久しぶりに「名曲探偵」の新事件簿が続く #18ラヴェル、#19サティ
そろそろ新事件簿を放送しないかとNHKの番組表を検索してみたところ、BS2では今日日曜日の夜2008年11月16日(日) 午後11:00~午後11:45(45分)に#18ラヴェルの『亡き王女のためのパヴァーヌ』、2008年11月23日(日)午後11:00~午後11:45(45分)サティ『三つのジムノペディ』を放送するようだ。
ところで、この番組の多分実質的なブレーン(監修者)と思われる玉川大学の野本准教授の『はじめてのオーケストラ・スコア スコアの読み方ハンドブック』という題名の本を書店の音楽コーナーで見つけた。立ち読みをしたのだが、番組でも取り上げられていたチャイコフスキーの『悲愴』の第4楽章の冒頭の第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンの分奏の部分など「スコアか実演を見なければ気が付かない」点など触れていて結構面白そうだった。
テレビ番組では先日逝去したジャン・フルネの追悼番組が放映される。
2008年 11月17日 (月) 00:40~03:41 追悼 ジャン・フルネ ラストコンサート」 11月17日(月) 00時40分30秒~02時52分00秒 1. 序曲「ローマの謝肉祭」作品9 ( ベルリオーズ作曲 ) 2. ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 K.491 ( モーツァルト作曲 ) 3. 交響曲 第2番 ニ長調 作品73 ( ブラームス作曲 ) ピアノ : 伊藤 恵 管弦楽 : 東京都交響楽団 指 揮 : ジャン・フルネ [ 収録: 2005年12月21日, 東京文化会館 ] - 出 演 - 伊藤 恵 (ピアニスト) 岩野 裕一 (音楽評論家)
とのことだ。
最近は、アニメーションの「のだめ パリ編」もまったく見ていないし、音楽は聴いていても記事にする気が減退していたりしている。
ちょっと気になったのは、新聞の紹介記事で知った 日系ドイツ人?アリス=沙良・オット という若い女性ピアニスト、彼女は「名門」ドイツ・グラモフォンと契約して、リストの『超絶技巧練習曲』でCDデビューしたという。(小菅優もソニーに『超絶技巧』を入れているが、彼女はショパンの『練習曲集』がドイツのフォノフォルムで絶賛されたのだった。)
ドイツ人と日本人を父母に持つアラベラ・美歩・シュタインバッハーという20代の若手の女流のことを以前記事にしたが、ここに来て父親が欧州人で母親が日本人という音楽家の活躍が目立つようだ。指揮者ではケント・ナガノは両親とも日系人?のアメリカ人だが、準・メルクルは父親がドイツ人、母親が日本人という生まれだったりする。
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間に4週間もあったら、殆ど忘れてしまいますよね。
URLを張っておいた所も、更新するのを忘れかけていました。(定期的にご覧頂けたら幸いです。)
BS-2では週1の放送ですが、BS-hiでは火曜朝と土曜昼(休みの時もありますが...)にも再放送があり、週3の放送です。「新作」ということでは確かに間が開いたものの、ご無沙汰という感じは殆ど無いのですけど...
それにしても、33週で18本の放送って、辛うじて5割を超えているものの、本当にゆっくりしたペースですね。。。
投稿: MEICHIKU | 2008年11月16日 (日) 19:46
MEICHIKUさん、コメントありがとうございます。新作としては本当に久しぶりですね。ラヴェルは前回の『ボレロ』を見逃していますので、今回はどんな切り口で迫ってくれるのか楽しみです。その後もフランスのサティの有名な『ジムノペディ』。モーリス・ユトリロの母、シュザンヌ・バラドンとの関係にも触れられるのか興味があります。
投稿: 望 岳人 | 2008年11月16日 (日) 20:04