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2009年1月17日 (土)

風邪を引き熱が出た

1/15,16 と 風邪を引き、ブログの更新が滞ってしまった。

今週の日曜日に、子ども達と青梅の鉄道公園に出掛けたときに少し風邪の予感はあった。

翌月曜日の成人の日の朝に、長男が朝食後、突然だるいと訴えたので、熱をはかったら37度を越えており、直ぐに布団に入らせたが、急に熱があがり38度後半になった。インフルエンザかと心配したが、熱はその日一日で出きったようで、翌日は熱ざましの効果もあり平熱、その翌日の水曜日には薬を飲まなくても熱が上がらず食欲も戻ったので、木曜日から学校に通学できるようになった。

ところが、その木曜日の夜頃から今度は私の方が寒気と鼻水が始り、よく金曜日はこれまでの記憶から、これは風邪がうつったかも知れないと懸念しながら、この冬一番の冷え込みの中を出社した。午前中は近所への出張などもあったが何とかこなした。しかし次第に発熱してきたのが自分でも分かったので、昼休みに近所の薬局で市販の風邪薬を購入して、弁当の後に服薬。午後も少し外に出る用事があったが何とかなったけれど、夕方になったらさすがにヤバイという体調になった。こういう日に限って、帰路の電車は激込みだったが、発熱だけで、胃腸や鼻水、咳の症状は未だだったので、何とか電車とバスを乗り継いで帰宅。直ぐに妻に「風邪を引いた」と告げて、早い夕食を摂り、風邪薬を服用して布団にもぐりこんだ頃には、熱は38度を上回っていた。長男の風邪と同じ症状だった。

こういうときの食事は動物的なもの、油脂を使ったものは食べられなくなる。また、熱が出始めているときには温かいものも食欲をそそらない。夕食がたまたま炊き込みご飯だったので、それを冷まして食べたところ結構食べられた。また先日の長男の風邪の折に、ポカリスエットの仲間のイオン飲料と、ゼリー状の栄養補給剤をある程度用意しておいたのが役に立った。

体温が上昇しているときには、周囲の温度との差が大きくなるため寒気を感じるのだというが、特に足先の冷えがひどかったので余裕があれば欧米でよくやるという足湯も考えたが、今回は湯たんぽを用意してもらい掛け布団を厚くして身体を温め、熱が出切るまで頑張って耐えた。午後8時頃は悪寒がおさまらず、ひどいことになったものだと思っていたが、それでも夜の10時頃になると足が温まったためか、発熱が平衡状態になったためか悪寒が引き、猛烈に熱さを感じるようになった。頭部は「熱さまシート」で発熱を和らげながら、それでも熟睡できずに、時折枕元に置いたペットボトルの「ポカリスエット」で水分補給した。熱に浮かされていろいろな変な夢を見ながら、今朝を迎えた。発熱して高熱に苦しみながら考えることはいつも似たりよったりで、普段いかにだるいとか体調が優れないといっても、本格的に風邪を引いたときのこのような状態とは違うということだ。それほど、体温が上昇しているときは苦しいものだ。また、身体の免疫機構が風邪のウィルスと体内で猛烈に戦っているイメージのようなものが思い浮かぶこともある。

発熱での体温の上昇は収まったようで、昨日のような悪寒やダルさはなく、食欲も戻ったが、体温は38度近くあり、今日一日も養生することになった次第だ。日中は、PCに取り込んだ音楽を聴いたり、小説を読んだりして過ごした。夕方になって少し腹具合が悪くなったのは風邪のせいか、服薬のせいかよく分からない。

小説では、藤沢周平『密謀』の再読が完了。なぜかスラスラと読めなかった。NHK大河ドラマ『天地人』の原作の火坂雅志(ひさかまさし)著『天地人』(NHK出版)を妻が図書館から借りてきたものを上、中と読んだ。微熱がある時の頭脳の回転でもスラスラ読める文体と叙述で読みやすかった。

音楽では、以前ブログで見かけた何種類かの『平均律クラヴィーア曲集』をiTunesで聴くというのにヒントを得て、iTunesでグールド、リヒテル、グルダのものを取り込んでおいたのを、プロパティの「名前を並び替え」欄にBWV番号を入れることで、3者の演奏を1曲ずつ連続で聴けるようにしてみたのがあるので、それをのんびりと聴いた。この曲集は、すっかり耳なじみになっていることもあるのだが、集中して聴いてもいいし、読書をするときなどのBGMとして聞いてもいい。 

長男の風邪は、その後、咳が残っているが、大丈夫なようなので、私の風邪もこの後、咳の方に向かうのかも知れない。

昨年の秋口から、気管支炎的な風邪が相当長引いて、ひどく難儀したのだが、年末年始の帰省ですっかりそれもおさまったと思ったら、今回の風邪だ。手洗いや紅茶うがいは励行しているが、それこそ不特定多数が乗り合わせる通勤電車と、全国各地からの人々が出入りする会社の事務所、それに家族も多くの人々と同様に接しているので、どこで風邪をもらって来るのか分からないので、予防は難しい。抵抗力を付けるしかないのだろうと思う。

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コメント

たいへんでしたね。お見舞い申し上げます。たしかに、満員の通勤電車に乗る方々は、風邪に注意していても伝染してしまいます。猛烈な吹雪の田舎道をノロノロ走る車通勤も、ありがたいと思わなければいけないですね(^_^;)>poripori

narkejpさん、お見舞いのコメントをありがとうございます。

何とか熱も下がり、食欲も出て来ましたので、ぶり返さないように用心したいと思っております。

風邪の流行っているときには、「人込みに出ないように気をつけてください」と言うアドバイスが必ず出されますが、普通の生活をする限りそれは無理な相談だといつも思っています。現在の自分の年齢、体力と環境からみて、かかるのを予防するのも勿論大事ですが、かかってからの治癒のための抵抗力、免疫力を普段から付けておくようにするのが大事かとは思っています。

私はとんと雪道での運転からは遠ざかっていますが、地吹雪のホワイトアウトには是非ご注意ください。

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