忠実な「正しい」路線だった。

いわゆる煮込み料理、煮物には大変重宝する保温鍋だ。昨夜はおでんだったが、野菜スープやポトフなどもとても美味しく料理ができる。火加減が料理には重要だが、エネルギーを余計に使わない保温技術で料理ができるのは、大変素晴らしい。

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