3月3日の本格的な雪
暖冬だった2008/2009の冬もここに来て寒い日が続く。3月2日の朝日夕刊は、「春 早すぎる」という見出しで、東日本、戦後2位の暖冬 正月に梅 氷上釣り・スキー短縮 夏まで高温の傾向という小見出しを付けていた。その記事によると、都心でも雪が降った2月27日に、気象庁は異常天候早期警戒情報を出して、3月4日から13日、全国的に気温が平年よりかなり高い状態が続くと予想したのだという。
しかし、3月3日の桃の節句(旧暦では2月7日で、旧暦の3月3日は新暦の3月29日になる)の今日は、最高気温が5度ほどで、関東地方では昼過ぎからの雨が、夜8時過ぎには雪に変わったほど寒い一日だった。
雪は南関東のような温暖な地での都市生活には邪魔なものだが、窓の外を次々と白いものが落下している風景は、長野新潟県境で積雪3mもの冬をすごした幼児の頃を思い出させるのか、私にとっては、ひどく懐かしいものだ。
明朝はどのような風景になっていることだろうか?長男の中学校は、遠方から通学してくる生徒もいるので、明日の朝まで雪が続くような大雪の場合には、休校になるとの連絡が携帯メールに入っていた。
今晩聴いている音楽は、カーゾンのピアノ、フェイルスタート指揮ロンドン響によるグリーグのピアノ協奏曲。ノルウェー出身のフェイルスタートは、このCDだけで知っている指揮者だが、カーゾンの孤高で気品のあるピアノに対して、峨峨たる様相のフィヨルドの風景を連想させる荒々しさも見せ、またこの曲のスコアをよく研究しているのだろう、他の多くのこの曲の録音のオーケストラパートよりも多彩な音楽を引き出しているように聴こえる。少しスコアに手を入れているかと思うほどだ。フィナーレでは、カーゾンもフェイルスタートの作る迫力ある音楽と一体になり燃え上がるのを聞くことができる。1959年と古いステレオ録音だがプレゼンスは自然であり、ヒスノイズも少ない。外の雪降りを思いながら聴くとより一層興趣が尽きない。
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