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2009年2月 2日 (月)

ブログの想定読者と身内について

先日の親戚のスケート選手のことを記事にしたところ、今日実家の母から「野菜を送るよ」という電話が掛かって来て、そのついでに「スケート選手の家族がインターネットで検索したところ、ブログとかの記事が出てきて、それを読んでみると、これを書いたのはどうやら親戚の誰からしい。前後の記事を読んでみるとどうやらお前らしいと見当がついたようで、お礼の電話がかかって来たよ。」と言われて、どぎまぎしてしまった。

古代日本からの日記文学の伝統ではないが、日本人は世界的にみてもブログが大層好きらしく、ある調査結果では、世界中の文字を対象にした記録の中で(といってもアルファベットと漢字かなではバイト数が倍違うはずだが、そこはきちんと押さえられているのだろうか?)、日本語のデータが一番多いというものがあったほどで、その背景として、後世の誰かに読んでもらう、(勿論現世の誰かでもいいのだが)という意図で日記を書くという民族的な伝統の一つが表われているのかも知れないと思ったこともあった。

さて、私のブログで読者として想定しているのは、そのような不特定多数の顔も知らない「誰か」で、クラシック音楽関係の記事が多いので、そのような同好の士を無意識のうちに対象としていることが多い。また、自分用の備忘録として、後世の自分宛に書いているという傾向もある。そういうわけで、家族は「父ちゃんは、今日もパソコンに向かって何か書いているようだ」と見てはいるのだが、このブログの存在自体をはっきりとは知らせていない。また、友人・知人にもまったく宣伝はしていない。

今回も、親戚のことを書くと、もしかしたらその親戚の家族からコメントなどの反応があるかも知れないなとは脳裏に浮かんだが、まさか自分の親からそれについて連絡があるとは思いも寄らず驚いてしまった。

とりわけ低俗なことは書いてはいないつもりだが、自分のマニアックな趣味のことや、普段言葉に出さずに考えていることなど、やはり身内に知られるというのは、何とも言えず落ち着かないものだ。

まあ、明治時代の私小説の作家など、自然主義の極致として、自分をモデルに赤裸々にその生活を描写し露悪的とも言われ、それゆえ周囲や家族とはトラブルを数多く起こしていたらしいが、それに比べたらまだまだ罪は軽いのだが、勝手気ままに匿名であまり個人情報を出さないように注意しながら書いてはいても、取り上げる題材からして思想信条の類がにじみ出てしまってはいるので、それらが身内に読まれるというのは、なかなか気恥ずかしいものだと思う。

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コメント

同じく、家族には教えておりませんが、娘は山響がらみで検索して気づいているようです。幸い、息子も妻も、関心を示しません。猫だけが、アホ猫と書かれて気を悪くしたのか、また障子を破りました(^o^)/

narkejpさん、いつもコメントありがとうございます。そうですか、ホニョリータちゃんやご家族の方がよく登場されるので、ご家族公認(?)のブログかも知れないなどと思っておりました。

そうですか、ネコは野性の勘で、少し辛らつな呼び名に対して、抗議をしているのかも知れないですね。「くるみの脳みそ、言うな(;ω;)」とか思っているのかも知れませんよ。

このように、パソコン通信時代から、ネットという電脳空間に向かって匿名で情報を発信するということにすっかり慣れてしまっておりますが、一方では日記のようなものは最も身近な存在である家族にも読ませることは普通ありえません。しかし、ブログはネット上で親しくなった顔も存じ上げない人や不特定多数の人たちを念頭に書いたりしているということは、思えば不思議な営為ではありますね。

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