11月の第11番の候補
2008年は継続して、第何月の数字に因む第何番の曲を選んで、勝手なことを書き連ねているが、11月になるとさすがに有名曲の中から自由に選べるという感じではなくなってしまうような気がして、頼りになる「クラシックデータ資料館」の作品表にあたってみた。
勿論多くの作曲家にOp.11はあることだろうが、大作曲家の作品で第11番となると、バッハの『平均律クラヴィーア曲集』第1巻と第2巻の第11番、モーツァルトのピアノソナタの第11番『トルコ行進曲付き』、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第11番『セリオーソ』、ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調Op.22。
ショパンには練習曲、前奏曲、ワルツ、ポロネーズ、マズルカ、夜想曲に第11番がある。連想からドビュッシーにも前奏曲集の第1、2巻の第11番、練習曲もある。リストも超絶技巧練習曲第11番変ニ長調「夕べの調べ(Harmoniers du soir)」やハンガリー狂詩曲第11番。パガニーニのカプリース第11番。フォーレの即興曲、舟歌、夜想曲。
ショスタコーヴィチには、交響曲第11番ト短調Op.103「1905年」、弦楽四重奏曲第11番ヘ短調Op.122がある。
チャイコフスキーでは『四季』の11月「トロイカで」があるがこれは禁じ手としよう。
複数聴き比べができるものはほとんどないが、ショスタコーヴィチの交響曲と弦楽四重奏曲のこのあたりの番号についてはじっくり聴いたこともないし、いい機会だからじっくり聴いてみようかと思っている。
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